【概要】信州の車中泊旅で立ち寄りたい、おすすめのそば処を車中泊の旅人・ruiさんが紹介。

車中泊雑誌『カーネル』が発行した『車中泊スポットガイド1000』で、中部地方のおすすめ車中泊スポットを紹介してくれたruiさんが、ぜひとも立ち寄りたい信州のそば処を紹介!

教えてくれたのは……ruiさん

画像: 教えてくれたのは……ruiさん

ホンダN-VANをDIYして、年間300日以上車中泊しながら日本全国を旅する人。もともとサウンドデザイナーだったが、旅の風景を写真や映像で撮るようになり、現在はライターとしても活動中。カーネル公認アンバサダー。

旅の達人はうまいそばを知っている! おすすめの信州そば処

画像: 旅の達人はうまいそばを知っている! おすすめの信州そば処

霧下そば/花屋

昼夜の寒暖差が育む自然の奇跡。極上の風味と香り

画像1: 霧下そば/花屋

「霧下」とは地名ではなく、昼夜の気温差が大きい標高500〜700mの高原地帯で、朝霧が発生しやすい山裾の「霧下地帯」のこと。霧がそばの天敵・霜の発生を緩和し、良質なそばが育つ。

画像2: 霧下そば/花屋

野尻湖畔の「花屋」では、100%黒姫山麓で霧に包まれて育った地粉を使い、風味・甘みがとにかく豊かだか、どこか懐かしさも感じる味わい。

住所:長野県上水内郡信濃町野尻36−9
営業時間:8:00~17:00
営業期間:5月~11月(多少前後する可能性あり)、冬季(12月~4月)はロッヂハタノにて営業
定休日:不定休
広い駐車場あり

戸隠そば/うずら家

早朝から予約の行列。車中泊しないと食べられない!?

画像1: 戸隠そば/うずら家

戸隠神社の山門前にある「うずら家」は、そば職人が仕込みを始める早朝5時ごろに店の前に予約票が貼られ、それを待つ行列が4時台からできるほどの人気。

甘皮を取らずに挽く「挽きぐるみ」のそばを使い、薬味に辛味大根が使われる。

画像2: 戸隠そば/うずら家

戸隠で採れる季節の野菜をふんだんに使った天ぷらも美味。予約してから二度寝して開店を待とう。

住所:長野県長野市戸隠3229
営業時間:10:30~16:00(品切れ次第閉店)
定休日:水曜
近隣に駐車場あり

韃靼そば/黒耀

ルチン含有量が通常のなんと120倍血液がサラサラに

画像1: 韃靼そば/黒耀

大きく分けて「甘そば」と呼ばれる普通そばに対し、「苦そば」と呼ばれるのが韃靼そば。ルチンの含有量が普通そばの120倍もあるのが特徴。

画像2: 韃靼そば/黒耀

「黒耀」で使用されている長和町産の韃靼そばは品種改良が進み、苦みがなく、ルチンを保ったまま芳醇な味と香りを携えている。その栄養価の高さを物語る色合いと味わいのそば湯も楽しめる。

住所:長野県小県郡長和町和田3360-1
営業時間:11:30〜15:00(ラストオーダー14:30)
定休日:水曜 ※不定休あり
広い駐車場あり

とうじそば/福伝

鍋で食べるそば最後はおじやに奈川の伝統の味

画像1: とうじそば/福伝

寒さの厳しい奈川集落に伝わる郷土料理「とうじそば」。山菜やきのこ、油揚げや鳥肉を味噌で煮込んだ鍋に「とうじかご」と呼ばれるかごで、そばをしゃぶしゃぶのように温め、具材や汁と一緒に食べる。

画像2: とうじそば/福伝

最後はお米と卵を投じておじやにするのも楽しみのひとつ。食べ方ひとつでまったく新しい料理になり、そばの奥深さを知ることができる。

住所:長野県松本市奈川古宿4233
営業時間:10:30~18:30(※そばが終わり次第閉店)
定休日:水曜
駐車場あり。道中は長い登りの山道

どうづきそば/そばきり道玄

そば本来の味を引き出す全く新しいそばの革命

画像1: どうづきそば/そばきり道玄

そばの実を甘皮付きのまま冷水に2日間つけて、発芽しようとしているところを、日本に4台しかない特殊な機械で生地にする「どうづきそば」。

画像2: どうづきそば/そばきり道玄

そば粉は石臼で挽くもの、という固定概念を覆し、400年以上続く製粉技術を打ち破ったまったく新しいそば。水そばや藻塩などで食べ、そば本来の香りと甘みを最大限に味わえる珍しいそば。

住所:長野県茅野市米沢3863-1
営業時間:11:00~15:00
定休日:木曜
広い駐車場あり

高遠そば/ますや

会津から逆輸入発祥の地に戻ってきた昔ながらの味わい

画像1: 高遠そば/ますや

会津の名物「高遠そば」は、かつて高遠の藩主がそば切りの技術とともに会津に伝えたもので、近年、発祥の地に逆輸入して帰ってきた。

画像2: 高遠そば/ますや

辛味大根の搾り汁と焼き味噌で食べるのが特徴だが、これは本来、畑で採れるものを工夫して食べていたことに由来する。

「ますや」では貴重な「入野谷在来種」のそばもあり、江戸時代の味を楽しめる。

住所:長野県伊那市高遠町東高遠1071
営業時間:11:00~14:30(ラストオーダー)
定休日:火曜 ※不定休あり
広い駐車場あり

行者そば/梅庵

伊那の郷土料理里山で味わう信州そばの原型

画像1: 行者そば/梅庵

「行者そば」は、奈良時代に修験道の開祖・役小角が信州にそばの種子をもたらした伝説に由来する。高遠そばと同じく、辛味大根と焼き味噌で食べるのが特徴。

画像2: 行者そば/梅庵

「梅庵」では、まず塩だけで食べ、次にわさびを乗せて、その後辛味大根をつゆに溶き、最後は焼き味噌も溶いて食べる。そば本来の甘味と風味を伝統の食べ方で味わえる。

住所:長野県伊那市荒井内の屋7088−2
営業時間:11:00〜15:00(ラストオーダー14:00)
定休日:月曜〜木曜
駐車場あり。入り口が細いので大型車は注意

ローメン/萬里、うしお

そばだけじゃない! 自分の味を発見するご当地グルメ

ローメンとは、羊肉と野菜を炒め、蒸した太めの中華麺を加えた伊那地方特有のご当地グルメ。

ローメン発祥の店「萬里」はスープを加えたラーメンタイプで、「うしお」はスープのない焼きそばタイプ。同じローメンでも全く違う味わいになっている。

テーブルに並べられたソースや酢、ごま油やにんにくで自分好みの味を探していくのもローメンの醍醐味。

画像1: ローメン/萬里、うしお

萬里
住所:長野県伊那市大字伊那坂下入舟町3308
営業時間:11:00〜14:00、17:00〜21:00
定休日:月曜
駐車場なし

画像2: ローメン/萬里、うしお

うしお
住所:長野県伊那市荒井3460-1
営業時間:11:30~13:00、17:00~21:30(21:00ラストオーダー)
定休日:日曜 ※不定休
駐車場なし

写真、文:rui 
初出:車中泊スポットガイド1000 

This article is a sponsored article by
''.