キャンプのプロがたどり着いた快適スタイル
![画像: ミッドシップ4WD を採用したホンダZ。生産終了モデルだが、その形と機能性に憧れ手に入れた。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/a7a4936233008bd4cf36cd30f7f6f64a61209e49_xlarge.jpg)
ミッドシップ4WD を採用したホンダZ。生産終了モデルだが、その形と機能性に憧れ手に入れた。
キャンプ場に到着したホンダZから現れたのは、アウトドアブランド「38エクスプロー」を主宰する宮崎さん。
![画像: タープの設営は一方をクルマに、もう一方はポールを使って立ち上げる。ポールを2本使うより簡単だ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/8ba1e22215d2795d8835e0828798b6773c388903_xlarge.jpg)
タープの設営は一方をクルマに、もう一方はポールを使って立ち上げる。ポールを2本使うより簡単だ。
サイトを眺めて、風や日の向きを確認すると、クルマの位置を少し移動して、ラゲッジから荷物を降ろし始めた。サイトに並べられたアイテム点数は驚くほど少ない。
![画像: クルマに取り付けられたラックとタープをロープで接続。特別な金具を使わなくても簡単に接続できる。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/468397e831aee66187465517f2a6c9fc378a4686.jpg)
クルマに取り付けられたラックとタープをロープで接続。特別な金具を使わなくても簡単に接続できる。
「昔はたくさん荷物を積み込んでキャンプに行っていましたが、徐々に荷物が少なくなってきて、今ではこの小さなクルマに積み込める量になりました」という。
![画像: タープの張り綱に自在金具を使うことなく、ハーフヒッチを組み合わせたロープワークでテンションをかけている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/1bc9ad22f47aff3275a69a5d56016bc455ea4f78.jpg)
タープの張り綱に自在金具を使うことなく、ハーフヒッチを組み合わせたロープワークでテンションをかけている。
もちろん、最初はテント泊をしていたというが、最近では、テントを使わない車中泊キャンプのスタイルが多いそうだ。
![画像1: キャンプのプロがたどり着いた快適スタイル](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/98b00ce9f24e1ceb2f8cdc139b1d44f12b3c7775_xlarge.jpg)
アイテム点数が少ないが、なかでも目立っていたのは、大きく頑丈そうなボックス。
その中にキャンプ道具をまとめ、クルマにボックスを積み込むだけで、キャンプの準備が完了するようになっている。海外キャンプ旅行も、このボックスを飛行機に持ち込んで完結しているほどだ。
![画像: コットと蚊帳をセットして、いつでも昼寝できるようにしている。蚊帳は風が抜けて気持ちいいという。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/6f906a5bdb00384a65e3f5111c26fcacc2bcaf45_xlarge.jpg)
コットと蚊帳をセットして、いつでも昼寝できるようにしている。蚊帳は風が抜けて気持ちいいという。
宮崎さんは登山などをしていて、キャンプに目覚めてからは、自身で道具を集めて楽しむようになった、根っからのキャンプ好き。そのアイテム選びにもこだわりがある。
![画像: 焚き火セットも定番となっている。キャンプ料理をするというよりは、焚き火を純粋に楽しむためのアイテムだ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/bda90d084bf93ac53498ef21e732056f10df4b18_xlarge.jpg)
焚き火セットも定番となっている。キャンプ料理をするというよりは、焚き火を純粋に楽しむためのアイテムだ。
「派手なカラーは選ばないようにしています。また、欲しいと思ったものは本物を買うことにしています。妥協して手頃なアイテムを買うと、後で買い直すことになるので」
そして、今ではアウトドアブランド「38エクスプロー」を立ち上げて、こだわりのアイテムを作り出している。
![画像2: キャンプのプロがたどり着いた快適スタイル](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/7eede77ca42670ed3a5a9976cdbaad77e04bb123_xlarge.jpg)
コンパクトに収納できるパッキング性能、いろいろな使い方ができる拡張性など、機能性を追求したギアがラインアップされている。
自作のベッド板で軽の車内でも快適な車中泊
![画像1: 自作のベッド板で軽の車内でも快適な車中泊](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/e22658c30f77024a2c25de3a3aad68a4386ded95_xlarge.jpg)
キャンプ道具を収納した車内の様子。コンパクトな軽自動車でも、後方を確認できるほどスペースに余裕がある。
![画像2: 自作のベッド板で軽の車内でも快適な車中泊](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/cf1af1ae997dc2a3b15097f606b29ea14caec0b6_xlarge.jpg)
シートカバーはOGC。エーモンがアウトドア&クルマをコンセプトに展開するブランドだ。
![画像3: 自作のベッド板で軽の車内でも快適な車中泊](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/8adeb1838c6ea71b303abc871a449d9ff6f3f8f8_xlarge.jpg)
車内のベッドは板とエアマットを組み合わせている。シートを倒して、リアにスペーサーを入れて水平を保つ。
![画像4: 自作のベッド板で軽の車内でも快適な車中泊](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/eab1cd8157b0c3035a5205002cd9eac7cdfe9857_xlarge.jpg)
ベッド用板は自作で折り曲がるようになっている。
![画像5: 自作のベッド板で軽の車内でも快適な車中泊](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/847b9451368b6cd8a4ad509ce5dcb44e3ad3f87e_xlarge.jpg)
この状態が就寝スタイル。
![画像6: 自作のベッド板で軽の車内でも快適な車中泊](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/aabda0755eb36943b858ef695e347b0dab9d3ccf_xlarge.jpg)
リアのラダーはRVR用を利用して加工。
![画像7: 自作のベッド板で軽の車内でも快適な車中泊](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/11034b2377cbe971b9b696266effedfe24c18030_xlarge.jpg)
ベッド用板は桐で作っているので軽量設計。全身をカバーする大きさながら、片手で持てる重量。
![画像8: 自作のベッド板で軽の車内でも快適な車中泊](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/a0ac347dc10caa2958e97490f616e52e2ae34fb2_xlarge.jpg)
車中泊では車内でもくつろげるようにテーブルをセッティング。
※「38explore 宮崎さんの車中泊キャンプスタイル②」ではキャンプ編を紹介します。
![画像9: 自作のベッド板で軽の車内でも快適な車中泊](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/10/19/b0ba8a54515ae88bf7cbfd7e267fe6cf164cdb2e_xlarge.jpg)
ーVAN CAMPER PROFILEー
宮崎秀仁さん
子どもの頃から登山を始め、アウトドアを楽しんできたプロフェショナル。アウトドアプロダクトデザイナーとして「38explore」を主宰する。
写真:中里慎一郎
文:渡辺圭史
出典:カーネル2021年秋号 vol.51