車中泊専門誌『カーネル』では復刊3周年を記念して、2022年9月号vol.56から3号連続で車中泊グッズのモニタープレゼント企画を展開。
ここでは、車中泊の“三種の神器”といわれるシェード、マット、寝袋が当選した3名のレポートを紹介!
アイズ/マルチシェード フロント & リアセット
製品情報
たっぷり中綿を挟んだキルティング生地で断熱性・保温性抜群の「マルチシェード」は車中泊旅の必需品!
アイズの実験によると、未装着車に比べ、「マルチシェード」装着車は冬なら5℃以上暖かく、夏の炎天下は10℃以上も温度上昇を抑える結果に。
外気温の影響を受けにくくなるから車内の温度変化はゆるやかで、エアコン効率よし。おまけにまぶしい光が入らないのでゆっくり眠れる。
400車種にのぼる車種別設計なので、たるみがなく各窓に装着できるのもうれしい。装着は吸盤なのだが、これが軽い力でピタッと吸着できる優れもの。細部にまでこだわっているシェードだ。
モニター:吉本由里子さん(大阪府)
第1回レポート
12月に岐阜県のスキー場に行った際に使用しました。装着はガラスに吸盤で付けていくだけなので簡単。ぴったりサイズで冷気もブロックしてくれます。
シェードはあたたかみを感じる質感で、車内は快適なくつろぎ空間になりました。
愛車のミニチュアクルーズ デニムは後ろの小窓がふさがれているので、鉄板むき出しの部分をカバーするのに活用。
フロントのETC センサーやフロントとバックのカメラが吸盤の位置に重なりそうで、微調整しながら設置しました。
吸盤を外すときはリングを引っ張るだけなので楽々。丸めて束ねるひもが付いているので、スッキリ収納できるのもいいです。
第2回レポート
マルチシェードのおかげで車中泊が快適です。先日、外気温−16℃の長野県・開田高原マイアスキー場で過ごしたときのことを報告します。
朝起きると車内は−4℃。モンベルのシュラフ・バロウバッグ#0とニトリの着る毛布の組み合わせでも初めて寒さを感じ、毛布がもう1枚欲しいと感じるほど。
FFヒーターをつけてからマルチシェードを外しましたが、結露はほとんどなし。窓のくもりも少なく、隣のクルマがはっきり見えました。
そしてマルチシェードを外したあとは窓から冷気を感じ、マルチシェードがしっかり防いでくれていたんだなとありがたかったです。
クルマにはカーテンも付いていますが、マルチシェード使用時はカーテンを閉めません。マルチシェードのシルバーの色と、起毛素材とキルトの感じが温かみがあり好きだからです。
夜にトイレへ行く際も、外側がブラックで車内からの光もれはほぼない状態でした。夜も安心してくつろげています。
防寒と落ち着きと……このマルチシェードはスキー場の車中泊の必需品だと思います。
オンリースタイル/車中泊専用マット標準タイプ
製品情報
2011年3月登場のオンリースタイル「車中泊専用マット標準タイプ」は車中泊に焦点を当てたロングセラーのインフレーターマットだ。
高密度ウレタンフォームを内蔵したマットの厚さは10cm! シートによる段差を吸収するため寝心地のよさは折り紙付き。
空気入れ機能付き収納袋と樹脂製ワンタッチ空気バルブを2個搭載した最新モデルに、着脱式のワンウェイバルブを付けたお得なセットを今回はレポートしてもらった。
モニター:清水大作さん(東京都)
第1回レポート
全体的にガッチリしていて、裏面は滑りにくい素材で安心感あり。説明書では5〜10分で空気が入るとのことですが、付属のカバーを使用して「追い空気」を実行。すると2回くらいで硬くなり、大幅に注入が早い!
愛車のeK(2003年式初期モデル)は、なんとなくシートがフラットになるけれど、段差が半端ない……。
なので外したヘッドレストやクッションを並べてからマットを敷いたところ、段差をまったく感じない! 当初感じたガッチリ感が功を奏している模様。これなら十分に車中泊ができるので次回チャレンジしたい!
第2回レポート
急に世の中が動き始めた影響で仕事が忙しくなり、キャンプだけでなく出かけることさえもできておらず……。
そんななか、ちょっとした時間を見つけて近所の花見スポットへ。車中泊専用マットを使って「桜リラックスアフタヌーンティー」を!
折り曲げて使用しましたが、しっかりとしたつくりなので、めちゃくちゃリラックスできました。なんとか次回は車中泊で利用したい!
ロゴス/抗菌防臭丸洗いウォーマーシュラフ・-6
製品情報
肌触りのよいモイスポリで化繊中綿を挟んだ封筒型寝袋。表側は汚れが付着しにくいはっ水加工、肌面はデュポン社による特殊銀イオン系抗菌加工SILVADURを採用。
こもりがちなにおいやカビを抑えられるうえ、大型洗濯機で丸洗いできるのでいつでもキレイ。
封筒型は首もとが冷えやすいけれど、こちらは大型ネックウォーマーを備えており、冷気の侵入を遮断。秋冬の車中泊での快眠を助けてくれる!
モニター:山崎康弘さん(大分県)
第1回レポート
ハイエースの8ナンバー車から軽バンのダイハツ・アトレーバンにダウンサイジングし、冬装備の一新を考えていたところ、最高のクリスマスプレゼントをいただきました。
収納サイズが大きいので、軽バンに積む際は荷室の最後部にたたんだ状態で載せるのがベスト。転がることもないし、展開も早いです。
車内温度5℃くらいまでは、布団のように広げたまま電気毛布と厚手の靴下で過ごしています。
サイズが190cmもあるので、足先に使い捨てカイロを貼って包み込むようにすると、足先の冷えも心配なし。これなら厳冬期用寝袋を二重にしなくてもしのげるかも!
第2回レポート
登山のため車中泊へ。九州といえども標高の高いところでは0℃を軽く下回ります。早朝の車外気温−5℃、車内−3℃という環境で使ってみました。
ユニクロのヒートテックインナーと薄手のインナーダウン、裏地付きの暖かいパンツ、靴下といスタイル。足先をダウンジャケットで巻けば、早朝でも寒さを感じることがありませんでした。
寝袋の二重使用は卒業できそうです。通常は豆炭あんかや湯たんぽを使って、さらにポカポカ車中泊を楽しんでます。
文:大森弘恵、SOTOBIRA編集部
初出:2022年9月号vol.56(一部)、2023年3月号vol.59