【概要】コーヒー好きのアウトドアライターがおすすめするアウトドアドリップポット11選。製品の特徴、スペックなど。コーヒードリップのポイントも。

キャンプでコーヒーにこだわるなら「ドリップポット」が必需品

画像: キャンプでコーヒーにこだわるなら「ドリップポット」が必需品

ドリップコーヒーを淹れる際は、コーヒー粉の中央に湯で「の」の字を書くように、細くゆっくりと注ぐのが基本。

そのためには、一般的なケトルではなく、湯を少量ずつ細く注げるドリップポットが必需品となる。アウトドア用に特化したものもたくさんあるので、好みのモデルを探してみよう。

しかしドリップポットがあれば、おいしいコーヒーが淹れられるわけではない。きちんとポイントを押さえておかなければ、せっかく手に入れたドリップポットも宝の持ち腐れだ。

重要なのは注ぐ湯の温度。高すぎると雑味が出てしまい、低すぎるとコクがないコーヒーになってしまう。一般的な推奨温度は約93℃なので、温度計を使って湯温を測るといいだろう。

さらに湯は中心に注ぐこと。フィルターに湯をかけると、成分を抽出しないまま湯が落ちてしまい、味が薄まってしまう。

淹れ終えたあとのドリッパーを見て、粉の層が均一な厚さで残っていれば、上手に淹れられた証拠だ。

コーヒードリップのポイント

画像1: コーヒードリップのポイント

①温度計で湯温を測る
コーヒーを淹れる湯の適温は約93℃。調理用の温度計を使えば、正確な温度を測ることができる。

画像2: コーヒードリップのポイント

②細く真っ直ぐに注ぐ
湯はコーヒー粉に向かって垂直に落ちるように注ぐ。そうすることでコクのあるコーヒーに仕上がる。

画像3: コーヒードリップのポイント

③淹れ終わりにも注目
淹れ終えたドリッパーに残った粉が、どの部分も均一な層になっていれば、上手に淹れられた証拠。

アウトドアドリップポットカタログ

ハンドドリップには欠かせない! キャンプで活躍するアウトドアドリップポットを紹介!

ゼブラン/計量ドリップポット Zebrang

画像: ゼブラン/計量ドリップポット Zebrang

スケールを使うことなく正確に湯量が量れるドリップポット。沸騰した湯を注ぐだけで、適温の93℃になるのもうれしい。

価格:1650円
サイズ:177×78×128mm
重量:200g
実用容量:350㎖
【問】ハリオ商事

ハイマウント/コーヒーポットウィズ ワイヤーハンドル300㎖

画像1: ハイマウント/コーヒーポットウィズ ワイヤーハンドル300㎖

湯を細く落とせる注ぎ口ながら、コンパクトに設計されているので収納しやすい。ひとまわり大きな480㎖(2860円)もある。

画像2: ハイマウント/コーヒーポットウィズ ワイヤーハンドル300㎖

吊すのに便利なワイヤーハンドル付き。

価格:2420円
サイズ:130×95mm(底面直径75mm)
重量:180g
満水容量:300㎖
【問】ハイマウント

KOGU/ワンドリップポットPro

画像: KOGU/ワンドリップポットPro

曲がりが大きな独特の形状で、湯を真下に落とすことができる1杯専用のドリップポット。どれだけ傾けてもほぼ垂直に注げる。

価格:4950円
サイズ:210×82×98mm
重量:175g
実用容量:300㎖
【問】下村企販

キャプテンスタッグ/アルゴ ドリップポット 木柄600㎖(ブラック)

画像: キャプテンスタッグ/アルゴ ドリップポット 木柄600㎖(ブラック)

ハンドルとフタのつまみに天然木を採用したモデル。持ち手が熱くならないだけでなく、あたたかみのあるデザインも魅力。

価格:8580円
サイズ:250×92×148mm
重量:430g
実用容量:400㎖
【問】キャプテンスタッグ

オレゴニアンキャンパー/ヘキサポット 600㎖( シルバー)

画像1: オレゴニアンキャンパー/ヘキサポット 600㎖( シルバー)

好みの湯温がひと目でわかる温度計付きのモデル。温度計はフタのつまみと付け替えが可能。カラーはブロンズ(7150円)もある。

画像2: オレゴニアンキャンパー/ヘキサポット 600㎖( シルバー)

温度計はフタのつまみと付け替えられる。

価格:6380円
サイズ:95×95×80mm
重量:400g
満水容量:600㎖
【問】トラウター

ハイマウント/ドリップケトル 600㎖

画像: ハイマウント/ドリップケトル 600㎖

平型形状で底面が広いので、効率よく湯を沸かすことができるアルミ製のケトル。注ぎ口が細いのでドリップが楽にできる。

価格:3080円
サイズ:170×95mm(底面直径130mm)
重量:140g
満水容量:700㎖
【問】ハイマウント

スノーピーク/フィールドバリスタ ケトル

画像1: スノーピーク/フィールドバリスタ ケトル

短いながら湯を細く注ぐことができる注ぎ口と取り外しができるハンドルで、高いパッキング性能を実現したドリップケトル。

画像2: スノーピーク/フィールドバリスタ ケトル

フタは本体にかけておくことができる。

価格:1万3750円
サイズ:210×130×180mm
重量:540g
満水容量:1000㎖
【問】スノーピーク

TSBBQ/スクエアケトル

画像: TSBBQ/スクエアケトル

薄型で収納性の高いスクエアなケトル。フタのつまみを排除して天面をフラットに設計している。注ぎ口は少量でも注ぎやすい形状を採用。

価格:7920円
サイズ:160×160×51mm
重量:597g
実用容量:700㎖
【問】山谷産業

コールマン/エナメルコーヒーポット

画像: コールマン/エナメルコーヒーポット

コールマンとアルペンがコラボしたドリップポット。においが移りにくいホーロー製なので、コーヒーの味や香りをそのまま楽しめる。

価格:3835円
サイズ:210×110×200mm
重量:460g
実用容量:700㎖
【問】アルペン

ロゴス/レイリー・ホーロードリップケトル 1.1L

画像: ロゴス/レイリー・ホーロードリップケトル 1.1L

やさしい色合いとレトロなデザインがかわいいホーロー製ケトル。細口の注ぎ口は湯量が調節しやすく、ハンドドリップがしやすい。

価格:5980円
サイズ:110×210×195mm
重量:500g
満水容量:1100㎖
【問】ロゴスコーポレーション

楽歩京都/森乃雫

画像1: 楽歩京都/森乃雫

マグカップやクッカーなどに取り付けるだけで、湯を細く注げるチタン製ドリップ用注ぎ口。表面加工の違いで価格も変わる。

画像2: 楽歩京都/森乃雫

手持ちのマグカップがドリップポットに早変わり。

価格:1万3500~1万8000円
サイズ:46×27×16mm
重量:8.5g
【問】楽歩京都

文:牛島義之 
初出:GARVY2022年12月号 

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