【概要】ヘリノックスの「フェスティバルチェア」をレビュー。キャンプでのリラックス度や収納性&持ち運び、気になる点などを紹介。
キャンプでのんびりゆったり癒やされるチェアはどれだ!?
気になるキャンプギアを調査する「GARVY LAB.」(GARVY2021年8月号掲載)では、リラックス度の高いキャンプチェア6製品に注目!
今回は下記製品のなかから、ヘリノックスの「フェスティバルチェア」のを紹介!
<インプレした6製品>
・コールマン インフィニティチェア
★ヘリノックス フェスティバルチェア ←今回紹介
・クオルツ フットアップリクライニングチェアメッシュ
・ニーモ スターゲイズ リクライナー ラグジュアリー
・ホールアース クラムチェア
・ロゴス Tradcanvas スウィングチェア
フィールドと一体感を得られる超ロースタイルチェア
ヘリノックスの「フェスティバルチェア」を初めて見たのは、今年2月の新製品の展示会だった。
「またグラウンドチェアを出すんだ」くらいの感想だったが、担当者の「ちょっと座ってみてくださいよ」の誘いで腰かけてみると……これは思った以上にリラックス度が高い⁉ と、今回借りてみた次第。
フィールドで改めて座ってみると、深めにはまる臀部と背もたれの角度が絶妙で心地いい。これは下部フレームのレバーをいちばん後ろにスライドした状態。目線の先には地面から空まで入り、リラックス感を後押しする。
バーを前方にスライドさせると座面がぐっと下がり、地面と平行に近い角度に。脚を投げ出して座ったり、あぐらをかいたりと、自由度が高い。
深めの座面角度にしたとき、頭までカバーする背もたれがあると、さらにリラックス度が高まるか?とも思ったけれど、製品名のとおり野外フェスなどで移動しながら使うことを考えたら、背もたれ低めのこのコンパクトさがいいのだと思う。
リラックス度CHECK! ① 座面角度は好みの位置で!
レバー位置は写真右が最前方、左が最後方。座面角度の違いが一目瞭然。深めゆったり/座椅子風と、座り心地のタイプが変わるのが楽しい。
レバーは好みの位置にできるが、座ったままだとスライドできない。レバーのフレームは角型を採用。
リラックス度CHECK! ② 座椅子風だけど座椅子にあらず!
レバーを最前方にセットした状態。座椅子のようだけど、地面すれすれの座面と背もたれの角度によって、チェアらしい座り心地も。脚を投げ出せる心地よさと、フィールドとの一体感もいい。
気になった点
上の写真のようにセットすると、座面がけっこう地面ギリギリ(着いてはいない)。体重重めの人だと、お尻が地面に着いてしまうのか?
収納性&持ち運び
組み立て式でヘリノックスらしいコンパクトさは健在。さらにスタイリッシュなロールトップ式の収納ケースが付属。ショルダーストラップは長さ調整ができ、斜め掛けもOK。
製品データ
使用時サイズ:約55×54×H46cm
重量:約1.37kg
耐荷重:約100kg
【問】モンベル・カスタマー・サービス
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1822280
※製品情報は2021年6月末現在のものになります
写真:中里慎一郎
文:横山穂波(カーネル)
転載元:GARVY2021年8月号(7月9日発売)