ショップの人に教えてもらおう!
キャンピングカーが欲しいという想いだけで、即刻購入できる人は決して多くない。では、最初にすべきことは何かといえば、手っ取り早いのがレンタル。
そこで、キャンピングカービルダー・ミスティック湘南店が運営するキャンピングカーレンタル「マクレント平塚ステーション」を訪問! ミスティック湘南店の功刀(くぬぎ)大輔店長に、借り方や注意点などを教えてもらったぞ!
マクレント平塚ステーション

東名高速の厚木ICからクルマで約10分。アクセスも良好の『マクレント平塚ステーション』。レンタルの際は、自分のクルマを同店の広大な敷地内に駐車可能。これも安心材料のひとつといえるだろう。
・所在地:神奈川県平塚市大神2360
・TEL:0463-74-4726
・営業時間:9時~18時
・定休日:月曜日、第2・第4火曜日
・URL:マクレント平塚ステーション
※営業時間、定休日などは変更の場合もあります。店舗に直接ご確認ください

キャンピングカーレンタルについて教えてくれたミスティック湘南店・功刀大輔店長。
教えてくれたのは…… ミスティック湘南店 功刀大輔店長
今回の取材に対応してくれたのは、ミスティック湘南店の功刀店長。キャンピングカーに関する知識が豊富な、頼れるアニキ的存在だ。
キャンピングカーのレンタル、まずすべきことは……?
キャンピングカーを借りたいと思ったら、最初にすべきはウェブサイトからの予約。今回取材に協力いただいたマクレントに限らず、昨今のレンタカーはウェブ予約が当たり前だから、まずはウェブサイトをチェックしよう。
ただし、車のサイズがイメージしづらいというお客さんも多いらしく、レンタル前に来店して下見する人も決して少なくないんだとか。その他、レンタル時の流れについては追って紹介していくが、何ひとつ難しいことはないのでご安心を。
レンタル時の注意点は何か? 功刀店長曰く「何人乗るのか? ペット同乗可能か? といった部分はチェックしておきたいですね。あとは、返却の時間に間に合わなそうな場合でも決して焦らないこと。焦って事故を起こしてしまっては元も子もありませんから、どんなときも安全運転で!」
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キャンピングカーのレンタル手順
キャンピングカーのレンタルは、乗用車のレンタルと何が違うのか……。といっても、大きな違いはないというのが答えだ。さっそく、手順を追って説明していこう。
①予約の前に、借りたい車種をチェックしておこう
「事前にクルマを下見に来るお客様もいらっしゃいます」と功刀店長。まずはマクレントのWEBサイトでキャンピングカーのスペックを確認。
マクレント平塚ステーションでは、以下の4種類のレンタルキャンピングカーを用意している。予算、目的、乗員数を加味して、借りる車種を決めよう。
ファミリー・スタンダード

乗車定員:最大5人
就寝定員:最大5人
参考燃費:8~10km/ℓ
最大積載重量:275kg
レンタル料金(24H):2万3000円~
アーバン・ラグジュアリー

乗車定員:最大5人
就寝定員:最大4人
参考燃費:12~13km/ℓ
最大積載重量:275kg
レンタル料金(24H):2万円~
コンフォート・スタンダード

乗車定員:最大6人
就寝定員:最大6人
参考燃費:9~11km/ℓ
最大積載重量:330kg
レンタル料金(24H):2万3000円~
コンフォート・プラス

乗車定員:最大6人
就寝定員:最大5人
参考燃費:9~10km/ℓ
最大積載重量:300kg
レンタル料金(24H):2万5000円~
②インターネットから予約!

レンタルしたいキャンピングカーが決まったら、マクレントのウェブサイトで予約手続き開始。
③追加オプションの選択と必要情報を入力

追加オプションでベッドセット、タオルセット、ディッシュセット、チェア&テーブルなどのレンタルも可能。まさに“手ぶらで車中泊OK”といっても過言ではない。
あとは氏名や住所、電話番号などの個人情報、支払い方法などを入力すればOK。
④店舗へ! レンタル前の各種説明は約30分、注意事項を聞き漏らすな!


レンタル前のキズの有無を確認する、外観チェックは乗用車のレンタルと同じ。キャンピングカーのレンタルでは、室内外装備の解説はもちろん、リビングからベッド(ベッドからリビング)への組み換えなど、特殊な内容が多岐にわたることから、出発前の説明に30分ほど要すると思っておいたほうが無難。早く出発したい気持ちを抑えて、しっかりと説明に耳を傾けるようにしよう。
⑤最後は誓約書にサインすればOK

ひと通りの説明を聞き終えて、誓約書にサイン。各種説明書類を受け取れば手続きは完了! 意外と簡単でしょ? さっそく、キャンピングカーで出発進行だ~!
初めてのキャンピングカーで注意すべきポイント

「高さの感覚が一番つかみづらい」とは功刀店長。今回の車両は高さ2.7mだったが、数値以上に高く感じられた。
普段みんなが乗っている乗用車とはサイズや重さが大きく異なるキャンピングカー。乗用車の感覚でキャンピングカーを運転すると、思ってもみなかったトラブルに発展することもあるので要注意!
特に、キャンピングカーならではともいえるのが、キャンパーシェルの「高さ」と「リアオーバーハングの長さ」。慣れるまでには少々時間がかかるだけに、最初のうち(だけではないけれど)は慎重な運転を心がけるようにしよう。


キャンピングカーのルーフに装備されている換気扇。
外観チェックでは、お客さんにルーフ上で出っ張っている、換気扇を実際に見てもらう。高さに対する注意も促している。

室内の汚れが激しい場合は、追加料金徴収の対象になることも。室内はレンタル時に借りるお掃除セットで常にきれいに!
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こちらも注目! 車中泊に特化した各種サービスが続々スタート!
その1 キャンピングカーを含む車中泊仕様のカーシェアサービス『バンシェア』開始
車中泊スポットとして登録された民家などの駐車場や空き地を、検索・予約・決済できるシェアサービスを提供するCarstay。車中泊可能なクルマをシェアできる新サービスの『バンシェア』スタートさせた。レンタルよりも比較的安価で利用できるのが、メリットになりそうだ。
その2 自由で新しい旅のカタチを提案する車中泊レンタカー『ニコ泊』がスタート
ニコニコレンタカーでおなじみのMICは、直営6店舗で車中泊レンタカーの『ニコ泊』の予約受け付けを開始。ニコ泊の車両には、広い室内スペースを誇るダイハツ・WAKEを採用して、車中泊ファンのサポートを行っている。2020年は車中泊対応車両を増やしていくとのことで、サービスの拡大に期待したい。
写真/鈴木信行
文/加藤文晶
取材協力/マクレント平塚
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