展示会「TOKYO TENT EXPERIENCE(トーキョーテントエクスペリエンス)」に潜入!
2020年1月22日~23日、東京・若洲公園キャンプ場で2020秋冬~2021年に発売される新製品展示会「TOKYO TENT EXPERIENCE(トーキョーテントエクスペリエンス)」が開催された。
会場にはローベンス、テンティピ、ムラコ、パーゴワークスなどのテントや焚き火台がズラリ。屋内の展示会とは異なり、テントのサイズ感や張り方アレンジを確認できるし、焚き火だって実際に火を入れることができる。バイヤーに大いにアピールする場となっていた。
ライターが気になった2020秋冬~2021年発売のキャンプ新製品を、バイヤーやブランド別に紹介!
スライブ
ドイツのヘイムプラネット(空気で建てるテント)、ロシアのローザベトルフ(チタンやステンレスのクッカー)、ノルウェーのイーグルプロダクツ(底に銅を用いたケトルなど)ほか、海外のちょっとめずらしいアウトドアブランドを扱うスライブ。
![画像1: スライブ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/a6bb8f53ee1f7cdd1ed9282e49d704b2d577d1e3_xlarge.jpg)
カナダのスポルテスアウトドアツールズ社「ファイヤーウォール」は2019秋より風防がセットとなり、寒い時期にも熱を蓄えやすく、より美しく燃焼する。28,000円。
![画像2: スライブ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/542792f0185dd7afca054b9dbe973f6f1261dafe_xlarge.jpg)
イスラエルのバイヤーストーブ社のコンパクトロケットストーブ。小さく持ち運べるけれど30〜40cmの薪が入る。14,800円。
![画像3: スライブ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/f2ed2b7be7ecad536c74cff7b2c0c02ca0e92123_xlarge.jpg)
ドイツのチャン社製「SOSWA 2P」。ハンドメイドのコットン製テントで1〜2名就寝のかわいいサイズ。別売のポールでセンターを突き上げて設営するほか、吊り下げてもいい。受注生産。138,000円。
アブレイズ
Gストーブほかアウトドア用薪ストーブ、木質ペレットを扱う携帯型オーブンなど、火にまつわる道具を中心に輸入しているアブレイズ。
![画像1: アブレイズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/da7acc69b13fbb1c071df0f45b2f844ca49139b1_xlarge.jpg)
![画像2: アブレイズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/9e54bb8d2cfcc7afb87bfa5386ddaa21012509cd.jpg)
台湾発の「ワーク・タフ・ストーブ」。大型窓を備えた炎が見えるタイプが登場した。380サイズが45,000円、500サイズは56,000円。
![画像3: アブレイズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/c8175f523ca4a5eb00c31e335821e26d8c944f61_xlarge.jpg)
エリスキャンバステントの「トラックテント」。名前の通り、ピックアップトラックに接続させて使うテントで、アメリカでのハンドメイド! しかも、インド製の高品質サンフォージャーの100%コットンを採用しており、紫外線や炎に強いのが特徴。コットン生地の中でも防水性が高いそうだ。
![画像4: アブレイズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/0a121603014c9879aac9f22ac8ddc1d783768dc3.jpg)
ポールといい生地といい武骨な雰囲気が漂う。あるハリウッド俳優が「こんなテントがほしい」と相談し、エリスキャンバステントが作成したのだが、まだその俳優は手に入れていないという逸話も楽しい。
ニュートラルアウトドア
軽くて扱いやすいコットン化繊の白いワンポールテントやベル型テントで有名なニュートラルアウトドア。昨年はTCシリーズに驚かされたが、これが絶好調だったという。
![画像1: ニュートラルアウトドア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/6b129562bffedbe770be7d47993106affe60edce.jpg)
「TCテント3.0」。直径3mとなり、ファミリーにちょうどいいサイズ。色も落ち着いていて、室内でゆっくり過ごせる。58,000円。
![画像2: ニュートラルアウトドア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/f1236450323cd70f3bb6efbf7f7408d0f9171150.jpg)
TCテント用の吹き流し式チムニーアダプターが登場。写真は試作品。実際の製品はブラックで発売予定だ。特殊耐熱生地のおかげで熱に強い。9,000円。
ほかに、手持ちのポータブルバッテリーをつなげて温かく眠れるヒートシュラフ、生地にエアーを充填して心地よく眠れるエアーベンチコットなども発売予定だ。
トレイルヘッド
ローベンスの正規代理店であるトレイルヘッドは、できたてほやほやの新作を展示。どちらも4〜5月に発売予定だ。
![画像1: トレイルヘッド](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/30f14821edb512e70063838039902044b93dfd9d_xlarge.jpg)
トレイルヘッドからの要望で誕生したウインドスクリーン。上部が透明なので、近づいてもさほど圧迫感を感じない。
![画像2: トレイルヘッド](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/8418ce81605e7bca3c71fc71ae8d4fb926766d76_xlarge.jpg)
こちらもトレイルヘッドがローベンスに相談したというレクタングラータープ。
陣幕もこちらのタープも日本に届いたばかりのサンプルで、値付けもまだとのこと。気長に待とう。
ファイヤーサイド
ファイヤーサイドといえば、言わずと知れた薪ストーブの老舗。ずらり並ぶ薪ストーブとアクセサリーに混じって、オージーピッグを発見。
![画像1: ファイヤーサイド](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/9449f1d89c7a1642112f6d634cddccba899ed1d2_xlarge.jpg)
かわいいデザインと豊かなオプションで人気のオージーピッグだが、ファイヤーサイドは一目で「煙が逆流しやすい」という弱点を見抜き、昨年末より煙突の径を最適化してもらった日本仕様のオージーピッグを販売。39,000円。ちなみに上にセットされていいるのは、回転させながら肉などを焼ける別売の専用ロティサリー。
![画像2: ファイヤーサイド](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/d2561ae909f7bfa625018c96bbd876c1eb73a43c_xlarge.jpg)
消防用ホースをリサイクル利用したファイヤーホースプロダクツとのコラボアイテム。
消防用ホースは数年に一度、点検・交換しており、平和な地域では未使用のまま期限が切れてしまうことも。そうした消防ホースを素材にしているので、一点もの! ファイヤーサイドではその耐久性、防水性に目をつけて、ログキャリーほかストーブの道具を持ち運ぶバッグを作成したそう。
ムラコ
ムラコと言えば黒のイメージが強いけれど、2019年秋よりZIZのグレー版が登場。
![画像1: ムラコ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/2f4115216efdfb60f2a2525aa28059a1c1f8998f_xlarge.jpg)
適度に遮光性を持たせつつ、迫力を薄めた絶妙なカラーとなっている。もうこれで周囲への威圧感がなくなったかも。
![画像2: ムラコ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/76bfd12a413da3896f345bb7eb24c11a3688ee60_xlarge.jpg)
山岳用テント「ラピードX1」。同社らしいグレーとブラック、視認性を重視したオレンジの3色あり。韓国・ユナン社と共同開発したセンターハブを用いて、上部空間がゆったり。インナーはメッシュタイプも選べる。1人用43,000円、2人用48,000円。
![画像3: ムラコ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/a91ccaad3f103a4a5ea2e407e46276577e75c52f.jpg)
2020年より発売の「オクタ4スパーク」を展示。定評のタープを難燃素材にしたもので、これでサテライトファイヤーベースの近くに張っても安心。ムラコの世界観を満喫できるというわけだ。
ファロスインターナショナル
テンティピやベルガンスなど、雰囲気のいいアウトドアブランドが得意なファロスインターナショナルは、ベルガンスのテントのほかにランタンを多数展示。
![画像1: ファロスインターナショナル](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/3eef01bd1ea12a6a0cab4d2601e53548de455a69_xlarge.jpg)
球体部分が回転し、ランタンにもスポットライトにもなる「ウェルテフレー ガイドライト」。15,400円(税込み)。光は無段階で調整でき、最大光量は140ルーメン。Micro-USBケーブルで充電する。防滴仕様。
![画像2: ファロスインターナショナル](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2020/03/04/46d974166785623c3d1c51cb386894a6d63ae804_xlarge.jpg)
ランタンはハイテクなUSBタイプと写真のようなオイルランタンに人気が二極化。
奥はスウェーデンの都市の名を持つカールスクルーナランプファブリック社のオイルランプ。幅広のウィック(芯)を持ち、コンパクトだけれど明るい。
手前はヴェイパラックス社の加圧式灯油ランタン。加圧式ランタンはゴーッという音がするものが多いが、こちらは想像以上に静か。静かなキャンプサイトでも使いやすい。
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2020秋冬~2021年の新作はもちろん、ひとあし早く2019年末より販売されたアイテムも盛りだくさん。秋冬新作は、早ければ2020年の夏には販売開始となる。今からソワソワしながら待ちわびよう。
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