車中泊の達人は車内の小物類をどのように収納しているのでしょう? 「今すぐできる」「手軽にできる」に特化した、小物類の収納テクニックを紹介! 達人のテクを参考に、車内を整理整頓!
衣装ケースをそのまま利用
まずは自宅にある衣装ケースをそのまま車内に持ち込んで使用する例。
ホンダ・バモスホビオのオーナーは、衣装ケースを2段重ねで活用。下段側のボックスは、テーブル天板の支えも兼用している。
上写真はそのアップで、中身を整理し、棚の飛び出し防止に金具をうまく使っている。
‘96年式ハイエースに乗るオーナーが車内に置くのは、こちらも衣装ケース。走っているうちに引き出しが出てきてしまうので、前部をゴムバンドで固定することでそれを防止。使い勝手に優れたテクだ。
天井高を生かしたルーフ収納
ホンダ・フリードスパイクのオーナーの手による天井ラック。棚板は調理器具などをかけるワイヤーネット。これを純正アクセサリーのレールにS字形の吊り下げ金具と結束バンドで装着。
200系ハイエースのオーナーの例。天井の収納棚は車両後部側だけなのだが、収納容量にかなり余裕がある。写真は就寝時だが、フロアから収納棚まで65㎝あり、窮屈感はまったくなし。
アウトドアテーブルで収納力アップ!
トヨタ・ポルテというコンパクトカーで車中泊をこなしているオーナーは、ラゲッジにアウトドアテーブルを使って収納力をアップ。荷室の高さを生かした収納スタイルで、テーブルはたまたま愛車の荷室サイズにジャストフィット。おかげでテーブル下には余裕のあるスペースが生まれている。
テーブルは置いているだけでなく、このクルマのラゲッジに標準で備わっているフックとロープでがっちり固定(下写真)。走っている時も荷物はしっかり安定している。
100均ラックで整理整頓
軽自動車のスズキ・アルトラパンで車中泊をしているオーナーは、ラゲッジに100均ショップで購入した収納ラックをセット。100均の駐車場で組み立てながら、パーツをそろえたそうだ。
荷室高を有効に使った収納スタイルで、大半の車中泊アイテムを収めている。フロアにはスノコが敷かれており、このスノコは引き出し式のリアゲートテーブル用のスライド金具が装着されている。テーブルの前には調理道具が入っているので、機能的になっている。
コンテナを使った技アリの収納テク
オーナーはトヨタ・プリウスで車中泊をしている方で、いつも持っていくのがこのコンテナ。コンテナには自作のカスタムが施されており、端には指が引っかけられるように、小さな金具をボルト留め。そして下の4カ所に小型のキャスターを固定。そうすると荷物をボディに押し込めるので、車中泊時には広々としたスペースが生まれるのだ。
100均のアイテムでちょい収納
100均では樹脂製の台所用小物入れがある。写真のようにマグネットが付いているタイプは車内の鉄がむき出しの部分なら、どこでも固定することができる。このマグネット、意外に強力で走行中は振動で外れることもないのだ。
※当記事は『CarNeru(カーネル)特選! 安全・快適 車中泊マニュアル』の内容を一部抜粋、再編集したものになります
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