【概要】ゴードンミラー モータースが2022年11月22日に発表した新型車両「VAN S-01」の紹介。軽バン、ダイハツ・ハイゼットカーゴがベースのモデルでバンライフ仕様。コンセプトや内外装の特徴など。

待望のソロ車中泊カー「GMLVAN S-01」は丸目で雰囲気よし

お気に入りのギアが詰まったガレージをイメージする「ゴードンミラー(GORDON MILLER)」のオリジナルカーレーベル「ゴードン ミラー モータース(GORDON MILLER MOTORS)」に新しいバンが登場だ。

トヨタ・ハイエースベースの「GMLVAN V-01」、日産・NV200ベース「GMLVAN C-01」に次ぐ第三弾で、ダイハツ・ハイゼットカーゴベースの「GMLVAN S-01」。「V-01」と同じ愛嬌のある丸目がポイントだ。

ボディカラーはアウトドアシーンで人気のオリーブドラブとコヨーテの2色から選べる。

ゴードンミラー担当者は「S-01のSはSmall・Simple・Smart・SoloのSを意味しています」と話す。

「イベントでV-01、C-01を展示していると、雰囲気がいいけれどソロで使うには大きいというお客さんが多かったんです。だったら軽バンで作ろうよと企画していたところ、たまたまイベント出展で隣り合わせたダイハツさんから、いっしょにクルマを作りませんかと声をかけていただき、本格的にスタート。だから新型ハイゼットカーゴの開発も少しお手伝いしているんですよ」

そのため内装のカラーも特別にダイハツによる塗装で統一感を持たせている。天井や荷室のサイドには断熱材を装備し、カーテンも標準装備。暑さ・寒さを和らげる工夫が施されている。

天井や壁はV-01、C-01と同じアカシアの無垢材。ミツロウを塗って保護すれば、美しく雰囲気のよい風合いに育つ。

深みのある色は重厚感があるが、比較的軽くてクルマの内装にはもってこい。しかもアカシアは10年ほどで木材にできるほど成長が早く、SDGs的にも合格だ。

床は濡れたボードや釣り道具を気兼ねなく置ける、防水・防汚加工でつなぎめのないシート。

ラゲッジ後方には、両側に耐荷重約10kgのテーブルが装着。天板の上に板を載せてもいいが、耐荷重10kgのテーブルが2枚だからといって、耐荷重が20kgになるわけではないとのこと。

2列目シートをたたむと178×131cm、助手席をもっとも前にスライドすれば193×131cmとなりゴードンミラーのコット(64×190×H42cm)がピッタリ入る!

コットに座っても圧迫感がないし、片側テーブルも使いやすい。

手持ちのポータブル電源をつないで天井のLEDダウンライトを操作。

「V-01、C-01のお客さまより、室内LEDが明るいというご指摘がありました。イベント会場や街中ならいいんですが、たしかにキャンプ場では明るくて眠りにつきづらいとわかり、S-01は調光ライトにしています」

ハイゼットカーゴの荷室は奥行き100.5cm、幅141cm、高さ125cmで軽ナンバーワンの積載量を誇る。

容量が変わっても高さ(35cm)・奥行き(39cm)がそろう「ゴードンミラー スタッキングトランクカーゴ」なら3列×3段入る! 

「ゴードンミラー スタッキングトランクカーゴ」はフタがフラットだし耐荷重100kgだから、床置きしてマットを敷き、ベッドにしてもよさそう。

ユースフルナットを活用すれば、釣り道具やサーフボードなどを吊せるようにしたり、フックを取り付けたりして自分が使いやすいようにアレンジできる。

LEDとスマホ充電だけか、冷蔵庫やIHも使うかはオーナー次第なので、ポータブル電源はあえて非搭載。自分のスタイルにあったものを選んでほしいとのことだ。

人気アイテム「ゴードンミラー コーデュラ フロント シートカバー」。S-01ではコレと同じ生地を使用しておりゴードンミラーの小物たちと相性抜群。耐久性があり、難燃加工を施している。

運転席と助手席の裏にはウェビングが装備されている。小物を吊しておけるし、ミリタリーものに装備されていて、ポーチなどを取り付けられる“PALS”みたいでちょっとカッコいい。

「ゴードンミラーの小物はこうしたウェビングを使ったものが多く、世界観がそろいます」(ゴードンミラー担当者)

12インチフルホイールキャップ(黒スチール)が標準装備で、アルミホイールはオプション。