軽トラックをベースにしたキャブコンタイプのキャンピングカーが、この「モーニングワン キャンパージャスト」だ。
特殊車両を多く多く手がけるマツダオートザムのディーラー・新相武のオリジナルキャンピングカーでもある。
このモデルの一番のポイントは、コスパ良くキャンピングカーを楽しめることだろう。標準装備として、ポップアップルーフやリアクーラー、さらには外部AC電源にシンクまで備わっている。
ポップアップルーフは収納した状態で、全高が1970mmと立体駐車場にも収めやすいサイズ。都心に住んでいても、このサイズなら駐車場に困ることは少ないだろう。
また、これからの時期に大活躍するのがリアクーラー。ペットとクルマ旅をするときにも重宝する装備だ。
車内は限られた空間を有効に活用するため、多くの収納スペースが備わる。シンクの下や天付収納など、車内インテリアの美観を損なわずに取り付けられている。
このキャンパージャストは、クルマ旅を楽しむための標準装備がぎっしり詰まっている。初めてのキャンピングカーや、普段使いもしたいというユーザーにピッタリのコスパに優れた一台だ。
「モーニングワン キャンパー ジャスト」注目のポイント
ポップアップルーフには、2名がくつろげる空間が広がる。メッシュ窓や照明も付いているので、快適に過ごすことができるだろう。
ホワイト基調のインテリアとアクリル3面窓から差し込む光が多く、室内は明るい雰囲気。
リアクーラーは室内のインテリアを損なわずに、スッキリと収納されている。
窓に網戸も装備されたエントランスドア。換気ができ、不快な虫の侵入を抑えることができる。シューズボックスはエントランスの横に設置され、とても使いやすい。
105Aのサブバッテリーに、インバーターは1500Wが標準装備。走行充電システムと外部AC入力も備わっており、電気が使いやすい環境。
外部AC電源入力は、電源施設が整ったスポットで車中泊をする際に便利だ。長期のクルマ旅には欠かせない装備のひとつ。
ブランド名の「モーニングワン」には、自然の中で目覚めるかけがえのない朝を、キャンピングカーで迎えてほしいという思いが込められている。
スペック
モーニングワン キャンパー ジャスト
価格:341万円~
主要諸元:全長3380×全幅1470×全高1970mm
標準装備:リアエアコン、サブバッテリー105A、インバーター1500W、走行充電システム、外部AC電源、車内USBプラグ、集中スイッチ、給排水タンク、小型シンクほか
マツダオートザム愛川 新相武 ☎046-286-0303
写真、文:中尾昭彦(カーネル編集部)
初出:カーネル2024年7月号vol.67