【概要】青森、岩手、宮城の日本海側をめぐる東北・三陸海岸の車中泊旅で立ち寄りたい10の町を紹介。各スポットの概要や見どころなど。

宮城・気仙沼

それでも海と共に生きる、人と人との交流拠点

宮城県の最北端に位置し、世界中の漁船が集う水産の町。震災時には炎に包まれ、甚大な被害を受けたが、地域の農産物や文化を尊重する国際ネットワーク「スローシティ」に日本で初めて認定されるなど、穏やかに新しいまちづくりが進んでいる。

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館

画像1: 気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館
画像2: 気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館

旧気仙沼向洋高等学校の校舎が震災当時のまま保存されており、散乱した教科書やパソコン、3階まで流れ着いた自動車など内部まで見学できるようになっている。

画像3: 気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館

約170名の生徒・職員は避難して全員無事だった。

〈pick up〉各地に残る震災の爪痕

三陸の小さな漁村などを訪ねていくと、新築の真新しい建物やきれいに舗装された道路ばかりなのに気づく。カーナビにまだ載っていない橋やバイパスも多い。

いま見えている風景は、当たり前だと思っていたものが、じつはそうではないと思い知らされ、そこから長い時間をかけて取り戻した当たり前の日常なのだということに気づかされる。

画像: 〈pick up〉各地に残る震災の爪痕

①国道45号の各所に見られる津波浸水区間の看板。
②昭和8年の三陸大津波の看板も。
③横倒しになったままの旧女川交番。
④2階まで完全に破壊された「たろう観光ホテル」。

宮城・南三陸

本物のモアイ像が見守る志津川湾の輝く太陽の町

風光明媚な志津川湾に面し、リアス海岸の恵みを活かした養殖漁業が盛んな町・南三陸町。また、町の70%が北上山地に囲まれた森林で、良質な杉が育つ林業の町でもある。

チリ地震で起きた津波の被災地同士ということからチリとの親交が深く、町のいたる所にモアイのモチーフが見られる。

モアイ像

画像: モアイ像

「道の駅さんさん南三陸」にあるモアイ像は、イースター島の石工が現地の石で作ったもの。

イースター島からモアイが贈呈されたのは世界初、また現存する目が入っているモアイは世界で2体しかないという非常に貴重なもの。

神割崎(かみわりざき)

画像1: 神割崎(かみわりざき)

割れた奇岩から荒波が押し寄せる南三陸屈指の景勝地。言い伝えによると、浜に上がったクジラをめぐりふたつの村が争ったところ、神が岬ごとふたつに割ったという。

画像2: 神割崎(かみわりざき)
画像3: 神割崎(かみわりざき)

隣接する神割崎キャンプ場は設備が充実。車中泊専用サイト、オートサイトもあり。

宮城・石巻

町中どこでも石ノ森章太郎 北上川と世界三大漁場の恵みの町

世界三大漁場のひとつ、金華山沖を抱える宮城第2の町で、豊富な海の幸に恵まれたご当地グルメの宝庫。

画像: 石巻駅でお出迎えしてくれる仮面ライダー1号とサイボーグ009、003、001。

石巻駅でお出迎えしてくれる仮面ライダー1号とサイボーグ009、003、001。

画像: 仮面ライダーV3は市役所前にいる。

仮面ライダーV3は市役所前にいる。

また漫画家・石ノ森章太郎の出身地で、石巻駅から石ノ森萬画館までの「マンガロード」にはサイボーグ009や仮面ライダーなどおなじみキャラクターのモニュメントが並ぶ。

石ノ森萬画館

画像: 石ノ森萬画館

石ノ森章太郎の原画などを所蔵する記念館。「萬画」とは石ノ森が提唱した「マンガ」の新しい呼称。

建物のある中州がマンハッタン島に似ていることから、このエリアをマンガッタンと呼んでいる。初代館長は『ドカベン』の水島新司だった。

White Deer (Oshika)

画像: White Deer (Oshika)

アート・音楽・食の総合芸術祭「Reborn-Art Festival 2017」で発表された彫刻家・名和晃平の作品。

高さ6mで、牡鹿半島の萩浜で2027年まで展示予定。宮城復興のシンボルとして、いまでも訪れる人が後を絶たない。

執筆者プロフィール

画像4: 『あまちゃん』ロケ地も車中泊旅でめぐる!東北・三陸海岸の「行きたい町」10選

rui
ホンダN-VANをDIYして、年間300日以上車中泊しながら日本全国を旅する人。もともとサウンドデザイナーだったが、旅の風景を写真や映像で撮るようになり、現在はライターとしても活動中。

写真、文:rui 
初出:カーネル2023年9月号vol.62

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