車中泊女子がクルマ旅を楽しみながらさまざまな旬な魚を釣って、おいしく食べるまでを紹介します! 今回は北茨城でタチウオ釣りに挑戦!
さおりんご プロフィール
軽キャンピングカーのステージ21・リゾートデュオバンビーノに乗り、OLをしながら趣味の釣りやキャンプを趣味にYouTubeで発信している車中泊女子。
北茨城でタチウオ釣り!
こんにちは。連載2回目は私の大好きなタチウオ釣りです!
タチウオは、東京湾ではほぼ年間を通して釣れる魚なのですが、茨城県には冬に群れがやってくるとのことで、今回は脂の乗った冬のタチウオをおいしく食べるべく、前回同様、相棒のえみちゃんと茨城県の平潟港に行ってきました。
車中泊ができるクルマのいいところは、日帰りしかできない日程でも、こうやって遠方まで気軽に行けるところですよね。
軽キャンを買う前もクルマで仮眠をとることはあったのですが、私は腰が痛くなり、なんとなく周りが気になって、ゆっくり眠れませんでした。
そのため、釣り場に早く着くよりも、家で仮眠をとってから出発。早く港に着いたら、また仮眠としていました。しかしいまは、できるだけ早く行き、旅行気分も楽しめる余裕ができました。
今回も、到着してから新しいリールに糸巻きなどの準備をして、ゆっくり寝ました。が、朝4時半に起きるので、結局は眠い(笑)。
起きたらすぐにメイクをして着替え。ドアを開けたらすぐに乗船です。乗船したらロッドに糸を通し、仕掛けを付けて、ポイントに着くまでキャビンで仮眠しちゃいます。
ポイントに着いたら張り切って釣り始めます。朝イチは一番ワクワクする時間。水深40〜50mからスタートし、無事にヒット! そこから連続で調子よく釣れていたのですが、途中、船酔いで休むことになりました。
その後、無事復活。たくさん釣って帰宅。今回もおいしく食べて満足な旅となりましたよ!
港の前の駐車場で車中泊!
港の前が駐車場になっているので、荷物を船に運ぶのも近くて便利。今回は車内で新しいリールに糸を巻いたりして、のんびり釣りの準備をしてから寝ました。
少し風が強めのため、ポップアップは開けずにいたのですが、ふたりでの作業や就寝には十分な広さでした。
今回の釣り道具
今回はタチウオ・ジギングなので、80〜160gのジグを使用。鉛やタングステンのルアーにタチウオ用の針を付けて釣ります。
水深や潮の速さや魚の好みに合わせて、重さや色、形を選びながら釣るので、ルアーはたくさん必要です。
いざ、出港!
まだ薄暗いなかの出船。朝焼けがすごくきれい! 船の照明が明るいので、暗いなかでも準備には問題ありません。
春になってきましたが、まだ朝は冷えるのでしっかり防寒しましょう。
開始早々、ふたりそろってダブルヒット。ひとまず釣れると安心してニッコリ。
基本的にタチウオは、タモ(網)を使わずに抜き上げるので、竿もしなっていて、なんだかカッコよく見えませんか(笑)?
タチウオはオーロラに輝いていて、とってもきれいなのですよ。
朝は風が強めで、波が荒くて船酔いをしてしまいました。
酔い止めを飲もうにも、この日初めて花粉症の薬を飲んでいた私は、両方飲んでいいのか悩み、飲まずに寝て復活しました! 復活できてよかったです。
気になる釣果は……
結果は……たくさん釣れました。大きいクーラーボックスを持っていってよかったです。
タチウオは歯がかなり鋭いので、触るだけで指が簡単に切れてしまうので要注意です。
今回のさおりんご食堂
①タチウオはうろこがなく柔らかいので比較的簡単にさばけます。
②塩・こしょうやスパイス、マヨネーズを塗ってバーナーで炙り、お刺し身は、わさび醤油やゆずポン酢にネギもおすすめ。
③柳川風丼の材料。
④ぐつぐつと材料を煮て丼へ。
完成! 左はタチウオの柳川風丼。右は炙り焼きとお刺し身です。右下の器に入っているのは帰り道で買ったあん肝、白子の煮つけ。タチウオはなんでもおいしい! 大好物!! いただきまーす!
今回訪れた船宿 第11 とも丸
座席部分に生け簀も付いており、とても便利。トイレも洋式で、キャビンも広い。女性割引やスタンプカードもあり。通いやすく、アットホームな雰囲気で初心者にもおすすめ。
住所:茨城県北茨城市平潟町平潟港
TEL:090-6026-2935(予約)
http://www.fishing-tomomaru.com
写真、文:さおりんご
初出:カーネル2023年5月号vol.60