【概要】真冬の北海道で女性3人がレンタルキャンピングカーで車中泊キャンプ体験。楽しみ方などを紹介。

こんにちは。まるななです。

私は軽キャンピングカー「テントむし」で、北海道各地で旅を楽しんでいる「軽キャン女子」です。冬に車中泊がしたくて軽キャンを購入しました。

冬の北海道でキャンプしてみませんか?

夏の緑にあふれた北海道もきれいですが、息を呑むほど美しい白銀の世界も、厳冬期にしか見られない北海道の絶景のひとつ。

キャンプなら、北海道の自然を身近に感じることができます。

とはいえ、1月の北海道は一日の最高気温が、0℃未満という「真冬日」が当たり前な世界。

そんな極寒でキャンプできるの? と思うかもしれませんが、北海道には通年で営業しているキャンプ場もあり、極寒キャンプを楽しむ人々で週末のキャンプ場はにぎわっています。

でも冬キャンプって、テントはどうする? ストーブは? 服装は? などの問題があり、かなりハードルが高いですよね。

ところがキャンピングカーなら寒さや道具の心配がなく、極寒キャンプが楽しめるんです!

今回はまるななが、「北海道でキャンプしたい!」という関東在住の好奇心旺盛な友人のリクエストに応え、キャンピングカーをレンタル。

北海道の名物を堪能しつつ、極寒の北海道を楽しんでもらおうという企画です。

キャンピングカーをレンタルして出発!

画像: AtoZ のキャブコン・アミティ(AMTIY)をレンタル!

AtoZ のキャブコン・アミティ(AMTIY)をレンタル!

今回の相棒は、札幌のキャンピングカー専門レンタカー会社・キャンピングラボでレンタルした、AtoZの「アミティ」。6人乗車6人就寝という、小型キャブコンとはいえ十分な設備。

画像: アミティ車内。後方は二段ベッドになっています。

アミティ車内。後方は二段ベッドになっています。

キャンピングラボではアミティやハイエースベースのキャブコン・セレンゲティのほか、バンコン、軽キャンパーと各種キャンピングカーのレンタルが可能。

寝具や調理器具などの無料・有料のオプションも豊富で、手ぶらで来てもキャンプに行けてしまうほどの充実ぶり。

JR札幌駅南口から徒歩5分の場所で、キャンピングカーを受け取れます。

担当スタッフより設備の説明、車体に傷がないかチェック、注意事項の説明を受け、書類にサイン終えたら、いよいよキャンピングカーで出発!

普段とは違うキャンピングカーの運転に戸惑いながら、友人ふたりを迎えにいきます。

画像: キャンピングカーは横幅と道路標識を注意しながら運転。

キャンピングカーは横幅と道路標識を注意しながら運転。

関東から来た友人とは、YouTuberの「ちょもか」さんと「さおりんご」さんのおふたり。どちらも北海道の冬のキャンプ場は初めてとのことで、空港を出て見える雪景色に大はしゃぎ。

画像: キャンピングカーをレンタルして出発!

ちなみに、さおりんごさんは準備万端すぎて、極寒仕様の服装で家から来たので、飛行機ではものすごく暑かったそう。寒いところに行くとはいえ、飛行機に乗る前に厚着をしてはいけません(笑)

キャンプ場へ行く前に、まずはスーパーで食料の買い出し。関東のスーパーでは見かけない新鮮なニシン、クロソイ、ゴッコ、カスベなどめずらしい魚に大興奮のふたり。なかなか買い物が終わりません(笑)

メイプルキャンプ場に到着

画像: すっかり暗くなってしまいました……。

すっかり暗くなってしまいました……。

夏季はきれいなフカフカ芝生、冬季は除雪も万全の通年営業のオートサイト。メイプルキャンプ場は私のお気に入りのスポットです。

新千歳空港からも近く、北海道には数少ない、電車で行けるキャンプ場です。

せっかくキャンプ場に到着したし、キャンプらしく焚き火でも……と思ったのですが、とにかく寒い! この日は、日中の最高気温でも−10℃という真冬日。

でもキャンピングカーは、エンジンを切っても動くFFヒーターがあるので快適。FFヒーターの誘惑に負け、この日は車内で過ごすことに。

画像: メイプルキャンプ場に到着

キャンピングカーなら北海道名物もらくらく調理

画像1: キャンピングカーなら北海道名物もらくらく調理

夕食は、北海道民のまるなながフライパンひとつでできる北海道の名物「鮭のちゃんちゃん焼き」と「タチのアヒージョ」を作ります。

鮭のちゃんちゃん焼きは、ざっくりいうと「鮭のホイル焼き」のような料理。味付けは味噌をベースに仕上げにバターがあれば、さらにおいしいです。

フライパンで作れて簡単。ご飯にもおつまみにもなりますし、野菜もたくさん食べられる車中泊やキャンプでも楽しめるメニュー。

画像2: キャンピングカーなら北海道名物もらくらく調理

そして、北海道ではタラの白子を「タチ」と呼びます。

タチはタチポンやタチ天といった料理が一般的なのですが、今回は真タチ(マダラの白子)をアヒージョにしてみました。

画像3: キャンピングカーなら北海道名物もらくらく調理

タチはアヒージョにすると濃厚でクリーミーな白子とガーリックの風味が相まって、お酒がすすみすぎる危険な食べ物。

どちらもスーパーで手に入れられる食材です。作り方はインターネットで検索するとレシピが出てくるので、チェックしてみてください。

冬ならではの、北海道の旬の味をぜひお試しくださいね。

キャンピングカーから生配信!

食後はまったりと過ごしながら、YouTuberらしくYouTubeライブをします。YouTubeライブとは、YouTubeの生放送配信のこと。

キャンピングカーは外に音が漏れにくいので、テントのように話し声がそのまま外に響くということがないのがいいですよね。

画像: キャンピングカーから生配信!

YouTubeライブの後もおしゃべりは尽きません。寝るのがもったいなかったけど、そろそろ限界に……。

レンタルしたアミティは、6名乗車6名就寝が可能なモデル。バンクベッドには、2名が横になれる十分な広さがあります。

ちなみにバンクベッドとは、キャンピングカー運転席上の“リーゼント”部分のこと。

画像: 上部のバンクベッドは2名就寝が可能。

上部のバンクベッドは2名就寝が可能。

ちょもかさんとさおりんごさんはバンクベッドで、まるななはリアベッドに就寝することに。

バンクベッドに上がるには、少々アクロバティックな体勢で登るので、足を踏み外さないように注意が必要です。

夜の外気温は−10℃。FFヒーターを弱くつけたままにして就寝。

FFヒーターをつけると乾燥してしまいますが、外気温が−10℃なので仕方ありません。

加湿器や寝具一式もレンタルできます。寝具は家庭用のものなので快適に眠れます。

翌日は快晴のキャンプ日和

画像1: 翌日は快晴のキャンプ日和

翌朝は快晴!

キャンピングカーが快適すぎて寝坊してしまったので、朝食(昼食?)は手軽にカップ麺です。

昨日は雪と寒さで外に出ることを諦めたので、朝食は外にテーブルやチェアを出します。

画像2: 翌日は快晴のキャンプ日和

知っていますか? マルちゃんの「赤いきつね」と「緑のたぬき」には、実は北海道限定バージョンが存在することを。北海道バージョンは利尻昆布の風味が効いているらしい。

パッケージに「北海道限定」と書いてあるので、北海道に来たら探してみてくださいね。

外気温は−7℃。極寒の中で食べるカップ麺って、なぜか最高においしいですよね。

画像3: 翌日は快晴のキャンプ日和

食後はコーヒーを楽しみ、ふかふかなパウダースノーと戯れて終了。あっという間の一泊二日でした。

画像: フカフカの雪の上を歩けるスノーシュー楽しむちょもかさん。

フカフカの雪の上を歩けるスノーシュー楽しむちょもかさん。

画像: 雪の下に何もないことを確認してから倒れましょう。

雪の下に何もないことを確認してから倒れましょう。

まるなな流、北海道キャンピングカーでのおもてなしキャンプは、きっと満足していただけたはず!?

北海道で冬にキャンプをするには、準備や道具、そして極寒の中でキャンプができるのか? など不安要素もたくさんありますが、キャンピングカーは動く個室。電源のあるオートサイトなら住めてしまうほど快適ですよ。

キャンピングラボさんのレンタル品も充実しており、手ぶらで北海道のキャンプが楽しめます。

また、キャンプ以外にもスキー・スノーボードのウインタースポーツやワカサギ釣りなど、この時期ならではのお楽しみもいっぱい。北海道の絶景とともに、キャンピングカー旅にチャレンジしてみませんか。

画像4: 翌日は快晴のキャンプ日和

まるなな プロフィール

2017年に中古で購入した軽キャンピングカー「テントむし」でキャンプ、登山、車中泊を楽しんでいる「軽キャン女子まるなな」です。 北海道札幌育ちの道産子が各地を旅し、キャンプ・登山・グルメや温泉などの様子をYouTube「まるななちゃんネル」とブログ「まるななブログ」にて配信中。 キャンピングカーショーやキャンプイベントにゲストとして参加、Yahoo!クリエーターズでの執筆、テレビ・新聞・雑誌などで活躍の幅を広げています。

文:まるなな 
協力:キャンピングラボ、メイプルキャンプ場 

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