車中泊仕様のクルマで毎週のようにキャンプに出かけているりょうすけさん。キャンプ好きがたどり着いたのはアウトドアとインドアがつながる、究極のボーダーレスな車中泊スタイルだった。
プロフィール:りょうすけ|VANLIFE弁護士
カーネル&SOTOBIRAアンバサダーのりょうすけさん。弁護士として忙しい毎日を過ごしているが、週末はキャンプアイテムをふんだんに取り入れた車中泊スタイルでオフタイムを楽しんでいる。カスタマイズした空間でくつろぎの時間を過ごしているのだ。
使っているクルマはスズキ・エブリイのOEM車両であるマツダ・スクラムバン。車内の広さなど、まったく同じで、エンブレムだけが違っている。ボディカラーを自分で塗装して、その印象が大きく変わった。ルーフキャリアはソーラーパネル用に装着されている。
オンとオフを巧みに切り替える車中泊スタイル
「週末はほとんどどこかのキャンプ場にいます」というりょうすけさん。クルマにはキャンプアイテムがたくさん載せられていて、その一つ一つにこだわりがみられる。
毎週のように出かけるキャンプのおかげで、そのアイテムたちも淘汰され、厳選されたギアが残ったようだ。
ふだんは弁護士として忙しい日々を過ごしているので、週末になると大好きなキャンプでオフタイムを楽しんでいるという。
そのオンとオフを切り替えるために、りょうすけさんのこだわりが詰まったこの車中泊のクルマが一役買っている。
キャンプ場で過ごすことが多いので、いつもはリアゲートを開けて、アウトサイドにキャンプ用のキッチンエリアをレイアウト。
のんびりと料理をしながら外で過ごして、夜になるとクルマの中へ。就寝場所は車内に設置したベッドを利用するのがいつものスタイルになっている。
車内のテーブルの上にはお酒が並んでいるが、それは、ゆっくりとした時間を楽しむためのエッセンスでもある。
さらに、シーシャ(水タバコ)をふかし、のんびりと気持ちを落ち着かせると、最高のリラックスモードへと入っていく。
大好きなキャンプ、そして、日々の忙しさを忘れさせてくれるこの空間が、りょうすけさんにとっては大切なモノとなっているのがよくわかる。
ふだんの生活でも車内でリラックスすることがある。時にはパソコンを開いて仕事をすることも。
このようにして、徐々にだが車中泊ライフとふだんの生活の境界線がなくなりつつある。でも週末の休息が特別な時間であることに変わりはないのだ。
オフを楽しむアウトドアリビング
オフタイムを存分に楽しむためにアウトドアを取り入れるりょうすけさん。コンパクトにまとめられたキャンプギアでアウトドアリビングが完成。そのアイテムたちも必見。
冬のキャンプで欠かせないのが暖房器具。りょうすけさんは灯油を使うアルパカストーブを使って暖をとる。
焚き火でも使えるアウトドアで人気のタークの鉄製フライパン。ベントハンドルタイプで使いやすいサイズだ。
カトラリーはAMICAL&Schlafのケースに収納。コンパクトになるユニフレームのカトラリーやOPINELのナイフなどを使っている。
テーブル横に必要な小物を収納できるポケットをぶら下げている。車内でもアウトドアでも収納スタイルはそれほど変わらない。
スノーピークのシェルフコンテナにBallisticsのシェルコンレッグを装着することで、テーブルサイドでの使い勝手が向上した。
少し大きめのケースには調味料セットを収納。調味料をまとめておくことで、調理をする場所へ、さっと移動できるのが便利。
スペースがあればハンモックを吊るすこともある。使っているのはDDハンモックで、コンパクトに収納できる。クルマのキャリアステーとDODのハンモックスタンドを使っている。
手にしているのはYAMAHAのギタレレ。アウトドアで気軽に演奏できるのがちょうどいい。りょうすけさんにとって最高の癒やしアイテムでもある。
※記事はウェブ用に再編集して掲載しています
写真・文:渡辺圭史
初出:車中泊スタートブック