【概要】EcoFlow(エコフロー)のポータブルクーラー「EcoFlow Wave」の紹介。車中泊などでの活用法や冷却性能、気になる点、製品データなど。5月24日から予約販売を開始。

レジャーはもちろん災害時の備えにも期待大のポータブルクーラー

画像1: レジャーはもちろん災害時の備えにも期待大のポータブルクーラー

かねてより「今度発売されるEcoFlowのポータブルクーラーがスゴイらしい」と噂になっていたが、ついにそのヴェールを脱いだ。

その名は「EcoFlow Wave(エコフロー ウェーブ)」。

画像: DELTA Pro(63.5×28.5×41.6cm、45kg)に載せたEcoFlow WAVE。

DELTA Pro(63.5×28.5×41.6cm、45kg)に載せたEcoFlow WAVE。

サイズは51×31×41.6cm、重量17.5kg。EcoFlowのポータブル電源のひとつ、DELTA Proとサイズ的にはほぼ同じ。

スペックだけ見ると「重いなぁ、大きいかも」と感じるだろうが、発売に先立って行われた製品説明会で持ち上げてみたところ、思いのほか軽く感じる。

それもそのはず、ogawaのTC製「オーナーロッジType52R」やノルディスクのTC製ワンポールテント「アスガルド19.6」とほぼ同じ重量。

画像2: レジャーはもちろん災害時の備えにも期待大のポータブルクーラー

テントの場合、収納袋を持ち上げると中のフレーム類が動くので持ちづらいが、「EcoFlow Wave」は重心が変わることなく、ハンドルも大きめで持ちやすい。むしろ軽く感じるのだ。

想定される使用シーンをたずねてみたところ「キャンプ、車中泊のほかにオフグリッド生活」とのこと。

画像: 家庭用エアコン+室外機と比べてみる。

家庭用エアコン+室外機と比べてみる。

パワフルな家庭用エアコンを搭載するキャンピングカーが増えているが、コンパクトなミニバンでは室外機の取り付け位置に困ってしまう。

その点、「EcoFlow Wave」であれば2列目の足下などに置くだけでいい。この手軽さは大きなアドバンテージ。

画像: 下部ベンチレーターを利用してダクトを通せば、テント内を涼しくできる。もっとも、隙間があると虫が入ってくるし、せっかくの冷気が逃げるかも。当面はプラバンなどで自作するしかなさそうだ。

下部ベンチレーターを利用してダクトを通せば、テント内を涼しくできる。もっとも、隙間があると虫が入ってくるし、せっかくの冷気が逃げるかも。当面はプラバンなどで自作するしかなさそうだ。

もちろん、そのままでは車内に熱がこもってしまうのでダクトで車外に排出する必要がある。

「ダクトホースは付属していますが、クルマの窓やテントのドアに隙間なく取り付けるためのオプションはとくに用意していません。ただし、キャンピングカービルダーさんはそうした取り付けのノウハウがあるので、ビルダーさんから発売されるかもしれません」(EcoFlow Japan)

画像3: レジャーはもちろん災害時の備えにも期待大のポータブルクーラー

工場や介護施設などからの問い合わせもあるとのこと。

電力不足が懸念される2022年夏、万一、災害でもおきようものなら酷暑に耐えるほかない。レジャー利用だけではない“備え”としての需要は高い。

EcoFlow WAVEの冷却性能はパワフルな1200W

気になるのは冷却性能だ。「EcoFlow Wave」の冷却性能は1200Wで4000BTU。家庭用エアコンの冷却性能は6畳用で2000W程度。

少々頼りなく思うが、車載用のポータブルクーラーの冷却性能は500〜700W(1700~2400BTU)が主流でパワフルなものでも900W(3000BTU)程度。1200Wというのはかなり優秀なのだ。

画像: 25.5℃の室温が約17分で21.9℃に。

25.5℃の室温が約17分で21.9℃に。

説明会当日は残念ながら最高気温が23℃と低かったので体感しづらい環境だったが、EcoFlow Japanによると、8分で30℃から24℃に冷却できる実力で、ハイエースクラスであれば十分。上限の目安は6帖程度(5〜8m2)とのことだ。

凝結水はヒートチューブを通って自動的に蒸発させるため、よほど湿度が高い場合をのぞき、排水はほぼ不要というのも頼もしい。

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