2年ぶりに開催された東京オートサロンは出展車両に変化も!?
昨年は新型コロナの影響でオンラインでの開催となった「東京オートサロン」。この日本最大級のカスタムカーイベントが、リアルイベントとして戻ってきた！
1月14日（金）～16日（日）、ファン待望、40回目の「東京オートサロン2022」が千葉県・幕張メッセで開催された。
今回は、すべてスマホなどを利用したデジタルチケットで、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」と「千葉市コロナ追跡サービス」の登録が義務付けられ、12万人を超す来場者が訪れた。
会場内はマスクとソーシャルディスタンスが呼びかけられていた。
基本的にスタイリッシュなカスタムカーが中心のイベントだが、昨今のアウトドアや軽自動車のブームもあってか、車中泊にも対応できそうなクルマが増えてきているのも注目だ。
そこで今回は、ショーに出展していた車中泊仕様やアウトドア向けの車両を中心に紹介しよう。
自動車メーカーも車中泊やキャンプスタイルをアピール
ホンダ
人気の「N-WGN」や「N-VAN」を、バイクも交えて臨場感豊かに展示。ピクニックや移動販売車としての活用をアピール。
「ハンターカブCT125」と、アーバンSUVをイメージさせた「フィット e:HEV CROSSTARカスタム」でアクティブなアウトドアー空間を演出している。
ミツビシ
アフターパーツメーカーの多彩なパーツとRALLIARTアクセサリーを装着した「DELICA D:5 Tough × Tough」を展示。
「デリカD:5」のタフさを、さらに強調したオフロードキャンプスタイルビークルに変身させている。
「Flegs feet.4x4ES」のサスペンションでリフトアップした車体に、「BUSTERS ルーフトップテント」を装着して話題を集めていた。
アウトドアでも楽しめる容量の給電機能を持った軽商用EVの「ミニキャブ・ミーブ」。「MiniCAB MiEV B-Leisure Style」コンセプトで、環境を配慮したキャンプスタイルをアピールする。
ダイハツ
ルーフテントなどでカスタマイズされた、スタイリッシュな「アトレー デッキバン キャンパーVer.」
リアには浴槽が装備されて、子どもやペットの水遊びや捕獲した獲物の収納など、その使い方はアイデア次第で無限だ。
薪ストーブを導入した車中泊仕様の軽トラも登場！
軽自動車カスタムで人気の、ブローとカーファクトリーターボーがコラボして完成した「Bug-truck PANEL VAN」。
レトロフェイスにをカスタムしたハイゼットパネルバンをベースに、前席と荷室を連結させた居住空間を実現する。
なんと、車内に薪ストーブが鎮座する設計で注目度抜群。真冬のソロ車中泊もポカポカで、寒さ知らず。
インパクト満点の煙突キャンパー。充分な換気を心がければ、サウナカーとしての活用も可能かも。
Kカー・コンパクトカー部門で優秀賞を受賞
東京オートサロン2022で行われた「東京国際カスタムカーコンテスト2022」でKカー・コンパクトカー部門で優秀賞を受賞した、エヌズ・ステージの「エブリイ N’s Limited×WALD BLACK BISON」
全体のまとまりもよく、今回はフィッシングカーとしてのコンセプト。作業スペースにもなるウッド製の引き出し式テーブルが、スマートにセットアップされていた。
オフロードをガンガン走破しそうなワイルドさ
マットブルーペイントとルーフキャリア、リフトアップやスペアタイヤなどでワイルド感をアピールする、アウトクラスのカスタム「エブリイW」。
四国お遍路旅には欠かせない一台
車中泊も可能な岡モータースの「ミニチュアクルーズ 遍路」のルックスは、ノーマルのスズキ エブリイバンにすぎませんが……
車内は畳風レザーを巻いた、50mm厚3層構造のベッドマットが特徴の和室！
金剛杖が収納可能な専用ホルダー、菅笠や白衣専用フック、納経帳を収める鍵付き大型シャッター収納庫なども標準装備され、マジな「お遍路」仕様になっているのが特徴だ。
![画像: ミニチュアクルーズ 遍路車両詳細｜オンラインオートサロン[自動車ファンと企業を繋ぐオンラインサービス]](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/01/20/f82e47219208cfb5ea94bb8aa63af8cf1df80e63.jpg)
アウトドア系カスタマイズカーが「ミニバン・ワゴン部門」の最優秀賞
アウトクラスは、レクサスLMテイストのフロントマスクが目を引くリフトアップしたアルファードを展示。
GIWORKSのルーフトップテントと35mmのリフトアップにより、アウトドアテイストに仕上がっているのがポイントだ。
シトロエンのベルランゴにルーフテントを装備
ホワイトハウスがフレンチテイストキャンパーに仕上げた、快適空間も特徴のシトロエン・ベルランゴ。車中泊もおしゃれに決まる一台だ。
キャンピングカーメーカーのノウハウが凝縮されたKキャンパーモデル
限られたスペースをうまく利用したレイアウトにより、数多くの軽キャンパーフリークを魅了してきたホワイトハウスの「N-VAN COMPO Cabin」
架装自由度が高い商用車・軽バンの利点を活かし、電子レンジやシンクを装備。快適な車中泊が楽しめる使い勝手の高いモデルになっている。
ローグラウンドなルーフテントカー
アウトドア用品メーカーのTEDSが開発したルーフテント「TEDPoP」を装着したジェットストロークのデモカーAMG GT。
小面積のクルマにも装着でき、テントの両側の2カ所の拡張パネルを広げると、親子5人の就寝が可能になる設計にもなっているのだ。
学生たちが製作した5ドア版ジムニー
よく見ると、このスズキ・ジムニー シエラは5ドア車。毎回、日本自動車大学校（NATS）のブースに展示される、生徒たちが製作したカスタムカーの一台。パイプフェンダーなど、若くて自由な発想で完成されたドリームカーなのである。
ルーフテントは子どもたちにも人気のアイテム
7th E-Life by CRAFTPLUS出展のデリカ。iKaMPERのルーフテントは、子どもであれば立てるほどの広さが確保されており、体験する家族が多く見られた。
ユニークなフェィスデザインがポイント
昭和レトロをイメージした、目元ぱっちりのかわいいオリジナルフェイスが魅力のJ-NEXT「ハイゼット」。
ルーフテントの下の荷台は雨もしのげ、プライベートなオープン空間を実現している。
ルーフテントに合わせ、車体全体をグレードアップ
RAV4のルーフに装着されているのは、THULEのTepui（テプイ）のルーフテント。フロア面には全面鉄板が入っており、この「Explorer Kukenam3」は、大人3人が快適に寝ることが可能。
クルマの足まわりは、ビルシュタインのB6/純正形状スポーツダンパーと、アイバッハのPRO-LIFT-KITの組み合わせで、リフトアップと機能面を両立させたセッテイングになっている。
このカマロフェイスの正体は……エブリイ！
1969年式シボレー・カマロをヒントに造形した、ギブソンのフェイスキット「エブリイMAX」。ポップアップ式のルーフテントも相まって、全体的なスリムなデザインに仕上がっている。
ボルトオンで変身可能なジムニーフェイスのエブリイ
人気の軽1BOXのエブリイに装着できる、ジムニー風フェイスキット「ジムリィ」を開発するT-STYLE AutoSales。メッキバンパーやルーフテントなど、トータルの完成度が高いのも魅力だ。
室内のベッドキット下には、ウッドの引き出し収納が。天板カバーを載せれば、アウトドアテーブルとしても使うことができる。
設営と撤収が手軽な連結型ポップアップテント
バックアップデザインが扱う、テールゲート車に最適な連結型の「CROSS LX カー+リビング ポップアップテント」。
耐水圧1000mmのテント生地を採用し、雨でも快適な空間を確保。設営と撤収も簡単で、防災グッズとしても使用可能なアイテムだ。
車中泊仕様のアルファード+テントでアウトドアが快適に
新たなカーライフ提案として、アウトドアカスタマイズの車両も展示したアルパインスタイル。
「アルファード ALPINE STYLE for OUTDOOR」は車中泊仕様で、後部に「プラスステイEX」という、プライベート空間を拡張するテントを連結している。
アウトドアで有効な、大容量716Wh、最大出力700Wのアルパインスタイルのオリジナルポータブル電源「AS-700BAT」も展示されていた。
「東京オートサロン2022」イベントレポート②へ続く。※後日公開予定です
写真・文：kentos
