夏の車中泊でも涼しく眠ろう!
夏の車中泊はとにかく暑い。走行中はエアコンを使えるので気にならないが、車中泊時にエンジンをオフにすると……夏の強烈な日差しによって熱せられたボディの熱気が、車内に押し寄せてくる。そのままではとても寝られたものではない。
ならエンジンをかけて、クーラーをきかせて寝ればいいじゃない! と思う人もいるかもしれないが、車中泊時はエンジンオフが基本。その理由は排気ガスによる環境汚染、深夜の騒音問題などがあるからだ。
ではどうするか? 今回は一般乗用車向けに夏の車中泊の暑さ対策を紹介しよう。ポイントは「車中泊地の場所選び」と「グッズを効果的に使う」の2点だ。
夏の車中泊は場所選びが肝心! とにかく高所を目指すべし!
車中泊をするのにいちばん厳しいシーズンは夏。けれど暑さ対策には、とっておきの方法がある。それは標高の高いところで車中泊をすること。
一般的に、夏に心地よく眠れる環境は25〜27℃、湿度50〜60%が理想とされている。
人間は汗をかいてその気化熱で涼もうとするが、日本の夏は湿度が高く、汗がなかなか乾かない。蒸し暑い=不快なのは、このため。
ちなみに熱帯夜とは最低気温が25℃以上の夜のこと。大都市の平均最低気温は25℃前後なのでクリアしていそうに見えるが、寝袋、衣類を考慮すれば最低気温20℃が快眠温度。
そんな快眠温度が期待できる場所、それが標高が高い場所なのだ。標高が100m高くなると、気温は約0.6℃下がるといわれている。
だから平地が25℃の場合、標高1000mの場所なら気温は19℃! 山は湿度も低いので、体感温度はもう少し低く感じられるかも。
ご存じのとおり、日本の国土の7割は山。地方なら、旅の目的地からちょっと走れば、標高の高いところにたどり着くだろうし、高所にあるRVパークやキャンプ場などを利用すればいい。これで寝苦しい夜から開放される!
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