北海道の車中泊旅で走りたい絶景ロードを紹介。ミルクロード、パッチワークの路、美幌峠、知床横断道路、4スポットを解説。爽やかな気候と“規格外”の雄大な景色、そして格安な料金で長期滞在できるキャンプ場など、車中泊愛好家にとって魅力たっぷりの北海道。そしてもう一つの醍醐味が、マイカーで絶景ロードを走ること!
1.中標津 北19号(ミルクロード)
「ミルクロード」の名で親しまれている一直線のアップダウン道路は、1980年代に「ミツバチ族」と呼ばれたライダー達から、こよなく愛されてきた道のひとつだ。
道内にはほかにも似たような道はあるが、やはりここは別格だろう。開陽台の展望所から望む雄大な地平線とともに、北海道らしさを堪能しよう。
2.パッチワークの路
CMが撮影された「ケンとメリーの木」や「マイルドセブンの丘」(※現在はカラマツ林の多くが伐採されている)がある、 美瑛の大農場エリア。
パッチワーク状に広がる大きな畑の間を走る農道は、いつしかそう呼ばれるようになった。ここではゆっくりクルマを走らせ、眺めのよい場所を自ら探そう。
名のある木は、空と大地を借景に遠目から見るほうがいい。クルマは、農作業の邪魔にならない場所に止めよう。
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3.美幌峠
下の写真は、道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠の展望所から見える景観だが、そ れ以上に素晴らしいのが、美幌峠から国道243号を摩周湖方面に下る際に、車窓から見える風景だ。あまりの雄大さに、まるで屈斜路湖にダイブするかのような錯覚に陥る。
4.知床横断道路
知床半島のウトロと羅臼を結ぶ、約24キロの観光道路。世界自然遺産を縫うように横断するこの道からは、ガスで刻々と表情を変える羅臼岳を筆頭に、根 室海峡の国後島、オホーツク海に沈む夕陽、さらには手つかずの森に棲む野生動物達の姿が見られる。
おすすめの時間帯は早朝で、羅臼側には雲海が湧くこともある。
※当記事は『CarNeru(カーネル)特選! 車中泊コースガイド 北海道一周&ベストルート』の内容を一部抜粋、再編集したものです。