車中泊専門誌『カーネル』の編集長・大橋の「車中泊の快眠術」を公開!「簡易グッズで、お金をかけずに車中泊仕様にするのが、編集部のモットー」と話す編集長・大橋。編集部のクルマ、デリカD:5(当時)は、実際にどんなグッズやアイデアで車中泊仕様になっているのか、聞いてみました!

簡易アイテムで、お金をかけずに車中泊仕様にするのが、編集部のモットー

画像: 簡易アイテムで、お金をかけずに車中泊仕様にするのが、編集部のモットー

『カーネル』編集部で管理しているクルマは、三菱のデリカD:5。このクルマは、他部署のスタッフも使用するので、車中泊仕様のままにはしておけません。取材が終わったら、通常モードにもどさなければいけないので、大掛かりなDIYはNG。

現状復帰ができる、もしくは普段使いでもじゃまにならない簡易グッズのみの装着となります。なので、できるだけお金をかけることなく、寝室をつくることに重点をおくのが、わが編集部のモットーです。

何はともあれフラット化!

画像: 何はともあれフラット化!

一般車のため、シートのフラット化は基本。布団圧縮袋に入れた毛布やタオルをクルマに常備しており、シートの段差に置いて凸凹を解消。圧縮袋ならコンパクトになり、汚れないという利点もあります。これだけは、絶対に手を抜かない作業ですね。シートの凸凹を解消しないと、快眠できませんから。

寝具は絶対に妥協しない!

画像: 寝具は絶対に妥協しない!

車中泊グッズで唯一お金をかけているのが寝袋。4種類の寝袋を持っており、季節にあわせて使い分けしています。登山用マミー型は、厳冬期用〜夏用までを3種類。そして封筒型は敷き布団として。結露対策でシュラフカバーも使用しています。厳冬期用があるので冬の車中泊もそれほど怖くはありません。

土間を作れば「生活」しやすい

画像: 土間を作れば「生活」しやすい

シートで寝るのが好みですが、すべてのシートを繋げてしまうと、広いけど逆に使用しづらいんですよね。靴を地面で脱いで、車内に上がるのは、けっこう大変。逆もしかり。特に雨とか雪のときは、靴が濡れちゃうし、危ない。だから、車内に土間スペースをつくって、靴の着脱、汚れた荷物を置いておくのがおすすめです。

DIYで安く手軽に寝室を作る

画像: 3カ所に装着したカーテンは総額16,000円前後。ボディ側に装着

3カ所に装着したカーテンは総額16,000円前後。ボディ側に装着

以前、誌面のDIY企画でD:5に装着した車中泊グッズは、実際に使用し、重宝しています。難燃性の生地で製作したカーテンはリアゲートとサイドドアに。銀マットの簡易シェードは、すべての窓に。そして、そのシェードを収納する棚も設置。

画像: 新聞紙を型紙に使用して、銀マットの簡易シェードを製作。ガラス全面で 2,000円オーバーくらい

新聞紙を型紙に使用して、銀マットの簡易シェードを製作。ガラス全面で 2,000円オーバーくらい

画像: 棚は100均グッズで製作。材料費は約1,200円

棚は100均グッズで製作。材料費は約1,200円

すべて作っても、製作期間は1〜2日、コミコミ材料費は2万円以内で収まっています。しかし装着後の寝心地は、未装着時と比べると雲泥の差。まさに、コスパ高し!

シンプルDIYで簡易ベッドもおすすめ!

画像1: シンプルDIYで簡易ベッドもおすすめ!
画像2: シンプルDIYで簡易ベッドもおすすめ!

ラゲッジ就寝なら、直にフロアで寝るより、DIYの簡易ベッドがおすすめ。分解可能なイレクターパイプの組み立て式か、もしくは樹脂製収納ケースをベッドの土台に使用。天板はベニヤ。

就寝時間を決めておくのもコツのひとつ

画像: 就寝時間を決めておくのもコツのひとつ

最後に、グッズやノウハウ以外で、快眠するために工夫していることがあります。それはタイムスケジュールの設定。ただし、細かく「何時に何をする」とは決めず、就寝時間だけをしっかり決めて、そこから逆算して行動するというもの。旅先では気持ちが高ぶって、疲れていてもあまり眠くならないかもしれません。しかし、疲労しているのは確実なので、ダラダラと起きていないで、時間になったら寝て、早朝から動き出す。そのほうが絶対に快眠できますよ!

※こちらの記事は車中泊専門誌『カーネルvol.38』の内容を再編集したものです。

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