【質問】車中泊旅の計画を立てる際のコツを教えて!
“車中泊”の旅で、“宿”はあるのだから、あまり計画を立てずに、行き当たりばったりの旅でも楽しめる? それとも綿密に計画を練った方が無難? コツがあったら教えてください。
【答え】柱となる計画は立てておく。まずは移動時間と距離の把握。そして体力や時期も考慮しよう
自由だからこそ、計画によって旅の成否が大きく異なるのが車中泊。注意すべ きは、自由=成り行きまかせとは異なるという点だ。
もっとも、何時までに○○ ○に到着して、何時までに△△△をして……と、ガチガチに計画を練る必要はない。ある程度、柱となる計画を立てておくこと、そして利用しようとしている施設の営業時間や定休日は、しっかりと事前に調査しておくこと。
さらに可能なら、車中泊をする場所は、明るいうちに見ておいたほうが無難なので、それぐらいの余裕をもった計画にしておくと、よりベターといえるだろう。
では、実際に計画を立てる際に、まず基準となる項目は何か?
それはやはり 移動時間だ。特に一日で何カ所かをまわる場合、その途中の移動時間を読み違えると、計画そのものを変更しなければならなくなるおそれが生じる。
まずは1日に訪れる目的地と、そのルート、そして移動時間を把握すること。ここで無理な 計画を立ててしまうと、結局、「なりゆき」と変わらなくなってしまう。バラン スを考えて計画を練ることが大切だ。
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さらに、目的地での朝の行動開始時間を何時に設定するかでも、計画は大きく変わる。朝イチで訪れようとしていた博物館の開館時間が9時だった場合、宿泊していた駐車場からの移動時間を加味して、何時に起床するか? そのために何時に就寝するか? といった逆算ができる。山登りでいえば、ロープウェイやケーブルカーの始発時間に合わせて、朝のスタートを決めるイメージだ。
とはいえ、状況に合わせた臨機応変な計画変更も大切。大渋滞で予定より移動 時間が長引いてしまい、その遅れを取り戻すために、寝不足での運転やスピードの出し過ぎは、かえって危険。
そういった意味では、余裕をもったプランニングはもちろんのこと、アクシデントがあった場合の代替え計画を、大ざっぱでいいので考えておくといいだろう。
※当記事は車中泊専門誌『カーネルvol.27』の内容を一部抜粋、再編集したものです。
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