【概要】車中泊雑誌カーネルがおすすめする夏の車中泊の暑さ対策グッズと夏でも快適に車中泊ができるクルマを紹介。各車中泊グッズやクルマの特徴、おすすめの理由など。

網戸

まずは準備したい夏アイテムのステップワン

多くの車中泊愛好家がおすすめしている網戸。『カーネル』でも以前より夏の必須アイテムとして紹介している。

慣れればDIYでも製作可能だが、市販品の精度の高さはやはり格別。シェードの使い分けも効果が高い。

冷感アイテム

敷くだけ、着るだけ! 折りたためば場所を取らない

現在では数多く販売されている冷感アイテム。使用時の状況によっては効果に限界はあるが、十分に涼しく感じる。

比較的リーズナブルに購入できるので準備しておいて損はない。肌ざわりも心地いい。

扇風機

車内の空気循環を促進すれば、体感温度を下げ

「どうせ温い空気が流れても」なんて思っていたら大間違い。空気を循環させれば、かなり車内の体感温度を下げられる。

ただし、エアコンなどと違い効果に限界はあるので注意。車内で使用するなら、小型かつ軽量なものを選びたい。

換気扇

車内のこもった空気を就寝時に入れ替える

キャンピングカーでは標準装備の場合も多いが、一般車の場合はDIYする人も少なくない。就寝時に車内のこもった空気を入れ替えよう。

クーラーボックス

冷たい飲料水や保冷剤などを保管する

暑さ対策のひとつとして、首や脇の下といった体の主要部分を冷やす方法がある。その際に氷や保冷剤を冷たいまま保管するクーラーボックスがあると便利。

大or小、ハードorソフトなど種類を選べるので、愛車に合わせて購入したい。

冷蔵庫

冷却機能が進化中! 能動的に「冷やす」ことが可能

クーラーボックスとの大きな違いは、「温かくなるのを少しでも食い止める」か「自ら冷やす」か。冷蔵庫であれば「冷やす」ことができる。

ただし、どうしてもサイズが大きく重い製品が多く、そして電気を使用する必要がある。

ポータブル電源

車中泊では定番になりつつある人気車載アイテム

「電気を持ち歩ける」ポータブル電源は、もはや車中泊ではおなじみの人気アイテムだ。それ自体に冷却機能はないが、さまざまな暑さ対策アイテムを使用するときに、あると重宝する。

いまや防災の観点からも注目が集まっており、種類も豊富。

ポータブルクーラー

車中泊の最新暑さ対策! 一般化する日も近いかも!?

今号でも大特集したポータブルクーラー&エアコン。近年、その冷却性能やサイズなどで大きな変革期が来ている。

高性能な製品が増え、今後さらなる進化とラインアップの広がりが期待されている。近い将来、夏の車中泊を一変させるかも!?

EV & PHEV

アイドリングがないので車内で電気が使える!

アイドリングしながらのエアコンの使用は基本NG。緊急時に限られているのが現状だ。

しかし、これはエンジンカーの場合。アイドリングを必要としないEVやPHEVならば電気を使える。ただし電池残量のチェックは忘れずに。

キャンピングカー

家庭用エアコンが使えるモデルも! 夏のクルマ旅もストレスフリー

家庭用エアコンが装着されているキャンピングカーなら、夏だって気にせずクルマ旅が楽しめる。

特に最近のキャブコンには、高性能かつ高効率の大容量電池が採用されているモデルも多く、旅先でも自宅同様に快適に寝られる。

文:大橋保之(カーネル編集部) 
初出:カーネル2023年7月号vol.61