【概要】焚き火のルールとマナーについて。焚き火の準備、焚き火中、撤収時の3パターンに分けて解説。予想外のことになった焚き火の対処法についても。
予想外のことになってしまった焚き火、どうすればいいの?
火が大きくなりすぎたり、急に風が強くなったら?
あわてずに薪を1本ずつ抜いて、水の入ったバケツに薪を浸けて消火する。その際、自分に炎が当たってヤケドしないように風下へはまわらず、風上から作業を行うようにする。
コントロールできないほど炎が大きくなったら?
炎が大きくなりすぎて、薪を抜くことも難しい状態になったら、砂や土、水などをかけて消火。ただし水をかけるときは、水蒸気が発生してヤケドする恐れがあるので、水蒸気が自分にかからないように道具などを使い、注意しながら消火を行うようにすること。
焚き火が原因で大きな事故になりそうなら?
自分で消火できないほど火が大きくなり危険を感じたら、ただちに消防署へ通報。そして周りの人に声をかけ、管理人へも連絡する。夜中にこのようなことになると、寝ている人もいてケガ人が出る恐れもある。そのため、夜遅くまで焚き火をしないように。
文:牛島義之
イラスト:岡本倫幸
初出:GARVY2021年10月号