いよいよプールへ! アリ大満喫!
いよいよアリお待ちかねのプール!!!
17時30分ごろまでは、ほぼ貸し切り状態。その後はゲレンデのリフトが終了してから来たと思われる方たちでプールは賑わい、18時30分ごろには25名ぐらいはいたかな〜と思う。
だいたいの方たちは1時間弱で出ていくものの、私たちはなんとこのプールに2時間半もいた(笑)
私にはゲレンデとプールは完全にオーバースペックで、ほとんど浮き輪の上で浮いているか、プールの横に付いていた小さなジャグジーに入っていたけれど……アリが楽しんでいる姿をたくさん見られたからおかあさんは満足だ。
母と息子、シングル家庭の“温泉の壁”
プールから上がって、簡単に体を拭いて上着をはおったら、そのままプールと同じ階にある温泉へ直行!
ところで以前、アリとおかあさんの旅の連載でも書いているが、シングル家庭の私たちの旅では、温泉を楽しむのに若干の障壁がある。
アリの身長が120cmを越した5歳ごろから、一緒に女湯に入るのは控えるようになったので、旅先ではアリと男湯に一緒に入ってくれる友だちがいないと温泉には入れなくなった。
アリも8歳になり、最近は時と場所を選んで比較的安全そうな場所では、アリとおかあさんは別々に各々の湯に入る。
その点、このホテルの温泉はファミリー利用が多く和やかで、施設の管理も行き届いているので、アリも私も安心して別々に入ることができた。
しかも、この日のお湯にはリンゴが浮いていて、とってもいい香り♪ こうして温泉も満喫!
ホテルのラウンジも利用OK! 福島の文化も体験!
ゲレンデマイカーステイプランを利用中はホテル内ラウンジも利用でき、コーヒーやお茶を無料で飲める。
温泉から出たあとラウンジでコーヒーを飲みながら少しゆっくりしていると、20時ごろからラウンジで民謡と踊りのパフォーマンスがあるというので、始まるまで待つことにした。
しばらく待つと、歌い手さんが福島民謡の「会津磐梯山」の生歌を披露、“私は民謡の登場人物、小原庄助さん”と称するスタッフが踊りも教えてくださり、見ていた子どもたちみんなで櫓をグルグル踊りまわり、その場は一気にお祭りムード。
アリはパフォーマンスタイムが終わっても、習った踊りを復習して余韻に浸り、それから売店の赤ベコガチャをして、人魚ベコをGET(笑)
ほんの少しだけど、思いがけず福島の文化にアリと触れられたことをうれしく思った。
この後は、エブリイさんに戻ってカップラーメンを食べる予定。夕食用のカップラーメンは持参していたけれど、売店でご当地ラーメンが売っていたのを見つけると、アリに「せっかくなら、この場所のラーメンを食べようよ!」と、いつもお母さんがいうセリフを先に越され、ふたりで何だかホクホクしながらラーメン購入。
喜多方ラーメンと仙台の米沢ラーメンが並んでいたのでひとつずつ購入して、食べ比べることにした。
ゲレンデの明かりに守られながら、エブリイさんで車中泊
ホテルで、プール、温泉、民謡とたっぷり楽しんでエブリイさんに戻ったのは21時半ごろ。
ゲレンデにはナイターの明かりがずっとついていて、駐車場は適度な明るさ。周りのキャンピングカーからも優しい明かりが漏れていて、そこは安心して過ごせる場所だと感じることができた。
ところで、ゲレンデマイカーステイプランは普通自動車なら利用可能とのことなので、さまざまなマイカーで利用される可能性がありそうだ。
なかでも、ハイエースなど大きめのクルマの車中泊仕様なら、夜の車内時間もエンターテイメントとして楽しみやすくて最高ではないかと感じる。
わが家の場合、マイカーで車中泊は快適にできるが、広くはないし、キッチンなどがあるわけでもないし、簡単な宿泊手段のひとつといった感じなので、長い夜の過ごし方には少し工夫が必要。
わが家と同様に寝るだけ装備のマイカーでここを利用する場合、夜の過ごし方を間違えると、もしかしたら寒くて、寂しくて、ひもじいと感じてしまうかもしれない。
もともと“今日は何もない駐車場でシンプルな車中泊”と割り切っていればいいのだが、ここではすぐそばに楽しい空間があるがゆえ、暖かいホテルから出て、クルマに向かうのは少し残念な気持ちになることがあるかも……。
もし、それが子どもの初めての車中泊だとしたら、何でホテルに泊まれないの? 何でクルマで寝なきゃいけないの? といわれるかもしれない。
……と、アリとおかあさんが車中泊を始めたばかりのころを思い出しながら、このプランを利用する方は自分の愛車に戻って、暖かく楽しく過ごせるように前もって考えて準備しておくといいとよ!とお伝えしたいと思った。
※追記※
私が利用したあと、なんとこのプランは「焚き火OK」になったようです! これ、雪中での焚き火を体験してみたい方や、ゲレンデBBQをしたい方には最高じゃない⁉
それに、マイカーの横で焚き火を楽しめれば、私が上で書いたような夜の過ごし方への心配もなくなりそう(★念のため、悪天候で車外に出られない場合の過ごし方は想定しておいた方がいいね)ただ、ゲレンデ営業時間中はここで焚き火するとかなり目立つと思うので、覚悟しておきましょう(笑)
そして、わが家の車内ではご当地ラーメンの食べ比べ!
いただきまーす!
どっちもおいしいね! と一気にラーメンをすすり、明日は帰路で喜多方ラーメンのお店を見つけて食べようね! と約束。
センター内のトイレが24時間利用可。夜の足元は凍結に注意
時刻はあっという間に22時過ぎ。そろそろトイレに行って歯を磨いて寝る準備。
ゲレンデマイカーステイプラン利用者は、センター内のトイレやシャワーが24時間利用可能。ただし、駐車場からセンターまでの雪道はカチコチ。ツルツルに固まっていて、ヒヤッとする場所がたくさんあった。夜の歩行は油断禁物だな。
誰もいないセンター内に入れるのは特別感があるけれど、アリは怖がってた(笑)
エブリイさんに戻ったら、バタンキュ〜おやすみなさい〜。
マイカーステイプラン利用者はファーストライドが無料!
翌朝、6時に目覚ましをかけていたものの、おかあさんは二度寝して目覚めたのは8時。
アルツには、ファーストライドという通常のリフト運行開始8時30分の15分前に特別乗車できるシステムがあり、その利用券を1000円で販売している。
ゲレンデマイカーステイプラン利用者は無料でファーストライドができるとのことなので、せっかくだから朝イチ滑りに行こう思っていたのだけど、寝坊でアウト……。
まぁ、このファーストライドに魅力があるかどうかは時期と天候で大きく変わるよね。この日は、無料で行けるなら行っておこうかな……程度のテンションだったので、サクッと気持ち切り替え。
できたて、おいしいモーニングがうれしい!
ゲレンデマイカーステイ利用者は、センター内のカフェで朝食をとることができる。
時間予約が必要で、ファーストライドで1本滑ってから朝食にしようと思っていたため、わが家の予約は8時45分。
ファーストライドは行けなかったけれど、8時に起きてアリを起こし、着替えたりしていたら、あっという間に予約時間。
closeと看板の出ているカフェのカウンターに朝食カードを出し、テーブルでしばらく待つと、できたてのモーニングが運ばれてきた。
メニューは日替わりらしいのだが、この日のメニューは、クロックムッシュ、サラダ、卵、ソーセージとミネストローネ。ドリンクはソフトドリンクから選ぶことができた。
アリの足が痛くなることもなく(笑) しっかり滑ってスノーボード満喫。
2日目も17時まで、ホテルの施設が利用できる!
17時のセンター終了時刻までに利用カードを返却すれば、引き続きホテル内施設も使えるとのことなので、15時にゲレンデを上がり、2日目もホテルの温泉へ!
お風呂上がりには、またラウンジでコーヒーをいただき、
お茶のオリジナルブレンド作り体験ができるようになっていたので、そちらもしっかりちゃっかり楽しんだ。
チェックアウト時にゴミを引き取ってもらえます!
ホテルからセンターに戻り、17時の5分前、「蛍の光」が鳴り響くなか、受け付けに利用カードやレンタルタオルを返却してチェックアウト完了!
ステイ中に出たゴミは、指定ゴミ袋に入れてチェックアウト時に引き取ってもらえます(これ、とってもありがたいサービスだね!)
このタオルはセンター内のシャワーを浴びるときなどに使用するもので、ホテルの温泉やプールで使用するタオルはそれぞれホテルで借りられます。
わが家はセンターシャワーは使用せず、歯ブラシも持参していたので、ゴミ袋のみを使用して、後はそのままお返ししました。
アルツ磐梯スキー場さま、2日間大変お世話になりました!
盛りだくさんで、わが家なりに楽しみ倒したアルツのゲレンデマイカーステイプラン!!
リフトの割引き価格、施設利用料などをお金に換算してみて、このプランの利用料がお得なのかどうかは、正直何ともいえないところだと思うおかあさんだけど……。
プライスレスな経験ができたことは間違いない。帰りの車中で何度も繰り返された「楽しかったね〜!!!」というアリの言葉が、その価値を感じさせてくれた。
〈感想〉
このプランに焚き火が加わったら、本当に最高だと思う! 2日間ぎっちり遊んだわが家に焚き火をする時間はなかっただろうけど……笑 次は2泊かしら? 今度はお友だちと一緒に行きたいな! 引き続きこのプランの展開を楽しみにしています。
おまけの一枚! 帰りの喜多方ラーメン!
アリとお母さんのお支払いメモ
●マイカーステイプラン利用料 1万円
●センター駐車場利用料 2000円(1000円/1日)
●リフト券 1万1800円
〈リフト券内訳〉
1日目:大人1日券3900円+子ども午後券1800円
2日目:大人1日券3900円+子ども1日券2200円
●その他 飲み物や食べ物
▼ゲレンデマイカーステイプランは~2022年3月26日(チェックイン)まで!▼
写真、文:三沢真実
著者プロフィール 三沢真実 mami misawa
クリエーターズユニットCAMMOC(キャンモック)にて「キャンプのある暮らし」をテーマに、情報発信、キャンプコーディネート、イベント企画、などを⾏うクリエイティブデザイナー。現在8歳の息⼦と2⼈で⽇本⼀周車中泊&キャンプ旅の途中。