【概要】キャンピングカーで旅するYouTuber「日本を旅するうめの」さんが、日本全国の車中泊スポットを紹介する連載企画。第1回は北海道の道の駅をめぐり、車中泊時のポイントや施設の特徴、見どころ、グルメなどを紹介。

道の駅おびら鰊番屋

道内最大の鰊番屋で漁師魂を感じる!

特産品の販売や休憩コーナーなどがある小平町観光交流センター、日本海の海の幸が味わえる食堂が人気の“食材供給施設”、国の重要文化財・旧花田家番屋を併設する「道の駅おびら鰊番屋」。

道の駅本館もその番屋に合わせて、渋い外観。自販機も黒塗りになっている徹底ぶり。

天井の高い休憩スペースの漁師旗は圧巻! 畳の休憩スペースもあり、ゆっくり過ごせます。

また売店の上の階には無料で見学できる郷土資料館があり、明治の生活の様子を見ることができますよ。

♪ おすすめグルメ ♪

地元産の商品が並ぶ売店には、道の駅限定お菓子コーナーがありました。そのなかでも気になったのが……

左の「子持ちクッキー」(130円)と右の「たこ墨まんじゅう」(120円)。

おしゃれなパッケージのスイーツですが、中身は数の子とたこ墨。渋い。渋すぎる……!

「子持ちクッキー」は、かわいいお魚クッキーにチーズと燻製した数の子が。甘味なのか珍味なのか……。この奇跡とも言える出逢いに感謝です。

「たこ墨まんじゅう」はしっとりとした甘いこしあんで見た目のダークさはなく、誰でもおいしく食べられます。

このように、手軽にご当地の味覚を楽しめるのが道の駅の魅力。でも営業時間に間に合わないことも、クルマ旅にはよくありますよね。

そんなときにうれしいのが、24時間利用可能なご当地自販機。見た目も渋く、おびら鰊番屋のコンセプトにぴったり。つい写真を撮りたくなります。

〈うめの's 車中泊チェック!〉

総合評価 ★★★☆☆(5点満点中3点)

休憩スペースが充実し、レストランもあり、観光もできる道の駅。トイレもきれいで安心して使えます。

車中泊の注意点としては、駐車場の傾斜に要注意。海に向かって低くなっており、特に国道向かいの海側の駐車場は傾斜が強くなっています。休憩する際は、頭側が高くなるように考えて、車を止めましょう。

道の駅おびら鰊番屋 施設データ

住所:〒078-3454 北海道留萌郡小平町宇鬼鹿広富
アクセス:深川留萌自動車道・留萌IC~約24km(約25分)
駐車台数:普通車61台、大型10台、身障者2台
標高:約6m

営業時間:道の駅9:00〜18:00、レストラン&見学施設8:00〜17:00(5〜10月)・9:00〜16:00(11〜4月)

設備:フリーWi-Fi あり/風呂シャワー なし/電源 なし/食事処 あり/売店 あり/コインランドリー なし/オストメイト あり

周辺情報:
入浴施設 小平町総合交流館ターミナルゆったりかん(約13km・車で約13分)
コンビニ ローソン留萌鬼鹿店(約1.7m・車で約3分)
スーパー JAるもいAコープオリーブ(約18km・車で約19分)

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今回は札幌からアクセスのいい北欧ライクな道の駅と、最北端目指すオロロラインの中でも、鰊で栄えた数の子好きにはたまらないエリアを旅しました! このまま海沿いに北へ向かいます!

なんと、次回は旅人必見の温泉併設スポットが続きますよ。お楽しみに!

写真・文:日本を旅するうめの