冬の車中泊の寒さ対策として有効な窓の防寒方法を紹介。市販シェードやDIYシェード、テクニックなど。

一般乗用車の車中泊で重要なのは、窓から伝わる冷気侵入を阻止すること。きちんと対策すれば寒い冬でもなんのその。快適に過ごすことができるのだ。

重要なのは、窓から伝わる冷気侵入を防ぐこと

車中泊ではおおもととなるクルマを防寒しなければ、寒さを食い止めることはできない。その手段として最も有効なのが、窓ガラスを断熱すること。

冷気は窓ガラスから伝わってくる。すべての窓を内張りすれば、冷気を遮断できるというわけだ。逆に冬の車中泊は、窓対策をしていないと寒くて寝られたものじゃない。

では具体的に、どのように窓ガラスから伝わる冷気を防ぐのか、その対策を紹介しよう。

長く使うなら、車種専用設計のシェードがおすすめ

窓ガラスからの冷気を遮断するのに手っとり早いのが、市販の断熱シェードを使うこと。

車種専用設計されているものを選べば、各窓をしっかり覆うことができ、断熱効果も高い。多少、値は張るが、それに見合う価値は十分にある。

シェードはアイズの「マルチシェード」が定番人気。断熱性の高い4種類の素材を組み合わせて作られており、寒冷時には最大5℃以上に車内温度を保つことができる。また結露を抑える効果も。

またマルチシェードは、車種専用設計になっており、対応車種は300車種以上。専用設計だから窓に隙間なくぴったりとハマり、冬は冷気の侵入、夏は温度上昇を抑えてくれるのだ。 

手軽さで選ぶなら、アルミ保温シートでDIY

効果や見栄えは断熱シェードより劣るが、簡易的なシェードをDIYするのも手。量販店などで売っているアウトドア用の厚さ8mm以上の銀マットがおすすめ。

新聞紙で窓枠の型を取り、それに合わせて銀マットをカットしよう。手間はかかるが、費用面は安くすむ。

 

最強の冷気遮断技は、シェード+フリースの二重構造!

高性能なシェードでしっかり窓をふさぎ、さらにその内側にフリース布を吊るす二重構造は、優秀な断熱効果を発揮する。

フリース布は、窓枠上部から寝床の下部まで隙間なく覆うようにすると効果が高い。フリース布の裾をシート側に折り込み、スライドドアとの接点をなくし、車内に小部屋を作るイメージだ。

こうすると窓ガラスから伝わる冷気が遮断でき、真冬でも快適に眠ることができる。

カーネルアンバサダーのふたりはこうしてる!

軽キャンパー・テントむしで全国を旅する車中泊女子・まるななさん。冬車中泊の窓対策はというと……。

フロント部の窓には目隠し兼断熱効果が高いアイズ・マルチシェード。車内の窓は断熱ボードで壁ごとふさぎ、寝室のボディに伝わる冷気をシャットアウト。季節で変えるので模様替えにもなる。

同じくカーネルアンバサダーで、キャブコンで旅をする車中泊女子・うめのさん。フロントはまるななさんと同じ、アイズのマルチシェードを愛用。

リビングの窓には、プチプチでできた断熱タイプの結露防止シート+カーテンで寒さ対策をしている。サッシにテープを貼って、二段構えのカビ防止も施している。

豆知識・スライドドアからの冷気侵入も要注意!

冷気侵入の大敵は窓ガラスからだが、ミニバンやワンボックスなどスライドドアのあるクルマは、ステップからも冷気が上がってくるので要注意。こちらはDIYしなくても、持参品の転用で防ぐ方法がある。

いちばん簡単で効果的な方法は、大きなナイロン袋に着てきたダウンジャケットなどのアウターを入れて、ステップの上から詰めることだ。

ドアを開ける時には外す必要があるが、増える荷物はナイロン袋1枚だけですむ。

寒さ対策が万全なら、冬でも車中泊を楽しめる!

サブバッテリーで稼働するFFヒーターやエアコンが装備されているキャンピングカーなら、冬でもぬくぬくと車中泊できるが、そうでない一般乗用車の場合、防寒対策は必須。

今回紹介した冷気侵入防止対策をしっかりと行おう。さらに重ね着などで体の防寒対策もしておけば、真冬の車中泊でも快適に過ごせるはず!

※こちらの記事は車中泊専門誌『CarNeru(カーネル)特選!冬に車中泊を楽しむ本』の内容を一部抜粋、再編集したものです。