【概要】スズキのコンパクトSUV「フロンクス」の試乗体験レポート。乗り心地や特徴、スペックなど。車中泊雑誌『カーネル』編集長の大橋が体験。

スズキ“激推し”のコンパクトSUV

「2024年秋発売」にもかかわらず、プロトタイプでの事前試乗会が6月に開催されるほど、スズキが「激推し」しているのがフロンクスだ。

そのプロフィールは、日本で以前に販売されていた「バレーノ」の流れを組むニューSUVクーペモデル。

バレーノの日本販売は2020年までだったが、インドや中南米、中近東、アフリカなどでは、2023年から新型「フロンクス」として新型が販売され、大きな人気を博していた。その日本モデルがついに上陸!ということで、いやが応にも期待が高まる。

今回は、モータージャーナリストでもない、一般ドライバー代表ともいえるカーネル編集部員が試乗を体験。高速周回路でハンドルを握ったが、十分に高速域の安定性は確認できた。

さらにパイロンで作られたS字でも、不安定な挙動は皆無。普段使いでの走行では、大きなストレスは感じないはず。後席の乗り心地やノイズなどの体験もすすめられたが、今回は残念ながら時間切れ。

そして、最後は車中泊チェック! シート就寝はやや厳しそうなので、ラゲッジ就寝がファーストチョイス。倒した後席の背もたれが斜めのため、少し工夫が必要かも。あとは奥行きの長さも足らない印象(数値は未計測)。後席体験などとあわせて、次の一般道試乗会での宿題としたい。

SUZUKI FRONX 注目のポイント

画像1: SUZUKI FRONX 注目のポイント
画像2: SUZUKI FRONX 注目のポイント

コンパクトなクーペSUVスタイルで、主張のある外観デザイン。全長3995×全幅1765×全高1550mmというサイズのわりに、グラマラスに見えるボディラインは、同車の特徴といえるだろう。

画像3: SUZUKI FRONX 注目のポイント

2520mmのロングホイールベースなどにより、高い操縦安定性と直進安定性を実現。最小回転半径が4.8mのため、オンオフともに扱いやすく、普段使いで手にあまらない。

画像4: SUZUKI FRONX 注目のポイント

直4DOHC+モーターのマイルドハイブリッドを採用。

画像5: SUZUKI FRONX 注目のポイント
画像6: SUZUKI FRONX 注目のポイント

シャープな前後ライトが外観のアクセントに。

画像7: SUZUKI FRONX 注目のポイント
画像8: SUZUKI FRONX 注目のポイント

内装はインパネの高輝度シルバーや、革とファブリックの2トーンシートが高級感を演出。

画像9: SUZUKI FRONX 注目のポイント

最大荷室にした際、残念ながら一部斜めになるので工夫が必要だろう。

【主要諸元】4WD・6AT(マイルドハイブリッド)

全長×全幅×全高:3995×1765×1550mm
乗車定員:5名
車両重量:1130kg
エンジン形式:直4DOHC 
 排気量:1460cc
 最高出力、最大トルク:7.3kW/ 6000rpm、134N・m / 4400rpm
モーター:直流同期電動機
 最高出力、最大トルク:2.3kW/ 800 ~ 1500rpm、60N・m / 100rpm
最小回転半径:4.8m
価格:未定

※プロトタイプのため、写真やスペックなどは変更されることがあります。

写真:小林 司
文:大橋保之(カーネル編集部) 
初出:カーネル2024年9月号vol.68

This article is a sponsored article by
''.