地元の人に聞いたご当地グルメ4選!
西伊豆・仁科で1926年(大正15年)から100年続く「河津屋食堂」の4代目・大矢孝徳さんに教えてもらった、西伊豆で外せないご当地グルメ4選。
それぞれの料理に込められたストーリーもおいしい(!?)。これぞ「旅のメシ」感が味わえる絶品を紹介。
河津屋食堂
「仁科ではみんな『肉丼』食べて大きくなった」
伝統料理「しおかつおうどん」を紹介するつもりが、4代目が自ら紹介してくれたのは河津屋名物「肉丼」。柔らかい豚肉に秘伝のタレが絶品で、どちらも毎日でも食べたくなる。
ご当地グルメを含む130種類以上のメニューがあり、西伊豆に来たら最初に寄るべき名店。
喜久屋
イカスミで真っ黒な「海賊焼」
地元の製麺所「堂ヶ島製麺」が手掛ける特製イカスミ麺を使った海鮮風味の塩焼きそば。国道沿いの老舗食堂「喜久屋」では、イカ、タコ、キャベツのほかにどっさりと岩のりがかかり、ひと口ごとに海の香りが広がる。なお、歯は黒くならない。
沖あがり食堂
刺し身イカと漬けイカの「いか様丼」
仁科漁港に水揚げされた新鮮な真イカを使った丼が食べられる漁協直営の「沖あがり食堂」。刺し身のイカを載せた「イカス丼」、漬けイカと卵黄で夕日をかたどった「夕陽丼」、その両方をのせた「いか様丼」などがリーズナブルに食べられる。
堂ヶ島食堂
豪快漁師メシ「俺のぶっかけ丼」
堂ヶ島を一望できる漁師カフェ「堂ヶ島食堂」の名物メニュー。ぶつ切りの海鮮とメカブ、だし醤油がかかった西伊豆産の卵を潰して混ぜると、まるで海鮮卵かけご飯のよう。堂ヶ島で採った天草で作るところてんは、なんと食べ放題。
写真、文:rui
写真協力:伊豆市観光協会、東伊豆町観 光協会、稲取東海ホテル湯苑、赤沢日帰 り温泉館、百笑の湯、金谷旅館
初出:カーネル2024年7月号vol.66