日本RV協会が関連するキャンピングカーショーは、4月以降、一年で11カ所が予告されている。
全国各地で開催されるため、各地域と密着した展示ブースも少なくない。さらに、各ショーで「初出」となるアイテムもあり、それぞれ見どころは多い。
そこで今回は、2月に開催された「名古屋キャンピングカーフェア2024 SPRING」のなかから、各ブースで発見した車中泊のお役立ちギアをピックアップ。
会場をまわりながら、「これ使えるな」とか「初めて見た」など、ぶつぶつとひとり言をつぶやきながら、カメラを持った会場散歩は、来場者からは怪しく映ったかも!?
キャンピングカーメーカーによる注目のモデルをチェックして、「次の一台」を想像するのはもちろん楽しい。
しかし、アイテムを見ながら「いまの一台(車中泊カー含む)」をバージョンアップさせていくイメージを膨らませるのも、キャンピングカーショーの楽しみ方だろう。
お役立ちの車中泊グッズ6選
車中泊雑誌『カーネル』編集長・オオハシが注目したお役立ち車中泊グッズを紹介。
※見出し部分は、ブース名/製品のメーカー名 製品名 を掲載。
レクビィ/レクビィ スイータブルシートサポーター
優しく体を支えて疲れを軽減する
スイータブルシートサポーター(7万1500円)は、背もたれに軟質のウレタンを採用し、ホールド感の高い立体構造を施したアイテム。脱着式のクッションもあり。
一緒に展示されていたシートバックマット(写真右)は、シートバックを利用して対座仕様にできる。折りたたみ式で操作も簡単。
ロータスRVパーツセンター/日本セイフティー ラップポンPF-1
手動ラップ式簡易トイレの銘品
「簡易トイレといえばラップポン」というくらい認知度も上がってきている。座って使用できる折りたたみ式。
熱圧着と防臭素材の汚物袋を採用しており、1回ごとに個別で密封できる。レジャーでも防災でも役立つアイテムだろう。本体と台座は水洗いできる。5万3900円(消耗品30回分付き)。
かーいんてりあ高橋/ムツミコネクト MTM RiSE
クルマを拠点に動きまわれる電動キックボード
旅先でフレキシブルに行動したい人におすすめの、折りたたみ式電動キックボード。前後サスペンションに凹凸を吸収するPUアブソーバ方式を採用。
悪路に対応できるワイドかつ強力なグリップ力をもつSUVタイヤを装着。免許は不要だが16歳未満は運転禁止。21万7800円(一般先行予約販売中)。
ホワイトハウス/TCL ファイヤーショーカスティック
ぜひ車載しておきたい! 次世代の消火器具
初期消火で役立つ次世代消火アイテム。使い方は簡単で、フタを外してマッチのように擦るだけ。サイズは2種類あり、「100秒噴射」タイプで365g、「50秒噴射」タイプで215gという驚異の軽さ。
不活性ガスを使用するので、使用後に汚れが残らず、復旧しやすい。1万6500~1万8700円。
G-Fun(by SUS)/G-Fun 車中泊キット
6角レンチのみで組み立てるDIY用の車中泊キット
車内を同規格のアルミフレームで自在にカスタムできるG-Funスタイル。フレームは高強度ながら軽くてサビないのが大きな特徴。
六角レンチ1本で組み立て&脱着できる。自分に必要なアイテムだけ選んで装着でき、組み立て用の図面をダウンロードして使用できる。総額35万円。
ジェイエスピー/HANT ソフトクーラーボックス12&20
ブラック基調の統一ビジュアルのブースが目を引いていたHANT。ポータブル電源やルーフテントなど、幅広いラインアップが来場者を集めていたが、わが編集部が注目したのはソフトクーラー。
止水ジッパー採用、厚さ2.5cmの保温フォームにより保冷効果は抜群だ! 2万4200~2万6400円。
※価格はイベント限定価格の場合があります。
写真、文:大橋保之(カーネル編集部)
(カーネル2024年5月号vol.66より)