知っておきたい! クルマを寒さから守る方法
車中泊時の寒さ対策で重要なのは、体の保温とクルマの防寒。こちらでは、車中泊アイテムを使用してクルマの「冷え」を防ぐ基本を紹介しよう。
![画像: 知っておきたい! クルマを寒さから守る方法](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/02/27/d2e3215e89f89a393f4d38b21fe030c43cd3afed.jpg)
大きなポイントは、やはり窓を塞ぐこと。これがセオリーであり、最大の決め手といえる。シェードやカーテンで窓を塞ぐだけで、車内温度はかなり管理できる。
そのためには、それらの素材と厚みが重要。外からの視線を遮る「目隠し」としての役割をもちながら、「寒さ対策」としての効果をしっかりとうたっている市販品のほうが、確実に性能を発揮してくれるだろう。
![画像: 断熱材を入れるのも効果絶大。内張りを外す時間や技術が必要なので、できればカーショップに頼んで作業してもらったほうが失敗は少ない。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/02/27/ce68b34889a1fd82a4e0bbbe0ca25cd9c9a7aed4.jpg)
断熱材を入れるのも効果絶大。内張りを外す時間や技術が必要なので、できればカーショップに頼んで作業してもらったほうが失敗は少ない。
最近では、車内に張る簡易テントなども販売されている。あくまで「目隠し」アイテムだが、シェードやカーテンとの併用なら、十分効果を発揮する可能性も高い。体同様に車内も「重ね着」をすること。それがシンプルながらも、暖眠の基本となる。
ただし、FFヒーターやエアコンが装着されていない場合に限る。
シェード
![画像: シェード](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/02/27/6098f87316acbc15eac033a3cd2d2cd65810da7c.jpg)
もはや車中泊ではマストアイテムといえるシェード。冷気は窓から伝わってくるため、この窓を塞ぐだけで、かなりの効果が得られる。
ここでのポイントは、このシェードの厚みと素材。ペラペラな100均アイテムより厚さ5mm以上の銀マット。そして、その銀マットよりもアイズのような専用アイテムのほうが効果大。
カーテン
![画像: カーテン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/02/27/0f185fe45cea6a70bc6d3a810406f5eef04bc8a4.jpg)
カーテンも侮れない。カーテンレールを装着する専用カーテンはもちろんのこと、ラグやフリース素材の布を簡易的に掛ける即席カーテンでも、十分に効果を感じるはずだ。
車内を前後部で分けたり、シェードを装着した窓に、さらにカーテンを装着するコンボは、より高い効果が期待できる。布は長く、下側が余るくらいに。
カーペット
![画像: カーペット](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/02/27/94c4b017a85465ff01a847f4a5c0907c2bb3f0f2.jpg)
ラゲッジで就寝するなら、床に一枚敷いておくと底冷えしない。銀マットでもいいが、必ず厚みのあるものを。保温力のあるカーペットがベター。
シート就寝であっても、開閉するドアのステップ部から冷気が伝わるので、袋に入れたウエアやクッションなどを置いて、底冷えのケアをしておくといい。
+α 駐車場
![画像: +α 駐車場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/02/27/6d3af784588027f190228ff4c4a50860385fd17e.jpg)
車中泊する場所も考えたい。冷たい風が当たる場所よりは、木々や壁、建物がクルマを守ってくれる位置に止める。日陰よりも、朝から日光が当たる場所のほうがクルマを暖めてくれる。
スマホで風向きや日の出の方角を確認しておくと、少しでも寒さをしのげるかも。
文:大橋保之(カーネル編集部)
初出:カーネル2024年3月号vol.65