![画像1: ジャパンモビリティショーを“車中泊目線”でチェック! 専門家が注目した3台はこれだ!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/01/09/b0328c4adfbd785311853015071113aa04ba83a7_xlarge.jpg)
「東京モーターショー」から名前が変わり、4年ぶりの開催となった「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー2023)」(2023年10月28日~11月5日・東京ビッグサイト)。
![画像2: ジャパンモビリティショーを“車中泊目線”でチェック! 専門家が注目した3台はこれだ!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/01/09/0432235731e2d2e4b43c655b3a589ac349560456.jpg)
新たなショーとなった今回は、自動車業界だけでなく他産業やスタートアップも参加し、過去最高の475社が出展。日本RV協会も初出展し、キャンピングカーエリアが設けられたのも記憶に新しい。
そんなさまざまなモデルが展示される会場を、SUV・RV生活研究家の山崎友貴氏が「車中泊目線」でチェック。注目の3台を挙げてもらった。
選者/山崎友貴
SUV・RV生活研究家。四輪駆動車で車中泊をしながら、柴犬と全国を探訪中。究極のオーバーランダーの製作を追い求めているが、最近はかなりバンコンの方に気持ちが傾きつつある。シンプルモダンなものが好み。
ダイハツ ユニフォーム カーゴ
レジャーも意識した近未来の“美”軽バン
![画像1: ダイハツ ユニフォーム カーゴ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/01/09/a1ef11a9447fdbdf21099295bbc1330cbe5f0b9d.jpg)
2024年に、トヨタ・ダイハツ・スズキ3社が共同開発する軽商用BEVが市場に投入される予定だが、それに先駆けてお披露目されたのがコンセプトカー「UNIFORM Cargo(ユニフォーム カーゴ)」だ。
![画像2: ダイハツ ユニフォーム カーゴ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/01/09/6c5fd9d592f2a9405944f9f2f072c0a7386a4850.jpg)
近未来の軽商用BEVという位置づけで、そのデザインから機能と美しさがにじみ出ており、なかでもインテリアはスカンジナビアデザインを彷彿とさせる。
![画像3: ダイハツ ユニフォーム カーゴ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/01/09/25744b67123cf2ba55d3d332660e9bba7227ddd3.jpg)
そして、何よりもBEVゆえの低床で広い車内空間、室内の機能を簡単に変えられるユーティリティナットは、車中泊派を惹きつけてやまない。
日野 デュトロZ EV
商用目的のBEVトラックはキャブコンシャシーにもなる!
![画像1: 日野 デュトロZ EV](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/01/09/c0609d5f23edcadc9e74d54c1ef9a44590cc07bf.jpg)
展示車のなかで、多くのキャンパーやビルダーの目を奪ったのは、日野「デュトロ ZEV」ではないだろうか。2トントラックのBEVだが、すでに販売実績がある。
![画像2: 日野 デュトロZ EV](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/01/09/77d846e2ecfb6f57df8b969494f6f3ee37986786.jpg)
最大空間長2975mm、幅1590mm、高さが1795mmのカーゴ内は、従来の半分という床の高さが特徴だ。さらに運転席下のエンジンがモーターになったことで、ウォークスルーが可能になっている。
![画像3: 日野 デュトロZ EV](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/01/09/d515dc618bb6dbe156ec65cc982398e3893dee0d.jpg)
その形状を見れば、同モデルがキャブコンのシャシーとして適していることが分かる。トヨタ・カムロードを日野が製造していることを考えれば、実現も夢ではない。
トヨタ JUNO
トヨタが本気を出した!? シエンタの車中泊仕様登場か
![画像1: トヨタ JUNO](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/01/09/4a3e4c6dd7cf78a9302231b1daa77021e2a748f1.jpg)
自動車メーカーが既存車のインテリアをリノベーションするという手法においては、日産が一歩抜きん出ている感があるが、トヨタがショーにおいて本気モデルを出してきた。まだコンセプト段階だが、「JUNO(ジュノ)」というシエンタ用のパッケージは、市販の可能性大だ。
![画像2: トヨタ JUNO](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/01/09/a1f95b7d0890fce58429507a712d59f95fae0a3c.jpg)
![画像3: トヨタ JUNO](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2024/01/09/aa9f0d1bd6309304067259cfb75d29d62bd2c27f.jpg)
家具モジュールとクッションを自由に組み合わせることで、くつろぎ空間、ワークスペース、そして車中泊空間に変えられる。しかもシンプルモダンなデザインは秀逸。パッケージをインストールすることで2名乗車、4ナンバーにできるというメリットも見逃せない。
※記事の内容は2023年12月の雑誌発売当時のものになります
文:山崎友貴
写真:中里慎一郎
初出:カーネル2024年1月号vol.64