【概要】栃木の車中泊旅におすすめの温泉郷を紹介。車中泊スポット情報も。①では奥日光湯元温泉、鬼怒川温泉、川治温泉を紹介。

およそ600もの源泉が湧き出る、関東随一の湯処・栃木県。全国的に有名な名湯も、知る人ぞ知る秘湯も、車中泊ならではのめぐり方で個性豊かな温泉郷を満喫しよう!

源泉関東一・栃木の温泉をめぐるクルマ旅

「あらたふと 青葉若葉の 日の光」

日光を訪れた松尾芭蕉が『おくのほそ道』で日光東照宮、すなわち徳川家康の威厳を詠んだ句である。

家康の墓所である日光東照宮の威光を隅々まで照らす「日の光」とし、「日光」という地名とかけている。

日光は江戸から真北に位置し、家康は不動の北極星となり死後も江戸を守る意味合いもあったといわれている。

地形的に見ても、男体山をはじめとする日光連山によって関東平野が終わり、ここから先が東北の始まりである。

古代の人々にとっては、はるかまで続く関東平野の地平の先にそそり立つ日光の山々は「世界の果て」のように感じられたのではないだろうか。

この関東最北の山々は那須火山帯に属し、至る所からさまざまな泉質をもつ温泉が豊富にわき出ている。

画像: 今回の車中泊旅でめぐった栃木の温泉郷。

今回の車中泊旅でめぐった栃木の温泉郷。

それゆえ栃木県の源泉数は関東ではトップで、全国的に見ても10位。江戸時代の温泉番付にも数多くランクインしており、古くから保養地として名高かった。

また、源泉数が多いので、山深い温泉郷や徒歩でしかたどり着けない秘湯なども多く、その奥深さを知ると何度でもリピートしたくなる、そんな「渋め」な温泉めぐりをできるのが栃木の魅力だろう。

奥日光湯元温泉

画像: 奥日光湯元温泉

1200年の歴史、日光の奥座敷

日光市から約1時間、48のヘアピンカーブで有名ないろは坂を抜け、中禅寺湖を過ぎるとたどり着く日光の奥座敷・奥日光湯元温泉は、三方を山に囲まれた湯ノ湖の北側に多くのホテルや温泉宿が立ち並ぶ。

歴史は古く、788年に日光開山の祖「勝道上人」が発見したと言われ、昭和初期までは夏だけの湯治湯だったという。1954年には青森の酸ヶ湯温泉、群馬の四万温泉とともに国民保養温泉地の第一号に指定された。

標高1500mに位置し、夏は避暑地に適しているが冬は雪深く、スキー客でにぎわう。

温泉街の中央には大きな観光駐車場とビジターセンターがあり、40人ほどが入れる足湯「あんよの湯」も無料で開放されている(冬季は閉鎖)。

昼の時間に限られるがほとんどの温泉宿で日帰り入浴も利用できる。

三ツ岳の噴火でできた湯ノ湖と湯ノ平湿原

画像1: 三ツ岳の噴火でできた湯ノ湖と湯ノ平湿原

奥日光湯元温泉を象徴する湯ノ湖は周囲3kmにわたりハイキングコースも整備されている。

冬に凍結すると、海上保安庁の特殊救難隊・通称「海猿」が、氷結した海面を想定した救助訓練をすることで知られる。

画像2: 三ツ岳の噴火でできた湯ノ湖と湯ノ平湿原

湯ノ平湿原にある湯元原泉地は冬でも凍らず、木道を歩いて見学することができる。

温泉に入れる寺「日光山温泉寺」

画像1: 温泉に入れる寺「日光山温泉寺」

温泉街の最奥にある日光山温泉寺は、世界遺産・日光山輪王寺の別院で、全国でも珍しい温泉に入れる寺。

画像2: 温泉に入れる寺「日光山温泉寺」

日帰り入浴というより、「日帰り参篭(さんろう)」として、あくまで祈願のための参拝や湯治としての入浴に近い。

画像3: 温泉に入れる寺「日光山温泉寺」

原泉が高温のため加水はしているが完全かけ流し。入っているだけで体力が回復している気になるピリピリとした泉質だ。

京都では「湯葉」、日光では「湯波」 日光名物ゆば丼

画像1: 京都では「湯葉」、日光では「湯波」 日光名物ゆば丼

京都のゆばは一枚仕立てだが、日光のゆばは中央から二つに折るようにすくい上げるので間に豆乳が残り、厚みのある二枚仕立てになる。

画像2: 京都では「湯葉」、日光では「湯波」 日光名物ゆば丼

東武日光駅前の「らんぶる」では名物・ゆば丼だけでなく、ゆば刺しやゆばラーメンなども楽しめる。

奥日光湯元温泉で車中泊するなら

画像1: 奥日光湯元温泉で車中泊するなら

有数の観光地である日光、特に紅葉シーズンなどは無料駐車場や道の駅が満車になることが多いので注意が必要。

画像2: 奥日光湯元温泉で車中泊するなら

日帰り温泉「日光和の代温泉 やしおの湯」には車中泊プランがあり、温泉の利用はもちろん、駐車場に専用トイレと外部電源もあり、ゴミの処理もできるなど、ほぼRVパーク並みの車中泊スポットになっている。

鬼怒川温泉

栃木の温泉の代表格、関東有数の一大温泉地

首都圏からの交通アクセスのよさから「東京の奥座敷」として名高い鬼怒川温泉。渓谷美あふれる鬼怒川を挟んで、両岸に多くの大型ホテルや温泉旅館が立ち並ぶ。

絶景の急流を下る「鬼怒川ライン下り」や、「東部ワールドスクエア」など近隣にアミューズメント・パークも豊富で、都心からほど近い自然あふれる温泉地としていまだに根強い人気がある。

高さ50m! ふれあい橋の階段アート

画像1: 高さ50m! ふれあい橋の階段アート
画像2: 高さ50m! ふれあい橋の階段アート

鬼怒川温泉の景色を楽しむには、橋からの眺めがおすすめ。バブル崩壊後、倒産したホテルが廃墟として残されているので「鬼怒川=廃墟群」のようなイメージがついたが、実際廃墟が目立つのは上流のごく一部だけ。

鬼怒川唯一の共同浴場「鬼怒川公園岩風呂」

画像1: 鬼怒川唯一の共同浴場「鬼怒川公園岩風呂」

ホテルや旅館で日帰り入浴できるところも少なからずあるが、鬼怒川温泉には日光市営の共同浴場がひとつだけあり、気軽にリーズナブルに温泉が楽しめる。

画像2: 鬼怒川唯一の共同浴場「鬼怒川公園岩風呂」

岩風呂、檜風呂の内湯と庭園露天風呂があり。モンベルクラブ会員だと、市街料金から市内料金への割引もあるので旅人にはうれしい。

鬼怒川の渓谷を眺めながら足湯に入れるカフェ「espo」

画像1: 鬼怒川の渓谷を眺めながら足湯に入れるカフェ「espo」
画像2: 鬼怒川の渓谷を眺めながら足湯に入れるカフェ「espo」

ホテルサンシャイン鬼怒川にある足湯カフェespoは、足湯につかりながら鬼怒川の渓谷や鬼怒楯岩大吊橋を眺めることができる癒やしスポット。

画像3: 鬼怒川の渓谷を眺めながら足湯に入れるカフェ「espo」

栃木の名産・とちおとめをトッピングしたスイーツ「とちおとめクレミア」や鬼怒川の地ビール「鬼怒川温泉麦酒」を大自然の絶景のなかで楽しめる。ホテル内だがカフェだけの利用も可能。

鬼怒川温泉で車中泊するなら

画像1: 鬼怒川温泉で車中泊するなら

温泉地の少し北に位置する「鬼怒川温泉オートキャンプ場」は、温泉街の喧騒から離れた静かな渓流沿いにあるので、鬼怒川の雄大な自然を満喫できる。

画像2: 鬼怒川温泉で車中泊するなら

施設内に原泉温泉「上滝乃湯」があり、鬼怒川を望む露天風呂は格別、日帰り入浴も可。電源サイト、ドッグラン、バンガローなど設備も充実、河川敷ではBBQ や川遊びもできる。

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