車中泊雑誌『カーネル』が知るかぎり、おそらく日本初のイベントではないだろうか? 一般募集で集まった参加者たちが、災害時の避難を想定して、ホームセンターで車中泊を体験。
そんな画期的な参加型イベント「家族で楽しみながら、車中泊避難を学ぼう!」が行われたのは2023年10月28日(土)~ 29日(日)、場所は埼玉県のカインズ朝霞店の2階駐車場だ。
ステージは豪華ラインアップ! 群馬大学大学院理工学府の金井昌信教授(写真上左)を筆頭に、野菜ソムリエCanaco先生(写真上右)の「災害時にも役立つ美味しいご飯」、朝霞市地域防災アドバイザーの口腔ケアセミナー(写真下左)、そして日本トイレ研究所(写真下右)も登壇した。
車中泊避難を考えた豪華なコンテンツが並ぶなか、カーネル編集部からも編集長のオオハシが参加。エコノミークラス症候群の危険を減らすシートアレンジ講座を実施。
カーネルアンバサダー&連載陣も登場。参加者と一緒に車中泊を行った。個性的な車種とDIYの完成度、そしてアイテムが飾られた展示車を見て、参加者から歓声があがるほど。
非常食を作ってみたり、閉店後のカインズで車中泊アイテムを購入したり……。このイベントならではのコンテンツが満載だった。
参加者たちは、実際に自分たちがクルマで一泊するとあって、「いかに車内で寝るか?」を真剣に考える様子が、イベントの意義を表していたと思う。
約40名、10世帯前後の参加者が、カインズの駐車場で車中泊を体験。その実体験をとおして、被災時のシミュレーションをできた人も多かったようだ。
カインズの関係者の皆さん、同イベントの全国展開を期待していますよ!
写真:となりのカインズ編集部
文:大橋保之(カーネル編集部)
初出:カーネル2024年1月号vol.64