毎年8月末に行われる世界最大のキャンピングカーショー・キャラバンサロン。今年も8月25日(金)~9月3日(日)までの10日間、ドイツ・デュッセルドルフにて開催。
会場面積は、全16ホール+屋外エリア合わせて約25万㎡! 37カ国・751社の出展社が参加し、65カ国・25万4000人が来場した。
そんなキャンピングカーの祭典に、カーネル編集部取材班が初潜入! 会場の広さやキャンピングカーの種類に圧倒されながら、注目モデルをチェックしたぞ。
今回の目玉のひとつ! EVのVWバスキャンパー仕様
![画像1: 今回の目玉のひとつ! EVのVWバスキャンパー仕様](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/beb53c7f92ad33d6aee1429516451158f88ffc79.jpg)
キャラバンサロン開幕前から話題になっていたVWバスのEVキャンパー(メーカー仕様)。「Der ID.Buzz Pro」と書かれたプレートには、「motor:150kW(240ps)」の文字が。
![画像2: 今回の目玉のひとつ! EVのVWバスキャンパー仕様](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/b00dc4e30299cb60e8c0bc6e73f913d833aef32d.jpg)
![画像3: 今回の目玉のひとつ! EVのVWバスキャンパー仕様](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/0137aab9ed6924b90fb6f5622084a3e7fe39f0cd.jpg)
後部はすべてベッドスペースで、フラットかつ広い。リアには引き出し式のテールゲートキッチンが採用されている。 EVなのにコンロはガスなんだね!?
VWブースにあったルーフテント採用のコンセプトカー
![画像1: VWブースにあったルーフテント採用のコンセプトカー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/df90034b0f22e12145cb29eb4cdc0f481c1801c6.jpg)
EVキャンパーの裏に展示されていたのが、この「CaliforniaConcept」。危うく気づかずに通り過ぎるところだった。
![画像2: VWブースにあったルーフテント採用のコンセプトカー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/60aafff42fe5ea2683e40721986789fe29a74eb9.jpg)
こちらもVWメーカー純正で、ルーフトップやサイドオーニングを装着。
![画像3: VWブースにあったルーフテント採用のコンセプトカー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/e064ef954c5c04686f8a0a5346566b30fb3c8c51.jpg)
![画像4: VWブースにあったルーフテント採用のコンセプトカー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/1903e8b6b758893099e6e45d8966c37113bfa882.jpg)
車内はさながら移動オフィスの雰囲気で、テーブルやシートがレイアウトされている。上段のEVキャンパーより、ボディサイズはやや大きい。
オフロードを走る装甲車に見えるが、じつはキャンピングカー
![画像1: オフロードを走る装甲車に見えるが、じつはキャンピングカー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/ecaf687d942e574840aca480545a60e469871f5a.jpg)
大きさと迫力に圧倒されて、来場者が思わず「ワォ!」と声を出していたのが、この「ACTION MOBIL」。
![画像2: オフロードを走る装甲車に見えるが、じつはキャンピングカー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/73bfd4fbcaa66468e0ea031063a1bdb04adbcaab.jpg)
なかには2名就寝のWベッドやキッチン、リビング、そしてトイレなどを完備。これなら地の果てで車中泊できちゃうかもと、想像が膨らむモデルだ。
ほかにも、同様のコンセプトモデルがあったが、インパクトはこのモデルが一番だった。
キャラバンサロン名物!? バスコンのなかにクルマを積載
![画像1: キャラバンサロン名物!? バスコンのなかにクルマを積載](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/7318db7c28c87df002718c80721712863d7abebb.jpg)
最初は驚いたのが、クルマを積載できるバスコン。でもね……よく見ると、このホールのメインスペースはこんなバスコンばかり。キャラバンサロンの展示では、どうやら毎年のことらしい。
![画像2: キャラバンサロン名物!? バスコンのなかにクルマを積載](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/96ab1250786084d3cb11f4a4277f8c542b9052dd.jpg)
写真は、なかでもイセッタという旧車を展示したVOLKNER Mobil。近くにはバイクを積載してピット代わりになるバスコンもあり。もう好きにしてくれ~!
キャラバンサロンで発表されたフォードの新型キャンパー
![画像1: キャラバンサロンで発表されたフォードの新型キャンパー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/a4f0a874991debe9f25ca5d629bd1af01be73e79.jpg)
「ALL NEW FORD NUGGET -prototype-」としてフォードブースで発表されたメーカー純正キャンパー。VWといい、フォードといい、一般車のクルマメーカーが、キャンピングカーイベントで新型モデルを発表するというのがすごい。
![画像2: キャラバンサロンで発表されたフォードの新型キャンパー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/7a128c93f4b41cd32bd4e210e875669cf5298609.jpg)
ルーフトップテントを採用しており、リアラゲッジ部にはスタイリッシュなキッチンを装備。
我らが日産も現地法人がミニバンのキャンパーを展示
![画像1: 我らが日産も現地法人がミニバンのキャンパーを展示](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/7e0e9375f49989d8c5706de27f9ab72151e62f7f.jpg)
日産ブースには3台ほどミニバンのキャンパーが展示されていた。写真は「PRIMASTAR」というモデルで、残念ながら日本では該当するモデルはなし。セレナよりもややボディサイズは大きくスクエアな印象。
![画像2: 我らが日産も現地法人がミニバンのキャンパーを展示](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/d7416bfcdfb04928b05a1c9082c98c8dde49277b.jpg)
ルーフトップテントとリアにベッドスペースがあり、メッシュカーテンが装着されていた。残念ながら日本人のスタッフはいなかった。
日本からのブース出展はJAPANESE CAMPING TRAILER!
![画像1: 日本からのブース出展はJAPANESE CAMPING TRAILER!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/5d2db620767c1920fbb8a85d779586927c631382.jpg)
日本人による「from Japan」ブースは、たぶんここだけだったはず。フィールドスタイルにも出展しているX-cabinがブース出展をしていてびっくり。日本のアニメのようなブースのデザインも注目度満点で、多くの来場者が足を止めていた。
![画像2: 日本からのブース出展はJAPANESE CAMPING TRAILER!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/a3857345776506a201ce0c2afa4c216d3e4274ed.jpg)
展示していた「SOLO BD」は、大人のひとり旅をイメージして製作されたト レーラーだ。
エアフレームのルーフテント! 準備や折りたたみも簡単
![画像1: エアフレームのルーフテント! 準備や折りたたみも簡単](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/f25aa8392e42dc2ccff4579ef5a6bf9c9167c5fd.jpg)
「GENTLE TENT」ブースでは、さまざまなデザインのルーフテントを展示。そのすべてはエアフレームのルーフテント。エアを電動で入れると自動的に広がり、立ち上がる様子を実演。
![画像2: エアフレームのルーフテント! 準備や折りたたみも簡単](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/90498967bf7177016f78565cc3d4c720500c8bc6.jpg)
逆に空気を抜き、徐々に小さくなっていくのもおもしろかった。写真の製品でわずか49㎏という軽さも魅力だろう。
トレーラーの上部を広げると、そこはテント製の一軒家になりました
![画像1: トレーラーの上部を広げると、そこはテント製の一軒家になりました](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/76394a7ae77296a1ed64079c876d15f52cfb9cf8.jpg)
今回キャラバンサロンで「多い」と感じたジャンルのひとつ。トレーラーの上部を展開すると、まるで一軒家のようなベッドルームの個室とリビングなどが出現する。
![画像2: トレーラーの上部を広げると、そこはテント製の一軒家になりました](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/a0694de125600ec8ff71145f64458a4e93156937.jpg)
上の写真はTRIGANOというメーカーの「Sequoia」という製品だが、このほかにも多くのメーカーが同じジャンルの製品を展示していた。もはやキャンピングカーではないが楽しそうだからOK。
エアフレームではなくエアパネルのルーフトップテント
![画像1: エアフレームではなくエアパネルのルーフトップテント](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/6eff64af0c0185b2d9dc732da29665b177de7820.jpg)
本来は布製のパネルが、なんとすべて「エアパネル」になっているX-GLOOの「3D TEX」。開閉はもちろんエアの出し入れで行う。窓の部分は布になっており、もちろん開閉可能。
![画像2: エアフレームではなくエアパネルのルーフトップテント](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/5034ed86be26b95c66ce4b5a4dc734671ce882a4.jpg)
奇抜なアイデアとデザイン、コンセプトに目を引かれたが、日本の夏の車中泊では、かなり暑そう。実際に中で寝てインプレッションしてみたかった。
今回のなかでは『カーネル』イチオシ! インテリアをパズルのようにレイアウト可能
![画像1: 今回のなかでは『カーネル』イチオシ! インテリアをパズルのようにレイアウト可能](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/4c26aab9da3c28f79990b7627cb5e7d7935e9cfb.jpg)
「BOX FOR CAMP」というキャッチが書かれていたVOJOブース。じつは今回のキャラバンサロンで、最も『カーネル』向きだと思ったのが、このVOJO。
![画像2: 今回のなかでは『カーネル』イチオシ! インテリアをパズルのようにレイアウト可能](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/10/27/44e8484c240aa8e53cfab3ee5490ebb8df769d2d.jpg)
パズルのようなボックスを組み合わせてベッドにしたり、 キッチンにしたり、棚にしたりできる優れもの。車種が変わってもボックスの組み合わせを変更すれば、新たな車中泊仕様にアレンジできる。