クルマでの長期旅、不健康で非現実的なイメージがありませんか?
キャンピングカー在住歴6年になると、「よく長期間、クルマに住めるね」といわれる機会が増えました。
そこで今回は、“普段から取り入れている健康”につながる秘訣を紹介します!
車内環境を守る
衣食住の“衣と住”の部分を実はいちばん大事にしています。
そのひとつが、洗濯です。
洗濯物はケチらずコインランドリーでしっかり洗い(汚れが落ちやすい温水ランドリーが好き)、乾燥まで行います。
日本一周を始めたばかりのころは、ランドリー代節約のために車内干しをしていました。
しかし洗濯物が乾きづらい季節は、湿気が原因で車内の木材に悪影響を与えたり、カビが発生する原因にもなります。
また車内では掃除機で掃除をします。
夫婦とも花粉症やアレルギーがあるため、このように車内の衛生環境を保っています。家の生活と変わりませんよね。
ご当地&季節のグルメを楽しむ
ご当地グルメは旅の楽しみのひとつですよね。私たちも同じで、衣食住の“食”の部分は、その土地の名産品や地酒など、食べる楽しさは旅の醍醐味となっています。
だから日常の食事は、自炊で質素なもの。SNSで食事風景をあげると「まともなものを食べていないんじゃないか」と心配されることが多いですが、それもまた事実。
楽しみにしている“季節&地物の贅沢”のために、普段は節約モードな食事が多いです。
ちなみに現在の野望は、日本全国各地のお雑煮を食べること。
あんこが入った丸いお餅で作るお雑煮、白味噌のお雑煮、ブリが入ったお雑煮など、狭いようで広い日本の食文化には興味が尽きません。
ストレスは溜まる前に解消する
過去に一度、コロナ禍で日本一周を休止した期間があります。
世の中のざわめきがネットニュースにあふれ、気が滅入ったあの日から、生活スタイルを変えました。
それまでは予定に合わせて夜更かししたり、起床時間も遅かったりと不健康な生活でした。
しかし「このままじゃ何かがダメになる」と思い立ち、朝は決まった時間に起床、朝イチに日光を浴びてストレッチ、夜の散歩を日課にすることで、1日をスッキリした気持ちでスタートできるようになりました。
このときに体の健康だけでなく心の健康も大事だと気づいたので、それ以降のキャンピングカー生活でも取り入れています。
旅をしながら仕事をして収入を得る
一度脱サラした身ではありますが、私たちはもともと仕事が嫌で脱サラしたタイプではないため、仕事を再開するのに抵抗はありませんでした。
しかし、リモートで働けるような資格も経験もありません。4年前は、パソコンのキーボードを指1本で打つところからスタートしました。
そして現在は、日本一周の夢を叶えながらお仕事をいただける現状に、喜びと感謝の日々です。
さて、人は幸せをお金ではかりがちで、たしかに収入がないと生活はできません。
しかし3.11を体験した私たちは、お金以上に大切なものを知っています。命の時間が有限な
ことも知っています。明日が必ず来るとは限りません。
私たちの物差しでは、大切な人と時間をともにできる毎日に感謝。必要最低限の収入で日々を笑顔で(たまに夫婦喧嘩もしながら)過ごせれば、それが幸せなのです。
時間も人生も有限で、好きなことに触れられるのは当たり前ではなく、喜怒哀楽のバランスよく生きられてるのも、お仕事をいただけ、毎日ふたり一緒にご飯を食べられる現状があるからです。
心が健康じゃないなと思ったら、クルマ旅へ
「最近ちょっと心が健康じゃないな」と思ったら、ぜひ時間にとらわれないクルマ旅をしてみてください。
狭いようで広い日本には魅力がたっぷり詰まっているうえ、視界が広がるといままで見えていなかった世界が見えるようになりますよ。
写真、文:ガタガタGOGO・むっちゃん
執筆者プロフィール
ガタガタGOGO・むっちゃん
中古キャンピングカー・オルビスユーロ(キャンピングワークス社)に住んで6年目。リモートワークでフリーランスの仕事をしながら、日本一周の旅を続ける「がっちゃん」(夫)&「むっちゃん」(妻)夫妻。「ガタガタGOGO」名義で、キャンピングカーのある生活の魅力をブログやYouTubeなどで発信中。車中泊専門誌『カーネル』&SOTOBIRAアンバサダー。