【概要】エートゥーゼットの新型軽キャブコン「アレンミニ」の紹介。特徴や注目のポイントなど。

ここ数年のキャンピングカーブームで注目を集めているのが、軽自動車をベースにした「軽キャンパー」。

ボディが小さいので狭い道でもストレスなく走行できる、車両価格や維持費が安いなど、さまざまなメリットを持つ人気カテゴリーだ。

ただし、室内の居住性はボディの大きさと比例するので、コンパクトな軽キャンパーは少人数での使用が大前提。

とくにバンコンタイプの軽キャンパーは、ソロでの使用や夫婦・カップルのふたり旅までが現実的だ。

そんななかで人気の高まりを見せているのが、より広々とした居住空間を実現した軽トラックベースのキャブコン!

7月に開催された「東京キャンピングカーショー2023」でもエートゥーゼットの新型軽キャブコン「アレンミニ」が初公開され、来場者から大きな注目を集めていた。

軽キャンパーの機動性とキャブコンの居住性を融合

画像: 軽キャンパーの機動性とキャブコンの居住性を融合

アレンミニは、キャブの後方に居住部分のシェルをドッキングした普通車8ナンバー登録の軽キャブコン。ベース車両には、軽トラックのマツダ・スクラムが採用されている。

軽トラックベースだけあって、ボディサイズは全長3700×全幅1810×全高2533mmとコンパクト。

全長が短く小回りが利くので、街中でもストレスフリーで走行でき、平面駐車場であればクルマを止めるスペースに困ることもない。

軽キャンパーの機動性とキャブコンの居住性を融合することで、「軽キャンパーを家族で使いたい」というニーズにピッタリの1台に仕上げている。

軽トラベースとは思えない、室内空間のゆとり!

画像1: 軽トラベースとは思えない、室内空間のゆとり!

最大のポイントは、リアにエントランスを設けて広々とした居住スペースを確保したことだ!

軽キャブコンではボディ中央に出入り口を装備したセンターエントランス仕様がスタンダードだが、その場合、インテリア中央部の空間がスポイルされるため、対面ダイネットレイアウトを採用することは難しい……。

対してアレンミニはリアにエントランスを装備することで、室内空間を最大限に確保しているのが特徴だ。

画像2: 軽トラベースとは思えない、室内空間のゆとり!

センターエリアに4名が向き合って座れる対面ダイネットを設け、軽トラックベースとは思えないゆとりある居住スペースを生み出している。

画像3: 軽トラベースとは思えない、室内空間のゆとり!

リアエリアの広々としたキッチンスペースも、後部にエントランスドアを配置したアレンミニの大きな魅力のひとつだ。

画像4: 軽トラベースとは思えない、室内空間のゆとり!

左右のキッチンキャビネットには、シンクや49L冷蔵庫をスマートにビルトイン。

上部キャビネットには電子レンジも搭載可能となっており、ワンクラス上のキャブコンのような本格キッチンスペースに仕上げている。

画像5: 軽トラベースとは思えない、室内空間のゆとり!

大人数分のベッドスペースを確保しているのも、バンコンタイプの軽キャンパーとは一線を画す軽キャブコンならではのアドバンテージ!

バンクベッドのサイズは、大人2名が就寝できる長さ1930×幅1600mm。対面ダイネットを展開したフロアベッドは長さ1700×幅1200mmで、子ども2名が就寝可能となっている。

画像6: 軽トラベースとは思えない、室内空間のゆとり!

気軽にドライブできるコンパクトサイズの室内に、対面ダイネットや本格キッチン、大人2名+子ども2名分のベッドを備えたアレンミニは、小さな子どものいるファミリーユーザーにもピッタリの1台! 

ちなみに、「東京キャンピングカーショー2023」で公開された車両はプロトタイプで、市販モデルは現在開発中とのこと。軽キャンパーの購入を検討している人は、今後の動向に要注目だ!

写真、文:岩田一成 

執筆者プロフィール

岩田一成……キャンピングカーライフ研究家/ライター。新車のキャンピングカーを3台乗り継ぎ、家族と一緒に1000泊以上のキャンプ・クルマ旅を経験。雑誌、書籍、新聞、WEB、イベント、テレビ、ラジオなど、様々な形でキャンピングカーの魅力を発信している。著書「人生を10倍豊かにする至福のキャンピングカー入門」(グラフィス刊)。

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