【概要】夏の車中泊の暑さ対策としておすすめの、ポータブルクーラー、ポータブルエアコン、車載クーラーなどを紹介。選び方、クーラーのカテゴリ分け、比較表も。

暑い車内を少しでも快適に過ごすため、コンパクトなクーラーを利用する人が増えてきた。

以前は、バグネットとベンチレーターが主流だったが、最近はこのコンパクトなクーラーが、車中泊の暑さ対策のトレンドになっているともいえるだろう。

しかし、いろいろなタイプがあって、どれを選べばいいのか迷ってしまう。

そこで、どのような種類があるのかを把握しておこう。そうすれば、自分に最適なモデルを探しやすくなるし、まったく機構が違うモデル同士を比較することもなくなる。

今回はクーラーのカテゴリー分けを、エアコンガスを使っているか否かによって大きく分類してから、それぞれのスタイルごとに種類分けを行った。

画像: クーラーのカテゴリー分け

クーラーのカテゴリー分け

エアコンガスを使った分離型で固定式、というのが一般家庭にあるエアコンと同じになる。

基本的な考え方として、価格や性能を比較するのであれば、同じカテゴリーのアイテムを比較するのがセオリー。

そうすることで、価格や性能だけで飛びつくこともなくなる。クーラーセレクトで、冷静な判断をすることができるようになるのだ。

クーラーのカテゴリーを理解したら、今度はクーラーの選び方を考えてみよう。

画像: クーラー選びの考え方

クーラー選びの考え方

自分がどのような使い方をするのかイメージして、消費電力、冷房能力、重量、価格がその使い方に適しているのかを判断する。

例えば、寝つきをよくしたいとか、ペットがいるので日中もしっかりと冷房したい、電源が不安なので省電力タイプがいい、持ち運びたいなど、使い方や環境に合わせるのがベスト。

そうすれば最適なモデルが自然と選べるようになるのだ。

製品名エアコンガス冷却機構設置方法消費電力冷却能力(BTU)冷却能力(W)サイズ重量価格
WAVE2使用コンプレッサー一体型移動式700W51001500幅518×高さ297×奥行336mm14.5kg14万3000円
ZERO BREEZE Mark 2使用コンプレッサー一体型移動式240W2300670幅254×高さ280×奥行508mm7.5kg11万8800円
クレクールⅢ使用コンプレッサー一体型移動式350W3000800幅375×高さ285×奥行500mm13.2kg8万円
Indel B OFFPlein- Aircon12V ルーフエアコン使用コンプレッサー一体型固定192〜504W40921200幅50×高さ533×奥行600mm(車内側)25.3kg29万7000円
ポータブルクーラー「ラ・クール」使用コンプレッサー分離型移動式900W2200640幅400×高さ390×奥行185mm(室内機)12.8kg13万3650円
ワンクール21使用コンプレッサー分離型固定600W61001800幅460×高さ320×奥行160㎜(室内機)8.8kg21万7800円
クールスター使用コンプレッサー分離型固定720W75002200幅650×高さ280×奥行160mm(室内機)約26kg約30万円(編集部調べ)
トランスクールE3不使用冷風扇移動式21W(MAX)--幅220×高さ220×奥行240mm1.5kg4万4000円
冷え蔵Ⅱ EX不使用ラジエーター式移動式24W--幅550×高さ300×奥行310mm4.5kg3万8280円
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WAVE2

画像1: WAVE2

ポータブル電源などで有名なエコフロー(EcoFlow)が作ったコンパクトなエアコン。2023年にニューモデルが登場して、さらにコンパクトになり、暖房までカバーできるようになった。

画像2: WAVE2

専用バッテリーを取り付けることでコードレス化を実現。静音設計なので車中泊でも使いやすい。スマホアプリに対応するなど、機能性の高さも注目されるモデル。

画像3: WAVE2

オプションの専用バッテリーパックを本体下に接続すれば、コードレスで利用することもできる。大容量バッテリーなので、省エネモードで最大8時間稼働を実現した。

本体に接続した状態で、ACコンセント、ソーラーパネル、シガーソケット、ポータブル電源など、さまざまな電源から充電可能。

画像4: WAVE2

トップに視認性の高い操作パネルを集約。設定温度などに加えて、現在の運転での残り稼働時間なども表示される。本体は防水・防塵規格IPX4でアウトドアでの利用も安心。

画像5: WAVE2

製品には排気・吸気用のダクトや本体へ接続するアタッチメント、窓側に取り付けるパネルなどがセットになっている。吸排気の2系統を確保することで、効率的に車内を冷やす。

画像6: WAVE2

エコフロー専用アプリを使って、エアコンの設定を変えることができる。温度設定などの基本操作以外に、省エネモードやおやすみモードなど、使い方に合わせたアレンジも可能。

アプリは同社のポータブル電源にも対応しているので、手元で一括管理できるのも便利。

【製品情報】
エアコンガス:使用
タイプ:コンプレッサー一体型
消費電力:700W
冷却能力:5100BTU
本体サイズ:幅518×高さ297×奥行336mm
重量::約14.5kg
価格:14万3000円
【問】EcoFlow

ZERO BREEZE Mark 2

画像: 吹き出し口の中央に本体の状態を表示するディスプレイ、吹き出し口周囲にLED照明が組み込まれる。

吹き出し口の中央に本体の状態を表示するディスプレイ、吹き出し口周囲にLED照明が組み込まれる。

消費電力240Wで本格的なコンプレッサーを利用したクーラー。10分間で冷気吹き出し口の温度を10℃低下させることができる冷却能力を誇る。

本体上部にハンドルがあり、片手で持ち運べるほどの軽量化を実現。専用バッテリーで3〜8時間の連続使用が可能だ。

超高速冷却、通常冷却、スリープモード、ファンモードなど、使い方に合わせたモードも選べる。

専用バッテリーを接続すれば、USB機器への充電も可能。AC/DCアダプターが付属するので、AC電源のみでも利用できる。

画像1: ZERO BREEZE Mark 2
画像2: ZERO BREEZE Mark 2

コンパクトなボディに吸排気2系統のデュアルホースシステムを採用することで、車内の空気圧を変えることなく、効率的に車内を冷やすことができるようになった。

画像3: ZERO BREEZE Mark 2

ハイエース4型のリアサイドスライドガラスに吸排気口を取り付けられる専用設計の「ゼロブリーズ マーク2吸排気口パネル」がオプションで用意されている。

【製品情報】
エアコンガス:使用
タイプ:コンプレッサー一体型
消費電力:240W
冷却能力2300BTU
本体サイズ:幅254×高さ280×奥行508mm
重量:7.5kg
価格:11万8800円
【問】コイズミ ☎03-3959-1212

クレクールⅢ

画像1: クレクールⅢ

持ち運びに便利な重量と消費電力を抑えながら、3000BTUという冷却能力を発揮する。さらに、価格も抑えられ、その高いコストパフォーマンスが注目される。

吹き出し口の首振り機能など、ほかにない機能性も。利用する人の使いやすさを追求したクーラーといえるだろう。

冷房だけでなく、除湿、加湿、空気清浄機としても利用できるマルチな機能性も発揮する。

画像2: クレクールⅢ

前面上部に吹き出し口があり、背面中央に排熱口がある。サイドから吸気を行い、除湿機能で発生した水は、サイド下部から取り外せるタンクにたまる。

本体には光触媒フィルター、活性炭フィルターが内蔵されており、空気清浄機能も高い。フィルター交換時期も知らせてくれる。

画像3: クレクールⅢ

ダクトとダクト接続金具が標準装備される。ダクトは排気と冷気吹き出し口に接続できるようになっているので、工夫次第でいろいろな場所での設置が可能になる。

【製品情報】
エアコンガス:使用
タイプ:コンプレッサー一体型
消費電力:350W
冷却能力:3000BTU
サイズ:幅375×高さ285×奥行500mm
重量:13.2kg
価格:8万円
【問】ナヴィック ☎052-693-6641

Indel B OFFPlein- Aircon12V ルーフエアコン

画像1: Indel B OFFPlein- Aircon12V ルーフエアコン

コンプレッサーが一体型になったクルマ用クーラーにルーフエアコンがある。

吸排気が車外に固定されることで、高い冷却効果を発揮。わずらわしいダクトやホースの設置が必要ないのはデザイン的にも優位性がある。

これまで消費電力の大きいモデルがほとんどだったが、このIndelB OFFPlein-Aircon12Vルーフエアコンは12Vで稼働するモデル。クルマへの加工が必要なので、専門の業者に頼まなければならない。

車内側のサイズは幅50×高さ533×奥行600mmなので、車内の広さをキープできるのはありがたい。

画像2: Indel B OFFPlein- Aircon12V ルーフエアコン

本体の下側はこのような形状になっている。吹き出し口が両側についていて、室内全体を冷やしてくれる形状。車内への出っ張りも少なく、スッキリとした印象。

画像3: Indel B OFFPlein- Aircon12V ルーフエアコン

専用設計なので、クルマに設置するアタッチメントもしっかりと付属されている。リモコンも付属されていて、家庭用エアコンと変わらない操作性も発揮してくれる。

【製品情報】
エアコンガス:使用
タイプ:コンプレッサー一体型
消費電力:192〜504W
冷却能力:4092BTU
サイズ(車内側):幅50×高さ533×奥行600mm
重量:25.3kg
価格:29万7000円
【問】RVランド ☎0297-27-6767

ポータブルクーラー「ラ・クール」

画像: 室内機と室外機のサイズはほとんど変わらない。室外機と室内機を接続するウレタン性ホースは長さ2mもあるので、セッティングもしやすい。

室内機と室外機のサイズはほとんど変わらない。室外機と室内機を接続するウレタン性ホースは長さ2mもあるので、セッティングもしやすい。

家庭用エアコンと同じ分離型ながら、持ち運びができるようになった珍しいクーラー。

クルマで運んで、利用したい場所で室外機を車外にセットすれば、一般的な家庭用クーラーと同じような冷却能力を発揮する。

手で持ち運べるので、クルマ以外にもテントや小屋などでの利用も可能。持ち運びできる本格的なクーラーとして、いろいろなシーンで活躍してくれるだろう。

画像1: ポータブルクーラー「ラ・クール」

ハイエースやキャラバンのレインモールを利用して室外機を固定することができるオプションパーツもある。ウレタン製ホースは柔軟性があり、スライドドアやリアハッチに挟んでも使える。

画像2: ポータブルクーラー「ラ・クール」

その機能性と便利さから、発売から13年以上のロングセラーモデルとなっている。

【製品情報】
エアコンガス:使用
タイプ:コンプレッサー分離型
消費電力900W
冷却能力:2200BTU
サイズ(室内機):幅400×高さ390×奥行185mm
重量:12.8kg
価格:13万3650
【問】コイズミ ☎03-3959-1212

ワンクール21

画像: 本体中央に大きなディスプレイがあり、視認性が高い。吹き出し口はそれぞれに風向きを調整できるので、車内を効率よく冷やす。

本体中央に大きなディスプレイがあり、視認性が高い。吹き出し口はそれぞれに風向きを調整できるので、車内を効率よく冷やす。

キャンピングカーなどに使われるようになってきた、12Vで稼働するエアコンのワンクール21。室外機との分離型で、一般的な家庭用エアコンと同じ仕組みで室内を冷やすことができる。

配管などプロへ依頼することになるが、その効果は高い。ワンクール21はキャンピングカービルダーであるステージ21のオリジナルモデル。軽自動車にも設置できる。

画像: ワンクール21

専用室外機はクルマの下に取り付けられる。設置には配管工事などもあるので、プロにお任せすることになる。

その際の工賃は別途必要になるので、自分のクルマに設置したい人は見積もりを依頼しよう。

【製品情報】
エアコンガス:使用
タイプ:コンプレッサー分離型
消費電力:600W
冷却能力:6100BTU
サイズ(室内機):幅460×高さ320×奥行160㎜
重量:8.8kg
価格:21万7800円
【問】ステージ21 ☎042-763-0061

クールスター

画像: DC12V(24V)で稼働するので、キャンピングカー用のサブバッテリーで効率よく運転できる。

DC12V(24V)で稼働するので、キャンピングカー用のサブバッテリーで効率よく運転できる。

クルマ用のクーラーとして専用に開発されたクールスター。冷却能力は7500BTUで今回紹介するクーラーのなかで最も強力なモデル。国内の家庭用クーラーの表記だと6畳用に匹敵する。

クルマ専用設計なので、振動テストをクリアし、道路にまかれる融雪剤耐久テストまで行われている。室外機の音も軽減する静音設計で、就寝時の気になる音も軽減している。

画像1: クールスター

室外機は取り付ける場所によって違うタイプが用意されている。このファンの向きが上を向いているのがトップタイプと呼ばれるモデルになる。

画像2: クールスター

こちらがマルチタイプと呼ばれるモデル。車載することを前提に設計されているので、振動に強いゴム配管を使うなど、信頼性も高いのがありがたい。

画像3: クールスター

クルマの下に設置した施工例。ハイエース用の専用ブラケットがオプションで設定されいて、室外機の収納場所を探す必要もなく、スッキリと収納できる。

【製品情報】
エアコンガス:使用
タイプ:コンプレッサー分離型
消費電力:720W
冷却能力:7500BTU
サイズ(室内機):幅650×高さ280×奥行160mm
重量:約26kg
価格:約30万円(編集部調べ)
【問】ホワイトハウス ☎045-924-0878

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