日本最大の遊びの祭典「フィールドスタイルジャパン2023(FIELDSTYLE JAPAN 2023)。車中泊ライター・渡辺圭史が取材して、「これは使える!」と感じた車中泊グッズを紹介します。
outstand エアチューブライト
![画像1: outstand エアチューブライト](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/06/26/67fce00aaaddf306192e6110e46f5ffb327eec8f.jpg)
クルマの中でちょっとした時間を過ごすとき、まず最初に何を使っただろうか? と振り返ると、キャンプ用のランタン。私の場合、「寝る」前に明かりが必要でした。
でも、キャンプ用ランタンだと、車内全体を照らすのは難しくて、シートの間にモノが落ちて探したこともありました。そんなとき、こんなライトがあればよかったのに……。
![画像2: outstand エアチューブライト](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/06/26/772ea5fd6461c374a89584a3d970b73fe9e9b0db.jpg)
空気で膨らませるチューブの中にLEDが入っていて、収納時は上の写真のようにコンパクト。マジックテープで付いているので、車内へのセットも簡単です。
電源はUSB、サイズは2種類、調光付きで最大1200ルーメンという明るさ、という優れものです。
BAN-SICK ポータブル畳HERINAIYAN ヘリナイヤン
![画像1: BAN-SICK ポータブル畳HERINAIYAN ヘリナイヤン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/06/26/b33f917c994228caa518d0eebed26a6408709084.jpg)
車内のマット問題、悩んでいる人も多いと思います。ピッタリサイズの専用アイテムもありますが、どうしても質感が自分に合わないなど。できれば自宅のように快適に過ごしたいですよね。
そこで、おすすめなのがこの畳タイプのマットです。
![画像2: BAN-SICK ポータブル畳HERINAIYAN ヘリナイヤン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/06/26/261948fbb07c7ffa7f386c72b2dae2c58c7a3ee5.jpg)
名前の通りヘリがないポータブル畳でした。サイズは900×585㎜。レジャーシートのようにして使ってもいいし、上の写真のように車内にセットしてもOK。
普段はクルマの中で使って、お出かけ先で外へ持ち出すのもいいかもしれません。生活防水、防汚対応。夏はサラサラで冬は床からの冷えをカットしてくれます。
NKT フォールディングクッション
![画像1: NKT フォールディングクッション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/06/26/24e11e0ba95ba1bd31cd35560cc1db246ad05310.jpg)
ちょっと大きめのカバン? のようなスタイルですが、折りたたみのクッションでした。
世界有数のパイル生地の生産地である和歌山県高野口の伝統織物・金華山織物を使っていて、肌触りが最高!
なぜ、これが車中泊に使えるかというと、サイズ感が車内マットにピッタリなんです。さらに、参考出品されていたアイテムが優れもの。
![画像2: NKT フォールディングクッション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/06/26/68f7cc2c3558e78b24ec201a73fe804c48630cef.jpg)
一般的な使い方はこのような感じで使うそうです。イスにセットしたり、車内でも座椅子として使用できます。
広げれば、マットとしても使えるので便利。腰のあたりにある枕のようなアイテムは、参考出品されていたピロー型のマットです。
この中身が特徴的で、特殊なシリカゲルが詰まっていて、消臭効果、除湿効果を発揮します。これで、車内のジメジメ問題が解決するかも?しれません。
トヨタ Xcruiser G-35
![画像1: トヨタ Xcruiser G-35](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/06/26/46b11ca67b7ec6301b6f4b02a8dbef03b2dc2281.jpg)
一見、普通のソフトクーラーですが、実はこれ、トヨタが作ったソフトクーラー。
車中泊に冷蔵庫はちょっと……という人も、クーラーは使っているはず。でも、ハードクーラーはかさばるし、ソフトクーラーはハードクーラーに比べて保冷性能が不安。
![画像2: トヨタ Xcruiser G-35](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/06/26/5e1dcabe19de739053b0f84af26174671fa0a065.jpg)
そんな悩みを解決した“本気のクーラーボックス”です。ソフトクーラーですが、しっかりと保冷力があり、ハードクーラー以上の性能を発揮するそうです。
その性能を発揮する秘密がこの真空断熱パネル。ハードクーラーでも採用され始めた断熱パネルが6面に入っているのです。驚きの発想でした。
MITSUWA SEAHORSE DRIPPER
![画像1: MITSUWA SEAHORSE DRIPPER](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/06/26/10873b86c258a1868f78c0152fc35c3037120835.jpg)
クルマでコーヒー淹れてますか? 私もときどき車内でゴリゴリと豆をひいて、コーヒーを淹れています。
のんびりとした時間で最高にリラックスできます。さらに、個人的見解ですが消臭効果もあるような気がします。
また、コーヒー器具にはいろいろなアイテムがあって、機能美を感じたり、道具集めも沼状態です。
![画像2: MITSUWA SEAHORSE DRIPPER](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/06/26/496d7e592f290711d74e6263821ccdc46dd014e8.jpg)
そんなコーヒー愛好家がグッとくるアイテムがこちら。ドリッパーですが、紙を使わずに豆を筒の中に入れて、お湯を注ぐだけです。本体に小さな穴が空いていて、水だけ通すようになっていました。
実は私も紙を使わないドリッパーを使ったのことがあるのですが、粉っぽさを感じていました。
でも、このドリッパー、スッキリとしたコーヒーのうま味だけを抽出していて、コーヒーが本当においしい。
話を聞くと、紙が脂分まで取り除いてしまうので、コーヒー本来のうま味が軽減されてしまうとか。
この微細に穴を開けるのが相当の技術らしく、作っているのは創業65年のポンプメーカー。高いエッチング技術が活かされているそうです。
ショウワガレージ A-x(エー・クロス)MLサイズハーフ
![画像: ショウワガレージ A-x(エー・クロス)MLサイズハーフ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/06/26/0c0654c8d4e3f78b7fb05e78acc6dd442932b31d.jpg)
車内で使う車中泊グッズではありませんが、気になったのがこれ。
キャンプなどで荷物が多いとき、車内にキャンプ道具を詰め込んでしまったら、途中で車中泊することができません。そんなときの解決策がルーフラック。
でも、すでにキャリアベースがあって、自転車、カヌー、サーフボード、ソーラーパネルなどを取り付けている場合、スペースに余裕がありません。
そこで、注目したのがハーフサイズのラック。横幅62㎝なので、軽自動車のルーフ半分ぐらいのサイズです。
アルミ製で結晶塗装。その質感も高く、車中泊車両のカスタムにはちょうどいいアイテムでした。
写真・文:渡辺圭史
渡辺圭史プロフィール
自動車、アウトドア関連の雑誌やウェブに携わるフリー編集者、ライター。仕事の際はクルマでの移動がほとんど。車中泊をしながら取材先に向かうことが多い。DIYが好きで、休日はクルマの改造に時間を取られている。