軽バンで車中泊を楽しんでいる仲間たちが、富士山の麓にやってきた。
今回は車中泊雑誌『カーネル』アンバサダーであるりょうすけさんが「みんなで集まれたら楽しそう!」と軽バンオーナーに声をかけたのがスタート。
そしてイベント当日、個性強めの濃いメンバーが集まってきた。
集合時間もなんとなく……というゆる〜い設定。クルマが到着すると、準備の前にチルアウト。
いつの間にかリラックスしているスタイルは、さすが! 軽バンの楽しみ方に慣れているメンバーらしさを感じる。
りょうすけさんと一緒に会の中心的存在だったのが、カーネルでもおなじみのちょもかさん。
ささっと、軽食を準備してくれたり、デザートを作ったり、最高のおもてなしでメンバーを迎えてくれた。
そして、すべての軽バンが集まると、その名も「軽バンサークル」を作るためにクルマを移動させることに。
微調整はあったが、クルマのサイズがすべて同じなので、フォーメーションも楽々。円状に並べて、リアハッチを開けると、車内からは仲間のクルマが見渡せる。
それはみんなの笑顔が、360度、いつも見られる素晴らしい光景だった。
DAY
お昼を過ぎたあたりからポツポツとメンバーが集まってきてリラックス。
ちょもかさんのライスペーパーを使ったスイーツや茶バンさんの本格的なお茶など、みんなの得意分野を活かしたホスピタリティあふれる空間が広がった。みんな時間を忘れて楽しんでいる。
NIGHT
夜になると気温が一気に下がってきて、凍えるような寒さに襲われた。それでもサークルの中心に焚き火台をセットして、暖を取りながら楽しいトークを続けるメンバーたち。
各車両でもそれぞれの時間を過ごしていて、誰もが思い出となるナイトタイムを過ごした。
参加メンバー
森 風美さん/ホンダ・バモス
キャンプマイスターでもある森風美さんの車内は、かわいらしさとキャンプアイテムがミックスした空間。
キャンプグッズを大量に載せるため、空間の使い方に工夫が隠されている。シュラフなどを収納するルーフラックもそのひとつ。
茶vanさん/ダイハツ・アトレー
畳までセットされ、和風テイストを追求したインテリア。北欧風のテイストも感じられるジャパンディスタイルだ。
細い素材を組み合わせたテクスチャーが美しい。天井に収納スペースがあり、視界に入る光景がすべて統一されている。
軽バン生活さん/マツダ・スクラム
軽バンで全国を旅するふたり。車内には生活に必要なすべてが詰め込まれていた。
カウンターにピタリと収まるIHクッキングヒーター、床下の大容量収納スペースなど、DIYの工夫もさることながら、美しい仕上がりが目を引く。
りょうすけ|VANLIFE弁護士さん/マツダ・スクラム
お気に入りのアイテムに囲まれ、リラックスするりょうすけさん。お気に入りのレジンテーブルは、高さを調整できる三脚が使われ、斜めの場所でも水平を確保。
自作ベッドはクッション性が高く、車内のスペースを有効に使えるので便利。
UKI(川本うき)さん/スバル・サンバー
かわいらしいWAZフェイスのコンプリートカー。インテリアはシンプルで、フラットな床が全体に広がっている。
これから自分でDIYしながら、自分好みの空間へと進化させていく予定。かわいらしいアイテムセレクトが将来の姿を予想させる。
ruiさん/ホンダ・N-VAN
クルマの中にいることを忘れてしまう、独特の空気感を感じるインテリア。夜になると柔らかな光に包み込まれる。
アイアンバーを布でカバーしたりケーブルをフェイクリーフで隠すなど、トータルで空間を作り出す、こだわりのアイデアが満載。
今回はイレギュラー参加の皆さん
まるななさん/バンショップミカミ・テントむし(軽キャブコン)
軽自動車ベースのキャンピングカーで参加したまるななさん。キャブコンで車内は天井も高く快適空間だ。それでも縦横の長さは軽バンと同じなので、スペースを有効に活用しているのがわかる。
ちょもかさん/スズキ・エブリイ(レンタル)
自分のクルマは修理中。そこで、レンタルキャンピングカーで参加したちょもかさん。いつもと違うクルマでも、快適に過ごした様子。早く自分のクルマが戻ってくることを心待ちにしている。
渡辺圭史/ダイハツ・ハイゼットカーゴ(仕事クルマ)
編集スタッフ・渡辺もマイカーで参加。ハイゼットカーゴ2シーターモデルに床板とテーブルを置いたシンプルなレイアウト。テーブル下のワインボックスにキャンプ道具を収納している。
写真、文:渡辺圭史
初出:カーネル2023年7月号vol.61