
カーネル2022年11月号vol.57の読者プレゼント賞品。
車中泊専門誌『カーネル』では復刊3周年を記念して、2022年9月号vol.56から3号連続で車中泊グッズのモニタープレゼント企画を展開。
こちらではカーネル2022年11月号vol.57の当選者のなかから、車中泊の必需品であるシェード、マット、カーサイドタープ、寝袋を使用した4名のレポートを掲載。
実際に車中泊を楽しんでいるみなさんが、話題の車中泊グッズを使ってみてどう感じたのか? ぜひ参考に!
※ミシュラン クロスクライメート キャンピングのモニターレポートは別記事にて掲載いたします
アイズ マルチシェード フロント&リアセット

汎用モデルではなく車種別に作られているので、小さな窓もきれいにふさぐ。
製品概要
空気は最高の断熱材だ。自社生産のキルティング生地を用いた「マルチシェード」は分厚い空気の層を作り出し、暑さ・寒さを抑えてくれる車中泊の必需品。

マルチシェードは未装着車と比べると、夏は最大10℃、冬は5℃以上、車内温度の変化を抑えてくれる。
遮熱性をもつ補強材入りアルミ蒸着シートで熱や紫外線を跳ね返す一方、シート裏はミラー状で車内の放射熱を反射するという細部へのこだわりが見事だ。
モニター:中尾智明さん(広島県)
第1回レポート

いままでは自作シェード&市販の日よけで結露に悩まされていたけれど、マルチシェードのおかげで結露が軽減。
カラーを選ぶことができたので、夏の車中泊も考慮してシルバーを選びました。マルチシェードの車内側はクリーム色の起毛素材なので、内装との一体感が抜群です。
いままでサイドの窓は100円均一ショップの素材で自作したシェード、フロント&リアは市販の日よけを使用していたので、マルチシェードのおかげで統一されていい感じとなりました。取り付けは吸盤なので、脱着も微調整も楽勝です。

車内側はフレンチパイルという起毛タイプの素材。内装との統一感もあり落ち着いた雰囲気に。
さっそく3月頭の車中泊で使用してみました。この日の気温は氷点下1℃ほどです。これまで使用していた自作シェードと市販の日よけだと翌朝に窓の内側に結露が発生し、かなり濡れていたのですが、マルチシェードではそれがなく、快適に車中泊ができるのでうれしい限りです。
オンリースタイル 車中泊専用マット標準タイプ

使用サイズは198×66×H10cmと従来モデルよりもゆったり。
製品概要
2011年の発売以来、瞬く間に車中泊のマストアイテムとして広まった車中泊専用マット。現行モデルはバルブの改良、空気入れ機能付き収納袋など大幅に使いやすくなっている。

シートの微妙な段差を解消する高弾性ウレタンフォーム10cm厚!
使用サイズが3cm大きくなったのに、重量は600g減った約3.2kg、収納サイズもφ22cmから20cmへと減少したのもうれしいニュース。
モニター:内野智典さん(福岡県)
第1回レポート

クルマのシート代わりに座椅子を使って、車中泊専用マットを体験。適度な硬さと弾力で快眠できる。
これから車中泊できるクルマに買い替え予定。現在のクルマでは車中泊用のシートアレンジができないため、自宅での使用感を報告します。
クルマのシート代わりの座椅子に車中泊専用マットを載せて横になってみると、適度な硬さを備えた心地よい弾力があり、快適な寝心地でした。

空気を抜いて丸めた状態を固定できるよう、収納用のバンドも標準増備されている。
使用後、収納袋にしまうのに慣れていないせいか、少しばかり力が必要でしたが、実際に車中泊旅で使用するときは、その都度収納袋に戻さなくてもいいように、二つ折り、三つ折り程度に簡易収納できるようなホックか長めのベルトがあれば楽かなと思っています。
寝心地のよさはしっかりと体感できたので、車中泊旅に出かけるときは、このマットも一緒に積み込んでいきます!
ロゴス Tradcanvas ハイタイプカーサイドオーニング

全高210cmまでのハイルーフ車に対応。あきらめていた大型ミニバン、ハイルーフ車の脇に320×250cmというゆとりのリビングを作れる。
製品概要
クルマの横に大型リビングを作れるカーサイドオーニングに、待望の車高210cmに対応するハイタイプが登場。
ハイルーフ車でも装着できるから設営・使用時のストレスなし。3方向に大型出入り口をもち、いずれもメッシュパネルを搭載。

裾にはスカート、3面に小さな虫の侵入を防ぐ高機能メッシュ「デビルブロックST」を装備。
風通しを優先して巻き上げる、小さな虫も通さないメッシュにする、寒さに備えてフルクローズなど一年中快適だ。
モニター:池田義晴さん(香川県)

愛車・エルグランドとしっかり連結でき、カラーコーディネートもいい感じ。
まだ旅に行けていないので、まずは自宅で使ったレポートをお送りします。設営は私ひとりでの作業だったのですが、クルマとの連結もぴったりで、簡単に組み立てることができました。
ベージュ系のカラーも気に入った点で、愛車の日産・エルグランドにマッチしたのがよかったです。

ロゴスのベッドを置いても広々として過ごしやすい。
オーニング内は高さがあって居住空間がかなり広く、ロゴスのベッドを置いても十分に余裕があります。人数が増えても車内とオーニング内に分かれて、快適に過ごせるのがいいですね。

別ポールを支柱にすれば、単体のタープとして使えそうなのもよかった点。
ほかにも、ランタンフックが付属していることと、下部に付属しているスカートが適度に風を遮ってくれるのも助かりました。4月からの旅に最適なアイテムだと思うので、いまから使うのが楽しみです!
グリュエッツィ バッグ Biopod DownWool Subzero 175

優れた調湿機能をもつウールが汗などによる湿気を吸い取り、ダウンの膨らみを維持。湿気による保温力低下を防ぎ、快適に眠れる。
製品概要
ダウン寝袋の快眠使用温度域なのに寒くて目が覚めることがある。湿気でダウンがつぶれ、暖かな空気の層が薄くなることが主な原因だ。

ファスナーは足下がゆるやかに弧を描く逆J形に取り付けられている。足だけを外に出して涼しく眠ることが可能だ。
こちらの寝袋はダウンの保温力を維持するためにウールをミックスした話題の製品。3シーズンモデルとはいえ快適使用温度は-4℃(寒がりな人は2℃)なので、無積雪エリアの車中泊なら冬でも使えるほど暖かい。
モニター:菅 雄祐さん(青森県)
第1回レポート

軽量で保温性に優れたダウンと、保温と吸湿の機能をもつウールをミックスした中綿を採用。
ホンダ・ステップワゴンの車内でひと晩過ごしてみました。朝方の気温は5℃ほどです。まず感じたのはふっくら感があり、背中の底つき感がないこと。
ダウン70%+ウール30%の中綿が入っていると、ここまで違うのかと思うほどでした。朝起きたとき、湿度で背中がペタンコということもありません。

3シーズン用寝袋は車中泊やキャンプで大活躍。アウターとインナーに小物を収納できるポケットも。
首元やファスナー部分が、冷気の侵入を防ぐドラフトチューブ付きなのもうれしいポイント。ファスナーが白いので暗闇でも見えやすく、嚙まずにスムーズなのはありがたいです。

コンパクトに収納できるので、限られたスペースの車内に置いても場所を取らない。
いままで使用していたマミー型寝袋は、収納がかさばる点に頭を悩ませていましたが、簡単にコンパクト収納ができるのも秀逸です。これから車中泊だけでなく、キャンプでも愛用させてもらいます。
文:大森弘恵、SOTOBIRA編集部
初出:カーネル2022年11月号vol.57、2023年5月号vol.60