【概要】車中泊旅の朝ごはんについてつづるリレー連載コラム。第1回は、車中泊専門誌『カーネル』編集長・オオハシの朝ごはんについて。

車中泊専門誌『カーネル』の2022年5月号からスタートした巻頭コラムは、クルマ旅で食べた朝ごはんを紹介していくリレー連載。第1回はカーネル編集部代表として、オオハシからスタートさせていただくことに。

というわけで、今回はコメダ珈琲店を紹介したい。写真は「モーニングCセット」で、パンに付けるトッピングが選べるので、せっかくだから「おぐら」をチョイス。

疲れた体にこの甘さが染みわたり、とっても元気になって、さあ出発! という感じで食べることが多い。

いまや日本で950店舗。オフィシャルサイトでは、2022年5月末現在の情報となっているので、ひょっとしたら、いまはもっと増えている可能性もある。

どこに行っても安定した味と空間を提供してくれるし、駐車場がある店舗も多いので、クルマ旅で立ち寄る頻度は多い。

さらに雑誌も読めて、電源をPCにつないで朝からパチパチとリモートワークもできる。喫茶店なので、ゆっくりとくつろげるのがいいよね、やっぱり。

さて、ここで少し触れたいのがモーニングセットについて。朝、コーヒーを頼むと、パンやゆで玉子が付いてきて、なんだか得した気分になるというお得なセット。

この「モーニングセット」と聞いて、すぐに「名古屋」と答える人は、知っているようで、じつはあまりこの「モーニングセット」のことをご存じないのだと思う。

コーヒーにセットが付いてくるのは、名古屋ではなくて、もう少し愛知県を北に行った尾張地方。とりわけその中心となっているのが一宮市で、オオハシの生まれ故郷でもある。

店舗間の競争もすごくて、びっくりするくらいの量と種類を誇る。それが大手チェーンだけではなくて、席数5~6席程度の個人店であっても、当たり前の状態なのだ。

さらにもっと驚いてほしい。ゆで玉子とか、ナッツ盛り合わせとかのコーヒーの付けあわせがほぼ必ずあり、それらは「モーニングセット」でなくても付いてくる。コーヒー代300~350円で、だ。

サラダや小さなパンが付いてくるお店もあって、「このお店はいったい、コーヒー1杯で、どうやって儲けているのだろう?」と、気の毒になってしまったこともある。※心の中でつぶやいたのは、一宮市在住だった頃なので、30年以上前だけどね。

そして1時間以上、お店に長居をしていると、飲み干したコーヒーカップは下げられて……。「早く出ていけ」と言われるわけもなく、その代わり、なぜか湯気がもうもうとたっている湯呑みが出てくる。

飲んでみると、それは昆布茶! この店が珍しいわけではなく、結構多くのお店で昆布茶は出していた記憶がある。

ちなみに、私がもっともびっくりしたモーニングセットは、なんと茶わん蒸し。さすがにコーヒーとは合わず、かなり微妙。

でも、もったいないから完食。寒い冬の朝だったのであったかくておいしかった……ような気がする。正直あまり味は覚えていなくて、一緒に食べた当時の彼女を思い出すのを、そろそろやめたいところだ。

さて、このコーナーでは、思い出に残る「クルマ旅の朝ごはん」を募集します。「ぜひとも紹介したい!」なんていう朝ごはん情報をおもちの人、ご連絡ください。

車中泊キャンプで、夜の残りものをアレンジしたレシピとかでも大丈夫。さあ、次は誰が登場するのかな?

画像: 【車中泊コラム】クルマ旅の朝ごはん① モーニングセットが有名なのは名古屋市ではなく一宮市です

コメダ珈琲店 モーニングCセット

ホットコーヒー
トースト&名古屋名物おぐらあん
ゆで玉子追加

モーニングCセットで490円。追加したゆで玉子は70円なので、合計560円の朝ごはん。電源もあるので、旅先で朝ゆっくりと朝食を食べたい時に訪れる。コメダも全国区になってうれしい。
※価格は2022年3月末時点のものになります

写真、文:大橋保之(カーネル編集部) 
初出:カーネル2022年5月号vol.54 

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