数あるキャンピングカーの活用法のなかでも、かなり特異な楽しみ方をしているオーナーではないだろうか。なんと母娘で「推し」のライブに行くために、バンコンを購入したという。まさに「行きたい旅をかなえるクルマ」とその旅のおおまかな流れを紹介しよう。
PROFILE
![画像1: PROFILE](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/99ebb6ef6678cbe0f4888ca3e05289a998ee9117.jpg)
こっちゃんさん(母・後左)、かなさん(姉・前左)、ゆずさん(妹・前右)
夫婦+子ども3人という家族構成のこっちゃんさん家族。今回、息子さんは残念ながら体調不良で欠席となったが、家族5人で出かけることも多いという。お父さんは「追っかけ」には参加しないが、母娘のクルマ旅を温かく見守っているという。
愛車はFLEX DreamFDのFD-BOX!
![画像2: PROFILE](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/863049f18a1abbc2db395ffe928bf36c362e4fce.jpg)
購入して1年強のハイエースベースのバンコン。最大10人まで乗車できる。シンクなどが装備されていない2段ベッド仕様を購入。ボディカラーはこっちゃんさんが推すSnow Man・岩本照さんのイメージカラーだという。
車中泊だからこその奇跡にも遭遇!
車中泊やキャンピングカーを使ったクルマ旅には、まだまだ無限の可能性(大げさ!?)があると感じた、車中泊専門誌カーネル5月号の取材。
まさか「推し」のアイドルのライブに車中泊で向かう人がいるなんて! しかも母娘3人!! ということで、急きょ同行させていただいたのが、こっちゃんさん一家のクルマ旅だ。
![画像: 車中泊だからこその奇跡にも遭遇!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/6818784794b1c51a4e1e490e1ee8d013f9525357.jpg)
現在では、ハイエースベースのバンコンで、各地のライブ会場に向かっているという。
「もともと旅好きだったんです。いまのクルマを買う前も、渋滞がきらいで、家族旅行でも夜に出て車中泊していました」
ハイエースがほしくて、ずっと探していたというこっちゃんさん。装備や金額が適合する車種を見つけ、仙台まで取りに行ったのが、現在の愛車だという。
「購入したのは1年ちょっと前です。シンクとかは必要なく、2段ベッドだったので決めました。クルマにはとっても満足しています」
![画像: リアゲートの窓には、こっちゃんさんの「SnowMan 愛」が感じられるステッカーが!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/b32f6107ed3f423d71b4c995ad7e8a3494685961.jpg)
リアゲートの窓には、こっちゃんさんの「SnowMan 愛」が感じられるステッカーが!
さらに決め手となったのはボディカラー。こっちゃんさんが推すアイドルのイメージカラーが黄色だったからだ。
最近では、仙台や新潟までライブに行ってきた。
「仙台はSnow Man。新潟は娘だけがTravis Japanのチケットが取れたので、それを迎えにいきました」
そして、この新潟の旅でたまたま寄った道の駅で、奇跡に遭遇する。
「推しのライブの翌日に、なんと本人たちが道の駅に来て、実際に会うことができたんです」
このときの話をする母娘3人の緩んだ顔といったら!! そういった意味では、冒頭で書いた「車中泊の可能性」は、やはり無限大といえるのかもしれない。
「だって、道の駅で仮眠していたからこそ会えたんですからね」
こんな奇跡に遭遇したら、車中泊はやめられない……かも。
▼その②に続く▼
ウッド調&革シートのスタイリッシュなインテリア
![画像1: ウッド調&革シートのスタイリッシュなインテリア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/795cf953e98150578ae580f4d108d43cf314c827_xlarge.jpg)
![画像2: ウッド調&革シートのスタイリッシュなインテリア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/1bb2e72c59d123572e4a8a8d68dc939535826081.jpg)
2列目と3列目の背もたれを倒してフルフラットにすると、広々としたベッドが出現。左右の収納スペースから2段ベッド用ボードを取り出す。未使用時も場所をとらない。
![画像3: ウッド調&革シートのスタイリッシュなインテリア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/81948d19f9fcaa38bff141d407a10176f29d37b4_xlarge.jpg)
母娘3人が快適に就寝できる2段ベッド。いつもは運転席側を頭にすることが多いというが、今回は撮影用に逆に寝てもらった。季節によって寝袋やブランケットなど、いろいろな寝具を使用する。
![画像4: ウッド調&革シートのスタイリッシュなインテリア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/c0b7e32e368331c5b05598937e64e05e12e44c80.jpg)
![画像5: ウッド調&革シートのスタイリッシュなインテリア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/67c4ec63359d7a28f974efa13a16fb269cd5a5c5.jpg)
![画像6: ウッド調&革シートのスタイリッシュなインテリア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/7aa010b436f592142542c60aee8e7fe0723eff41.jpg)
バンライフをイメージさせるウッディな内装がとてもスタイリッシュ。革張りのシートやペンドルトンの肘掛けなど、車内空間は高級感あふれる雰囲気。ちなみに10人乗車する場合は、1列目シートの背面に後ろ向きでふたり座る。
![画像7: ウッド調&革シートのスタイリッシュなインテリア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/624121e32b780a99e85348a8c9c4530251eeee55.jpg)
カーテンのデザインも女子のアレンジ。車内のサイドに装着されているバーには、さまざまなアイテムが掛けられる。
![画像8: ウッド調&革シートのスタイリッシュなインテリア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/6e2e75bfa957241d3d4d756e43eef63a2d176006.jpg)
サブバッテリーがないため、ポータブル電源も活用。電気ケトルでお湯を沸かし、タブレットの充電などを行う。
![画像9: ウッド調&革シートのスタイリッシュなインテリア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/ce6a380a16bdd44ec997d7a113104a9f36002e75.jpg)
寝袋やラグ、クッションなど多めに用意。
![画像10: ウッド調&革シートのスタイリッシュなインテリア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/41c15bab8f03acfc332ed5091f99665f325904d3.jpg)
念のため、焚き火用チェアや小型アウトドア用コンロ・タフまるJr. も準備する。
![画像11: ウッド調&革シートのスタイリッシュなインテリア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2023/05/01/6b201366d12882d86207911f39d5e483e73c1ad6.jpg)
基本、SAPA や道の駅での車中泊が多いため、サイドオーニングを開く状況があまりないという。
写真:逢坂 聡
文:大橋保之(カーネル)
初出:カーネル2023年5月号vol.60