【概要】キャンピングカー購入時におすすめのオプション5点を紹介。装備の概要やメリットなどを解説。
画像1: 悩ましい…キャンピングカーのオプション装備。でもこの5点はおすすめしたい!快適度がアップするぞ!

キャンピングカーには、車両価格に含まれる「標準装備」のほかに多くの「オプション装備」が用意されており、ニーズに応じて自由に装備を追加することができる。

オプション装備を組み合わせて「自分仕様」に仕上げられるのは魅力だが、オプションを追加すればするほど購入価格は跳ね上がる……。

画像2: 悩ましい…キャンピングカーのオプション装備。でもこの5点はおすすめしたい!快適度がアップするぞ!

できるだけ安くキャンピングカーを手に入れたいなら、自分の使い方をシミュレーションして「どのオプションが必要か」を見極めることが大切だ。

今回は、購入時に付けておきたいおすすめのオプション5点を紹介! 装備の概要やメリットについて解説する。

キャンピングカーのおすすめオプション①「FFヒーター」

画像: キャンピングカーのおすすめオプション①「FFヒーター」

絶対に付けておきたいオプションの筆頭は、車載用の燃焼式暖房器具「FFヒーター」だ。

使用する電気はサブバッテリーから、燃料はベース車両の燃料タンクから供給される仕組みで、エンジン停止時も使用できるのが最大のポイント。

外は氷点下の極寒でも、FFヒーターのスイッチを入れるだけで、車内はTシャツで過ごせるほどポカポカになる。

燃焼で発生したガスを外に排気することで、車内の空気をクリーンに保ちながら暖房できるのも大きなメリット。

「冬でもキャンプやクルマ旅を楽しみたい人」「スキーやスノーボードが趣味の人」にとって、なくてはならない快適装備だ。

キャンピングカーのおすすめオプション②「ベンチレーター」

画像: キャンピングカーのおすすめオプション②「ベンチレーター」

ベンチレーター(ルーフベント)は、キャンピングカーの天井に装着する換気扇のこと。

住宅の換気扇と違って、車内の空気を排出する「排気」と車外の空気を取り入れる「吸気」を切り替えられるのが特徴となっている。

キャンピングカーで主に使用されるのは、「マックスファン」と「ファンタスティックファン」の2種類。

マックスファンは専用カバー付きで雨天時でも使用できるが、ファンタスティックファンは雨天時に使用すると車内に雨が吹き込むので、専用のルーフベントカバーの併用がマストとなる。

快適なクルマ旅には、常に車内の空気をフレッシュに保ってくれるベンチレーターが必要不可欠だ。

自炊をする際に煙やにおいを車外に排出できるのはもちろん、ベンチレーターを稼働(排気)することで、開けた窓から車外の空気を積極的に取り込むことも可能。

ベンチレーターを上手に活用すれば、多少の暑さならエアコンなしでも乗り切れる。

キャンピングカーのおすすめオプション③「冷蔵庫」

画像: キャンピングカーのおすすめオプション③「冷蔵庫」

家での生活と同様に、冷蔵庫は車内生活に欠かせない装備のひとつ。

キャンプやクルマ旅の食材や飲み物を安心して保管できるほか、旅先で海鮮や冷蔵スイーツなどのお土産を購入した際も、安心して持ち帰ることができる。

キャンピングカーに使用される冷蔵庫の形状は、「上蓋式」「前開き式」「ポータブル式」の3種類。

上蓋式、前開き式の冷蔵庫は家具へのインストールが必須となるので、車両購入時にオーダーするのが基本だ。

使用頻度が少ない場合は、クーラーボックスタイプのポータブル冷蔵庫を使用してオプション費用を抑えるという手もある。

キャンピングカーのおすすめオプション④「家庭用エアコン」

画像: キャンピングカーのおすすめオプション④「家庭用エアコン」

暑い夏でも快適に車中泊を楽しめるエアコンは、いまやキャンピングカーに欠かせない装備のひとつ。

サブバッテリーで稼働するタイプと、外部電源(AC100Vコンセント)の接続を前提としたタイプがあり、どちらもエンジンを止めた状態で使用できるのがポイントだ。

真夏でも暑さ知らずの快適な車内生活を送れるほか、ペットを少しの時間、クルマに留守番させておく際もエアコン(クーラー)があると非常に便利!

種類は、家庭用エアコンと車載用のDC12Vクーラーがあり、大容量サブバッテリーとセットオプションになっているケースがほとんど。

あると便利な装備だがオプション価格が高額なので、自分の使い方をしっかりシミュレーションして必要か不要かを判断しよう。

キャンピングカーのおすすめオプション⑤「トイレ」

画像: キャンピングカーのおすすめオプション⑤「トイレ」

トイレは、キャンピングカーユーザーの間でも必要・不要の判断が分かれる装備。

マルチルームに常設するカセットタイプと持ち運び可能なポータブルタイプがあり、どちらも用を足した後に給水タンクから水を汲み上げて便器を洗浄し、流した水を汚水タンクに貯める仕組みとなっている。

車内にトイレがあると、悪天候時や夜間・早朝にクルマの外に出てトイレに行く手間がなくなり、トイレのない場所でも車中泊できるようになるが、汚水タンクがいっぱいになったら自分で処理しなくてはいけないのが最大のデメリットだ。

キャンピングカーの使い方を整理して、必要なオプションを!

画像: キャンピングカーの使い方を整理して、必要なオプションを!

乗り手によって、必要なオプション装備は変化する。自分が「キャンピングカーをどう使いたいのか」を整理して、無駄のないオプション選びを実現しよう!

執筆:岩田一成

キャンピングカーライフ研究家/ライター。新車のキャンピングカーを3台乗り継ぎ、家族と一緒に1000泊以上のキャンプ・クルマ旅を経験。雑誌、書籍、新聞、WEB、イベント、テレビ、ラジオなど、様々な形でキャンピングカーの魅力を発信している。著書「人生を10倍豊かにする至福のキャンピングカー入門」(グラフィス刊)

文:岩田一成 
写真:岩田一成、中里慎一郎ほか

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