車中泊におすすめの軽ハイトワゴン　なんと5点満点の車も!! 人気軽10モデルの車中泊相性度格付けチェック

いま車中泊派に人気の軽ハイトワゴン。日本の道路インフラにマッチし、シートアレンジも多彩だが、車中泊時の快適度は？　人気車種ごとに検証してみた。

※「車中泊相性度」は★5点満点。☆は0.5点

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※カタログの室内寸法はあくまでも目安にすぎない

クルマのカタログの諸元表を見ると、室内寸法が記載されている。商用車の場合は荷室寸法となるが、これは必ずしも空間の有効サイズを表しているものではない。

車内寸法の場合はダッシュボードからリアシート後端、荷室寸法はシート後端からリアゲートまでとなる。つまりシートをフラットにしたときの全長まではわからない。

この記事内では参考までに室内寸法、荷室寸法を記載したが、あくまでも目安と思っていただきたい。それよりも若干数値が大きいのが一般的だ。

軽バンで車中泊するなら知っておきたいこんなコト。軽ワゴンとはなにが違う？ - SOTOBIRA

【概要】軽バンと軽ワゴンについて違いを解説。装備の違いや使い勝手、それぞれのメリットなど。

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※車種によっては仕様変更前の内装写真があります。

ホンダ　N-BOX

定番のシートアレンジだが使いやすい空間

前席を倒してロングソファモード、後席を収納して荷室拡大ができる。車中泊なら、荷室拡大にして足元の隙間を埋めるマットを併用するのがベストだろう。そうすれば高身長の人も、まずまず快適に寝ることができるはず。

車中泊相性度　★★★

スペック［Lターボ］
●全長3395×全幅1475×全高1790mm
●室内長2240×室内幅1350×室内高1400mm

ダイハツ　ムーヴ キャンバス

マットを活用すれば快適就寝スペースも

外観から想像すると広い就寝スペースができそうだが、フラットシートは後席が倒れ切らないロングソファタイプ。後席シートバックを倒して、足元空間にマットなどを詰めたほうが、体を平らにして寝られる。

車中泊相性度　★★

スペック［Gターボ］
●全長3395×全幅1475×全高1655mm
●室内長2180×室内幅1345×室内高1275mm

スズキ　スペーシア ギア

一人旅ならゆったり就寝スペースを確保

SUV的な外観で人気の軽ワゴン。フラットシートはロングソファなので、高身長の人は厳しい。一人旅であれば、助手席が倒れるので、マット併用で脚を伸ばして寝られる。ルーフレールがあるので、ポップアップテントを装着するのもあり。

車中泊相性度　★★★

スペック［HYBRID XZターボ］
●全長3395×全幅1475×全高1800mm
●室内長2155×室内幅1345×室内高1410mm

スズキ　スペーシア ベース

片側最大2030mmの床面長を確保できる

マルチボードを使って凹凸の少ない就寝スペースを作ることができるのが特徴。さらに、助手席を前方に倒せば、片側のみ最大2030㎜の荷室長に。自作ベッドなどを入れれば、快適な一人旅ができるはず。

車中泊相性度　★★★

スペック［GF］
●全長3395×全幅1475×全高1785mm
●荷室長1205×荷室幅1245×荷室高1220mm

ダイハツ　タント

高い天井高で車内の開放感は抜群

2022年に秋に「ファンクロス」も追加される予定のタント。前席、後席ともフラットにすることができるので、車中泊にかなり向いている軽ワゴンといえるだろう。多少残る凹凸もマットを併用すれば解消できる。ロングソファモードも可能だ。

車中泊相性度　★★

スペック［Xターボ（2WD）］
●全長3395×全幅1475×全高1800mm
●室内長2155×室内幅1345×室内高1410mm
※スペックは現行モデル

ダイハツ　アトレー

ワゴンとバンのイイトコを融合

5ナンバーから4ナンバーに変えるという大英断で、室内の使い勝手が大幅に向上。後席を床下収納すると、1820mm長のフラットな空間になる。寝袋だけでも、十分に快適に寝られる。設計時から車中泊のことが十分に考えられたモデルだ。

車中泊相性度　★★★★★

スペック［RS］
●全長3395×全幅1475×全高1890mm
●荷室長1820×荷室幅1265×荷室高1215mm

スズキ　ハスラー

前方を頭にするというワザで就寝

ボンネットが長く、室内長が若干短いハスラーだが、シートはフルフラットにすることが可能。寝るときは進行方向に頭を向けるという裏ワザを、メーカーは推奨。凹凸を解消するマットか布団が必要だ。

車中泊相性度　★★☆

スペック［HYBRID Gターボ］
●全長3395×全幅1475×全高1680mm
●室内長2215×室内幅1330×室内高1270mm

マツダ　フレアクロスオーバー

マツダSUVラインアップの末弟

ハスラーのOEM車なので、使い勝手もまったく一緒。車両価格がハスラーよりも高い。車中泊快適度はハスラー同様で、高身長の人は脚を伸ばして寝るのはきつい。ただし、個性的なスタイリングは捨てがたい。

車中泊相性度　★★☆

スペック［HYBRID XG］
●全長3395×全幅1475×全高1680mm
●室内長2215×室内幅1330×室内高1270mm

ダイハツ　タフト

後部空間を荷室優先にしたコンセプト

二人での使用を前提に、後席を荷物積載という性能に振ったモデル。後席はフラットになるが、足元空間を埋めるマットを使わないと、寝られるスペースにはならない。

車中泊相性度　★★

スペック　［Gターボ］
●全長3395×全幅1475×全高1630mm
●室内長2050×室内幅1305×室内高1270mm