教えてくれたのは……ちこママ【やまちゃんねるキャンピングカー】さん
2020年にあこがれのキャンピングカーを手に入れ、車中泊デビュー。夫婦+小学2年生の息子と一緒に、年間55泊ほどキャンピングカーでの車中泊旅を楽しんでいる。
疲労回復&明日へのチャージはとにかく“水平”が命!
車中泊で快眠するためのこだわりを聞くと、「水平命です!」と明確な答えが返ってきた。
看護師のちこママさん曰く、「疲労を回復し、翌日に思いっきり遊ぶためには“水平な場所”でしっかり眠る」のが不可欠だという。
だから車中泊場所での水平確認は、目視やギアを使ってしっかりチェック。就寝時は家庭用の布団とパジャマを着用。バンクベッドには常に布団をセットし、疲れたらいつでも仮眠できるスタイル。
そんな風に水平な睡眠環境で体のリラックスに努めているのが、ちこママさん流快眠テクだ。
また「安全第一」も心がけている。車中泊場所は明るく、クルマの通りがある場所を選んで防犯を考慮。
ちなみに遠出や連泊する際は、実家や友人に必ず行き先を伝えるようにしている。これも車中泊旅の安心材料になる。
さらに“楽しむ気持ち”も快眠のポイントだという。
「車中泊当日の心地よい満足感による疲労と、新しい一日の始まりを待つ翌日へのワクワク感。車中泊は自然との距離が近く、五感が満たされるし、朝起きたら日々違う景色が目に飛び込んできます。そんな翌日への期待感も快眠につながっていますね」
車中泊の快眠テクニック①
目視&アプリ&レベラーで水平な環境を作り出す
車中泊場所に着いたら、まずは目視で平坦な場所を探す。次にその場所がしっかり水平がとれているか、スマホのアプリで測定するのがルーティン。App Storeの無料アプリ「水平器&水準器」が気軽に使えて重宝。
傾斜のある場所ではレベラーを活用。「これのおかげでどこでも水平にでき、快眠できます。ただし雨降りとひとり作業のときは難しいですが……」
車中泊の快眠テクニック➁
家庭用の布団を愛用。パジャマも着用しリラックス
「布団とパジャマで寝るのが、いちばん疲れがとれます」とちこママさん。
使用しているのは、ふとん本舗伊月で購入した国産の7cm厚のごろ寝布団。バンクベッドにセミシングルサイズを2枚並べてダブルベッドの広さを確保し、敷きパッド+シーツ、羽毛掛布団を使えば、自宅と同じように快眠できるのだ。
車中泊の快眠テクニック③
明るい外灯のそば、クルマ通りがある場所が安心
子どもがいる家族での車中泊なので、安全面も重要視。車中泊場所はある程度、クルマの通りがあり、外灯などが設置されている明るい場所を選ぶようにしている。
音や光はクルマ側で遮光&防音対策をすればいいという考えで、これで安心してゆっくり眠れる環境ができるという。
こんな車中泊の快眠グッズも重宝しています!
スクリーン&カーテン
窓にダブル使いしています。遮光と遮音にお役立ち。
サーキュレーター
車内に空気の流れを作るギア。特に夏場はバンクベッドが暑いので活躍。
湯たんぽ
電気を使わずシンプルに暖かいのが気に入っています。
文:横山穂波(カーネル)
出典:カーネル2022年11月号vol.57