【概要】ネイチャークラフト作家・長野修平さんが冬の北海道で実践している車中泊テクニックを紹介。車内の小物整理アイデアやルーフデッキの使い方なども。
ほかにもあった! 小物整理のアイデア
アイアンブロック以外にも、長野号には自然素材の棚やハンガーなど、ネイチャークラフト作家の真骨頂も見受けられる。
S字フックと小枝のフック
壁や棚にS字フックをぶら下げ、自作の壁掛けフックを取り付けている。小枝の形を生かしたフックがかわいい。車内のS字フックから取り外し、テントや家の中に持ち運べるのも気が利いている。
自然素材で作るハンガー&バー
運転席の後ろには一本の木でできたバーが伸びていて、そこには自然素材から作られたハンガーが掛かっている。防寒着やコートを掛けておけるし、マフラーをサッと掛けるのにも便利。
ルーフデッキは一年中使える!
キャラバンの上に載せたルーフキャリアはただのルーフキャリアじゃない。さながらウッドデッキのように板張りで仕上げている。
ソーラーパネルで充電
右ページでは地面に置いているが、ルーフデッキに載せるとほかのクルマやテントの陰になりにくく、たっぷり太陽光エネルギーを受け止められる。パネルの重量は6.5kgで、ルーフに持ち上げるのも苦にならない。
夏は車上で宿泊
板を敷き詰めたルーフデッキでは、ときには30年前に購入したマジックマウンテンの小型テントを載せて過ごしているそう。この日は自作ティピィ型テントのポールを積載。
写真:森口鉄郎
文:大森弘恵
出典:カーネル2022年秋号vol.52