こだわりまくりのアウトドアショップ「MAX CAMP」に初潜入!
編集部のある東京都品川区南大井3丁目から徒歩7分。まさかこんな至近距離にアウトドアショップがあるなんて完全にノーチェックだった!
そのショップの名前は「食とギアの店 MAX CAMP」。キャンプ好きなら「黄金比率の万能すぱいす まっくす」の名を聞いたことがあるだろう。
このスパイスを作り上げたのが、同店のオーナー・松浦高士さんだ。2021年11月に隣町で開店し、2022年の6月、現在の場所に移転したという。
アウトドアスパイスにかなり力を入れているのが特徴だ。店内には「すぱいすの壁」と呼ばれる棚があり、店の前にはアウトドアスパイス自動販売機も! なんと80種類以上を扱っているという。
さらにおもしろいのが、陳列されている商品の半数が「食品」だということ。
主食からお菓子、飲料まで、同店オリジナルの品もあれば、あまり見かけないめずらしいもの、なかには32円の小袋スパイスなんかもあったりで、ついつい手が伸びる。
これらの食品は、「キャンプ用」にしばられず、「キャンプっぽいもの」を全国各地から仕入れているそうだ。
松浦さんは、大手メーカーや小売店のPB食品の開発を手掛ける会社を9年前から経営しており、ショップの品ぞろえは、そこで培われたつながりと知識が存分に生かされているというワケ。松浦さんだからこそできる技。
ギアに関しても、「サイトから手が届く範囲のもの」、そして「自分が気に入ったもの」のみを売るのがポリシー。お客さんが実際に手に取って体感できるようにしているのもポイントだ。
決して広いとはいえない店内だけれど、そこにはキャンプアイテムと“キャンプっぽい”アイテムがぎっしり並び、その数は約1200点! キャンパーならきっとワクワクするにちがいない。
ちなみに筆者も、取材よりも買い物に多くの時間を費やしたのはココだけの話だ。
これがMAX CAMP 名物① 「すぱいすの壁」
店の奥で存在感を放っているのが「すぱいすの壁」。万能スパイスを中心に80種以上をそろえているが、今後はさらに増える予定。
これがMAX CAMP 名物➁ アウトドアスパイス自動販売機
店の前にあるアウトドアスパイス自動販売機は、24時間購入が可能だ。キャンプは早朝や夜中に出発することも多い。そんな時間でもスパイスが手に入るのがうれしい!
「まっくす」や「ほりにし」など常時十数種が並び、定期的に入れ替えもしている。キャンパー
だけでなく、近所の住人も買いに来るという。
キャンパーの胸に響く! MAX CAMPのこだわり
一般的なアウトドアショップとはひと味違う、MAX CAMP。松浦オーナーのこだわりの一部を聞いてみた!
キャンプ飯を昇華させるPB商品を開発!
オリジナルの食品は10点ほど。キャンプのクッカーに合わせた量や味付けだったり、焚き火をしながら楽しめたり、キャンプ飯が手軽においしくなるものを開発している。
シェラカップ一杯分のご飯に最適な量が入っている、写真上の「シェラ飯」シリーズ(324円)、「キャンプの朝に優しいお茶漬け」(5袋入り、449円)。
「CAMP de ODEN」(432円)は汁の量がメスティンで加熱するのにちょうどいい。残った汁でおじやもおいしい!
子どもも大人も自分で焼いて盛り上がる! 「焚き火せんべい」(648円)。プレーン6枚、胡麻6枚入り。
キャンプでせいろ蒸しって、けっこう盛り上がるのだ! 写真左からMAX CAMPオリジナルの「キャンプせいろS 土台セット」(4730円)、大きめサイズの「キャンプせいろ大土台セット」(5060円)
「サイトから手が届く」ギアがテーマ
取り扱いギアは、サイトに座って手が届くランタンやバーナー、クッカーなど小型のものがメインで、松浦さんの気に入ったものを厳選。定番から個性派まで多彩だ。
レンメルコーヒーのロゴが入ったトランギアケトルとレザーケースのセット(9900円)が松浦さんのイチオシ。たたずまいがおしゃれ。
「キャンプっぽい」品を集める
キャンプ用の食品だけでなく、松浦さんの独自目線で「キャンプっぽい」と感じた食品を販売しているのがユニーク。
一見、「?」なものでも説明を聞くと「なるほど!」となるので、お店でたずねてみて!
コーヒーのドリップバッグと思いきや、実は日本茶。焚き火で沸かした湯を、コーヒーのドリップのように淹れられるめずらしい一品。なんとなくキャンプっぽい雰囲気に!?
こちらのアーモンド×小魚のおつまみは、どんなところがキャンプっぽいのかな?と思ったら、容器に秘密あり!
ひっくり返すと容器が皿のようになるので、新たに皿を出す必要がなし! キャンプ中のよけいな洗い物が増えなくて◎!