ここ数年のキャンプブームで一気に種類が増えた焚き火台。数あるモデルのなかで、キャンプ雑誌・GARVY編集スタッフが「前から気になっていた!」という焚き火台をインプレッション! はたして、その使い心地は⁉
編集スタッフ・高梨達徳が気になっていた焚き火台は……
TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト) 焚火台マクライト
選んだ理由→火加減が調整しやすく、持ち運びに便利な焚き火台を探していたから
ULだけど料理が楽しめる、火力調整可能な焚き火台!
![画像: ULだけど料理が楽しめる、火力調整可能な焚き火台!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/09/25/6ed0e0b7d5db7ac4fe926b0c757f5c881119ceeb.jpg)
基本的に自分のキャンプスタイルは、バイクで出かけるソロキャンプがメインなので、焚き火台は小さくまとまるギアをこれまで選んできた。
ただ、コンパクトさだけを優先すると、料理などで火力の調整が難しく、扱いにくいものが多くて、結局、ストーブを出して調理することも多々。
ソロキャンプならそれでもよかったが、ここ最近のキャンプブームで初心者の友人たちと出かける機会も増えたので、複数人で使える焚き火台を探していたのだ。
そこで見つけたのが、昨年の秋に予約販売を開始したトウキョウクラフト(TOKYO CRAFTS)の焚き火台マクライト。
ゴトクを除けば794gと軽量で薄型ながら火床が広く、複数人での使用が可能らしい。ということで、早速使ってみた。
実際に広げてみると、たしかに小さくはない。そして安定感が抜群だ。この手のウルトラライト(UL)系は、足が棒状のものが多いけれど、こちらは設置面積が長い鉄板型。そして組み立てが簡単なのもポイントが高い。
いざ薪を並べて点火してみると、サイドのスリットから風がガンガン入るので、燃焼効率がすごくいい。調理もしてみたが、これがまた使いやすいようにできている。
ゴトクは高さ調整が可能で、本体側面のパネルに設置すれば火床に近く、スタンドに設置すると遠火になる。この機能と合わせて焚き火の火加減を調整すれば、トロ火から強火までの調理ができるじゃないか!
ゴトクにはコッヘルなど、小さいものなら2個置くことも可能なので、主食とおかずを同時に調理することもできた。
ゴトクは耐荷重が7kgまでなので、ダッチオーブンの使用は無理だけれど、スキレットなら重量次第で使えるものもありそう。
ということで、キャンプでは料理を楽しむ自分と相性のいい焚き火台だった。
マクライトのよかった点
ゴトクは2段階の高さ調整が可能
![画像1: ゴトクは2段階の高さ調整が可能](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/09/25/df615632059060f3c1e50efa7441a0c96bced153.jpg)
![画像2: ゴトクは2段階の高さ調整が可能](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/09/25/81f61c2ae12f04de39627ec27a40486e11b8138c.jpg)
ゴトクの設置場所を変えることで、遠火と近火の2段階の高さに対応。焚き火料理でも火力の調節がしやすい。コッヘルとメスティンが同時に使える2コンロスタイルだ。
燃焼効率のいいスリット
![画像: 燃焼効率のいいスリット](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/09/25/9ad57aee34b5fcdb7375e1b05513e8d1b6c96e75.jpg)
サイドには、しっかり空気を取り込めるスリットを配置。火床との組み合わせがよく、空気の取り入れ量が多く燃焼効率はバツグン。ガンガン薪を投入したくなる仕様だ。
後片付けが楽々!
![画像: 後片付けが楽々!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/09/25/3cdc2a3ac00ae32eb0a11eb49fd36971fdb6ef29_xlarge.jpg)
パーツ点数の少ないマクライトは、片付けも楽ちん。残った炭を集めやすいので、灰も捨てやすい。パーツはすべてステンレス製なので、掃除や洗浄しやすいことも高ポイント。