「選」が重要な100均グッズアレンジ
いまや日常生活で活用することも多い、100円均一ショップのグッズ。販売されているアイテム数は、もはや把握できないほどで、デザインもレベルアップしている印象だ。
さらに、100均ショップの製品ながら500円以上で販売されるラインアップも増えており、「リーズナブルな役立ちアイテム」と割り切れば、昔のように「安かろう、悪かろう」と敬遠することはない。
とはいえ、この100均グッズは、「選ぶ人(使う人)」を選ぶこともある。写真の「BEFORE」を見てもわかるとおり、本誌・オオハシが装着すると乱雑極まりない。
しかし、「AFTER」写真を見ると、美しく機能的に、そして楽しそうにディスプレイされている。 これが、今回「選んだ人」としてご登場いただいた三沢さんの「目のチカラ」。
スタイリッシュなデザイン、役立つ100均グッズは、「選」が重要なのだ。でもね。失敗してもいいんですよ。またトライできるのが、この雑貨カスタムのいいところなんだから。
100均グッズを選んだ人
CAMMOC代表 三沢真実さん
キャンプのある暮らしをテーマにライフスタイルを発信するクリエイターズユニット「CAMMOC(キャンモック)」代表。軽バンの車中泊旅の様子を、ウェブサイト「SOTOBIRA」で連載中。
BEFORE カーネル編集長・大橋の愛車
車中泊雑誌『カーネル』編集長・オオハシの日産・ウイングロード。マットはオンリースタイル、シェードはアイズ、寝袋はコールマンかモンベルを使用。この「3種の神器」は高性能だが、それ以外は乱雑!
購入した100均グッズはこちら!
三沢さんは、ダイソー2店、セリア1店を回って購入。実用的な小物を使って、快適さを増すように考えたという。コンセプトはずばり「ノマドワークも快適なワンルーム」。実際、この愛車でリモートワークを行うというオオハシも興味津々!
タオルやカップなどの日用品で、吊り下げることができるアイテム。メッシュパネルとハンギングチェーンに付けて、手を伸ばせばすぐに使うことができるようにする。
文具小物。メッシュパネルにポケットを装着して、ノートを入れたり、クリップでレシートやメモを挟んだり、仕事をしやすくする。カラビナなども汎用性は高い。
積み重ねて使用でき、使わない時は折りたためるコンテナが便利(奥)。ゴミ入れもビニール袋そのままだと使いづらいので、自立する袋タイプのものが便利(手前)。
除菌シートやマウスウォッシュなどの日用品。メインの箱の中に大きさの合う小さな箱やポーチを入れて、巾着などで隙間を埋めるように収納する。
クッションカバーの中に寝袋を収納するのもおすすめ。今回はカバーにヌードクッションを2個入れてボリューム調整。
小さく収納できる小さなテーブルがあると作業が楽になる。さらに、ランチョンマットなどが一枚あることで雰囲気がアップ!
ハンギングツール。テッシュカバー、日用品や食品などを吊り下げられる袋とハンギングフックもあると便利。
ランタン、ランタンをハンギングするツール、電池など。ライトはさまざまなタイプがあるので、用途によって選びたい。
サンバイザーに取り付けられるカバーとサングラス。カバーが付いているだけで、雰囲気が出る。
まさかのドライバッグもあり! さすがに110円ではないが、容量に合わせて自由に大きさを変えられ、車中泊にピッタリ。
AFTER! 100均グッズだって十分高機能な室内に変えられる
三沢さんチョイスの100均グッズをディスプレイした車内がこちら! おしゃれに、機能的に、車中泊が楽しめるようになっている。このセンスのよさはさすが!
下記でディスプレイのポイントを紹介しよう。
文房具や日用品を整理
文房具や日用品などの小物は吊り下げたり、ボックスに入れて。ワイヤーネットは持参したが、その他は今回購入したものばかり。100円グッズが小物整理に活躍する好例。
ドライバッグやクッションは寝床に
マット上にはクッションやドライバッグをおいて。ドライバッグには、着替えを入れたり、逆に使用済みの濡れ物を入れることもできる。クッションや枕替わりにもなる。
小型テーブルは後部に配置
ドリンクやカップなどを置いておける小型テーブルは、ティッシュなどと一緒に後部に配置。車内生活でも使用しつつ、リアゲートを開けて、車外で過ごす場合にも役立つアイテムだ。
就寝時は前席も天井もスペース活用する
前席は収納スペースとして活用する。コンテナが2個もあるので、小物を入れて、簡単に移動できるようにしておく。吊り下げ系のアイテムが数多くある100円グッズ。グリップに装着するフックやカラビナなど、車中泊では役立つものばかりだ。