【概要】滋賀県・マイアミ浜オートキャンプ場の取材レポート。2021年人気キャンプ場ランキング西日本第1位に輝いた同キャンプ場の人気の秘密を紹介。

近畿はもちろん東海からも訪れやすいアクセスのよさ

画像: キャンプアイテムや飲食物が販売されているショップも併設。「コールマン パートナーフィールド」ということで、コールマン製品が満載。

キャンプアイテムや飲食物が販売されているショップも併設。「コールマン パートナーフィールド」ということで、コールマン製品が満載。

電源、温水シャワーやランドリー、アイテムショップなど、さまざまな設備は確かに整っている。さらにキャビンなどの種類も多く、ユーザーのニーズに合わせて選ぶことができる。

画像1: 近畿はもちろん東海からも訪れやすいアクセスのよさ

そして何よりも、琵琶湖を望むロケーションはすばらしい。約1kmにおよぶ砂浜に沿って、細長く広がるキャンプ場。付随するレジャー施設も含めると、総面積はかなり広い。人気を集める要素は十分といえる。

しかし今回、吉川さんがキャンプ場の最も大きな「強み」として挙げたのは、まったく異なることだった。

画像: 早春のマイアミ浜オートキャンプ場にて、琵琶湖をバックににっこり笑顔のスタッフの皆さん。きっと、この笑顔に多くのキャンパーがいやされたことだろう。

早春のマイアミ浜オートキャンプ場にて、琵琶湖をバックににっこり笑顔のスタッフの皆さん。きっと、この笑顔に多くのキャンパーがいやされたことだろう。

「接客の丁寧さ。“お客さまを心からお迎えする”ということを、スタッフは徹底しています。立地のよさや設備も、もちろんウチの特徴ですが、それよりも“接客”だと思っています」

そうか。冒頭で「吉川さんの優しい口調」と書いたが、一貫してマイアミ浜オートキャンプ場から感じる印象は、この「優しさ」だと実感。

スタッフの雰囲気づくりを大切にしており、どうやら、その雰囲気が、訪れるキャンパーたちに伝わっているようだ。

画像: 少人数用の小型キャビンから大型キャビンまで、宿泊施設の数も多い。

少人数用の小型キャビンから大型キャビンまで、宿泊施設の数も多い。

では、今後のビジョンを聞いてみる。

「いまのキャンプブームで、今後はさらにキャンプ場は増えていくと思います。ただし、私たちは施設をどんどん増やしていくことは難しい。そのなかで、どうやって生き残っていくか……。やっぱり、私たちの強みである『キャンプ場の雰囲気づくり』を、より充実させていくことだと思います」

画像2: 近畿はもちろん東海からも訪れやすいアクセスのよさ

近年のキャンプブームは、肌で感じているそうで、4~5年前からキャンパーは増えたという。ただし、そのスタイルは大きく様変わりしたとのこと。

「ソロやデュオが増えましたね。平日はソロ&デュオ、週末はファミリーや仲間同士のキャンパーが多いです。ソロやデュオの皆さんは、静かに自然を味わっているようで、なんだか本来のキャンプの姿に戻ったように感じます」

画像: 場内には、キャンプサイトのほかにも特徴的な施設や体験フィールドが多数。バイクソロキャンプやカヌー教室用広場、洗浄水を再利用したトイレ、キャンピングカー専用サイト、マイアミ牧場などがある。

場内には、キャンプサイトのほかにも特徴的な施設や体験フィールドが多数。バイクソロキャンプやカヌー教室用広場、洗浄水を再利用したトイレ、キャンピングカー専用サイト、マイアミ牧場などがある。

せっかく家族や仲間とキャンプに来たのだから、遅くまで楽しく騒ぎたい気持ちもわかる、と吉川さん。

「キャンプの楽しみ方は人それぞれ。スタイリッシュに楽しみたい人、シンプルに楽しみたい人、楽しく過ごしたい人、それぞれでいいと思います」

画像: 10名以上で利用できる大型キャビン「BIG マイアミ」も。

10名以上で利用できる大型キャビン「BIG マイアミ」も。

さまざまなキャンプスタイルを否定することはなく、「ただし」と吉川さんは付け加える。

「自分たちだけが“楽しい”ということでは困ります。まわりの人にもご配慮願いたいですね。せっかくウチに来ているのだから、夜は早く休んでいただいて、翌朝、早起きして、一度ぜひ見てほしい景色があります。琵琶湖から出る朝日です。とても神々しくて、言葉が出ないほど。自然と近いキャンプだからこそ、味わってほしい」

なるほど。確かに、またここを訪れたくなる気持ちもわかった気がする。

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