【概要】コールマンの2022年新製品「タフドームエアー/240+ヘキサセット」と「リバーシブルファンベンチレーション」のレビュー。2022年7月発売予定。

積極的に空気を循環させて湿気と熱気をコントロール

画像: 家族3~4人での利用にちょうどいい240サイズのテントとタープのセット。

家族3~4人での利用にちょうどいい240サイズのテントとタープのセット。

コールマンの2022年新作テント「エアー」シリーズは、夜までテント内に熱気がこもる、日本の夏キャンプシーンを鑑みて開発された製品だ。

画像: タフシリーズで採用されているクロスフレームに、前後ポールを追加することで、同モデルでは強度と出入りしやすい高さを確保。大型ベンチレーションは健在だ。

タフシリーズで採用されているクロスフレームに、前後ポールを追加することで、同モデルでは強度と出入りしやすい高さを確保。大型ベンチレーションは健在だ。

もともとコールマンのテントは、優秀なベンチレーションを搭載しているが、さらに小型ファンで積極的に空気を循環させられるのがうれしい。

同社では2003年に「テントクーリングファン」、2010年代には「リバーシブルファンベンチレーション」の原型ともいえる「テントファン」が発表されていた。

画像: 市販のモバイルバッテリー・10000mAhで、6.5~9時間の使用が可能。ダークルームテクノロジー+ファンによる風で、蒸し暑さを軽減できる。夏のキャンプに活躍しそうだ。

市販のモバイルバッテリー・10000mAhで、6.5~9時間の使用が可能。ダークルームテクノロジー+ファンによる風で、蒸し暑さを軽減できる。夏のキャンプに活躍しそうだ。

新作「リバーシブルファンベンチレーション」では、手持ちのモバイルバッテリーを使えること、そして向きを入れ替えれば空気の排気も可能なのが大きな違い。

画像: 専用ハンガーをファンの溝に挟むようにして固定する。ハンガーごと向きを変え、吸気と排気を選択できるのがうれしいポイント。コンディションによってマルチに使用できる。

専用ハンガーをファンの溝に挟むようにして固定する。ハンガーごと向きを変え、吸気と排気を選択できるのがうれしいポイント。コンディションによってマルチに使用できる。

専用ハンガーとバッテリー類を入れられるポケットが用意されており、居住性はお墨付き。ダークルームテクノロジーとファンによる積極的な空気循環で、涼しい寝室を生み出せる。

ファミキャン用の240、3025、2ルームだけでなくソロキャン用のツーリングドームにも「エアー」があることも好感が持てる。

画像1: 積極的に空気を循環させて湿気と熱気をコントロール

■POINT クリアウインドウ

画像2: 積極的に空気を循環させて湿気と熱気をコントロール

クリアウインドウを開ければ、ほどよく外光を取り入れられる。寝室の明るさだってコントロールできるのだ。

■POINT テントとタープを連結

画像3: 積極的に空気を循環させて湿気と熱気をコントロール

テントとタープをトグルでジョイントできるのが新しい。片側を固定できるので、簡単にタープを張れる。

とっておきの製作秘話 by コールマン

気流によるスピード冷却で、より快適

今回はダークルームテクノロジーにワイドエアーシステムも導入し、いままで以上に、より涼しいキャンプ体験を可能にしました。

このシステムは、通常のメッシュより1.5倍のワイドエアメッシュとリバーシブルベンチレーションによって、外の低温の空気を強制的に取り入れ、こもった熱気や湿気を排出し気流をつくりあげるので、テント内の温度上昇や人間が感じる体感温度を素早く下げることが可能になります。(コールマン事業部)

スペック

画像: スペック

収納サイズは全部まとめて約68×22×18cm、重量約8kg。定番サイズのテントとタープをまとめて収納できる。ボリュームはあるが重量は10kg以下で、タープ用のポールを1本抜けばより軽くなる。

■タフドームエアー/240+ヘキサセット 5万4800円

<タフドームエアー/240+>
本体サイズ:約430×240×H165cm
インナーサイズ:約240×240×H150cm
重量:約7.5kg
耐水圧:フライ約3000mm、フロア約2000mm

<ウィンズヘキサ+>
本体サイズ:約420×435×H220cm
収納時サイズ:約φ5×68cm
重量:約4.5kg
耐水圧:約3000mm

■リバーシブルファンベンチレーション 3980円

本体サイズ(ファン):約φ18×7.5cm
重量:約300g

※上記製品はともに2022年7月発売予定

写真:佐藤弘樹 
文:大森弘恵 
出典:GARVY2022年4月号 

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